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うりpapaのブログ一覧

2020年04月13日 イイね!

整備マニュアルとパーツリストのお話 SL125S

整備マニュアルとパーツリストのお話 SL125S


SL125Sのレストア シーズン2において、少し前に、クランクケースを左右に割り、トランスミッションアッセンブリーやクランクシャフト、キックスピンドルなどの重要パーツを取り外しました。
その際、画像の「ワッシャー」が右側のクランクケースにへばり付いていて、どのシャフトから外れ落ちたものかがわからなくなりました。

これまでの経験からだいたいの見当はつくのですが、確証がないのでこれを得なければ組立て作業ができません。



整備マニュアルを見ても、ワッシャーの取付部位なと、そんな詳しい記載はありません。



パーツリストを見ると、アッセンブリーのパーツ構成が明確に出ていますので、これと照らし合わせて、欠落しているワッシャーがあれば、それが迷子になったワッシャーという訳です。

このように明確な確証を得て自信を持たなければ、組立ができないのです。
組立後に間違いに気付いても時すでに遅かりしでありまして、分解に大変な労力を強いられますし、新品のガスケットをもう一度用意しなければならないという経済的な負担が生じますし、これが後々精神的なダメージと発展するのです。
もし、間違いに気付かなかったとすると、1枚のワッシャーが元でメカニカルトラブルが発生して大変な目に遭うことにもなりかねません。

従いまして、パーツの取扱いにはより慎重な行動で臨むということです。
そのためには、整備マニュアルだけでなく、パーツリストも対で必要となります。
50年前のパーツリストですので、これを見ながらホンダに注文してもほとんどのパーツは保管されていませんので、パーツ構成の確認作業くらいにしか役には立ちませんが、いざ鎌倉の時には大いに頼りになります。
まぁ、こんな古いものを手に入れること自体が困難であるのですが …

ということで、車両を本格的に整備したいというのでしたら、整備マニュアルとともにパーツリストを揃えておくことをお勧めします。
… いやいや、必須です!
Posted at 2020/04/13 11:01:53 | トラックバック(0) | SL125S | 日記
2020年04月08日 イイね!

エストレヤの完成形のお話 エストレヤ

エストレヤの完成形のお話 エストレヤ思い付きの「バキュームメーター(負圧計)〜四輪用 (二輪用は見たことも聞いたこともない。) 」を取り付けました。
バイクに取り付けるのは初めてのことです。
そして、取り付けて初めてわかったことがありました。

それはエンジの設計上と言いますか、性格上と言いますか、性能上と言いますか、そのような問題なのですが、バイクの場合は負圧値がとても小さいという事なんです。

だから、アイドリング時の針は、メーターが示しているアイドリングエリアの適正位置に来ずにドライビングエリアで単気筒の鼓動に合わせて大きく上下に揺れます。※
走行時の針は、パワーエリアの負圧値0にかなり近いところを指しています。
エンブレ時の針は、アイドリングエリア内を指しています。
※画像では赤い扇形の部分が、アイドリング状態で針のぶれている様子です。

二輪に四輪用の負圧計は適していないことがわかりました。
まぁしかし、思い付きで取り付けたお飾りですので、探求するのはやめて、コックピットカスタムの一環としてこのままにしておきます(笑)



SL125Sのストックパーツ類を見ていましたら、燃料ホースにかます「フィルター」を見つけましたので、画像のとおりエストレヤに取り付けました。
エストレヤのタンク内は極めて綺麗で、錆はないと思うのですが、10年近く経過していますのでひょっとするとひょっとする…ということで、念には念を入れた次第であります。
面白いのは、ガソリンはフィルター内をドッと流れるのではなく、点滴のあれのようにポトンポトンと落ちながら流れていきます。

とりあえずはこれでエストレヤの完成形となりました。
時々通勤に使用しているのですが、お次に登場する時は、燃費計測の報告になろうかと思います。
Posted at 2020/04/08 19:08:02 | トラックバック(0) | エストレヤ | 日記
2020年04月07日 イイね!

ノギスと充電器のお話 SL125S

ノギスと充電器のお話 SL125SSL125Sのレストア シーズン2もいよいよ折返し地点まで漕ぎ着けました。
このまま順調に進めることができれば、ゴールデンウィーク頃には完成できて走行できるものと読んでいます。

これからの作業は、エンジンの組立てに向けて、各パーツの点検と選別をやります。
予備エンジン1も分解して、オーバーホール中の予備エンジン2のパーツと比較し、あるいはシリンダーのように手持ちしている予備パーツとも比較してより良いものを選択するのです。
これはとても重要な作業であります。
もちろん、消耗品である「ガスケット、パッキン、オイルシールの類」は全て新品に交換します。

パーツの比較は、目視でできる場合がありますが、ほとんどの場合は、幅(大きさや隙間)を計測します。
そして、消耗度の少ない方を選別するのです。

その計測ツールが「ノギス」であります。
ノギスはノーマルツール寄りですが、一般家庭のほとんどにあるかというとそうでもないので、「特殊ツール」に分類できると思います。

画像のものは、「デジタルノギス」と「百均プラノギス」であります。
もちろん、レストアでは高精度のデジタルノギスを使用しますが、画像のとおり、1mm未満の誤差なら容認ができるような計測であれば、百均プラノギスも使えないことはありません。
これが言いたかっただけです(笑)
なお、百均プラノギスは、昔、作業をする際に自宅にデジタルノギスを忘れて来て、仕方なく作業場近くの百均屋で買ったものであります。
でも普段使いでは役に立っているんですよ、たったの100円なんですが…(笑)



レストアの完成間際には、新品の6Vバッテリーを充電しておく必要があります。
一般のご家庭に今時 6Vバッテリーを積んだバイクは無いでしょうから、充電器は12V専用のものでよいのですが、私方の事情では 6Vも充電できるやつが必要となります。
中華製ではありますが、画像の充電器のように、6Vと12Vの共用タイプがまだ生産販売されていて、ネット通販で購入できます。
わたしゃー、嬉しゅーて嬉しゅーて涙がチョチョ切れるじゃーあーりませんか!ねぇー、あなた !!(笑)
これは未だに中国や東南アジアの諸国で6Vバイクが活躍しているからなのであります。
なお、これは2台目であり、高機能品をチョイスしました。
Posted at 2020/04/07 17:08:05 | トラックバック(0) | SL125S | 日記
2020年04月06日 イイね!

バキュームメーター(負圧計)のお話 エストレヤ

バキュームメーター(負圧計)のお話 エストレヤ我がエストレヤのメーターは、純正と同じくシンプルなワンメーターなのでありますが、すでに紹介していますとおり、中身が全然違います。
コックピットオタクに相応しい超多機能となっているのです。



今回エストレヤは、キャブレターや燃料コックの不調により、燃料周りのオーバーホールをしたのですが、おもしろいことを思い付きました。
このキャブレターは、インマニ側に「負圧測定(利用)のためのニップル(画像の赤い←→)」を備えており、この負圧を利用して燃料のオートコックなどの機能を実現していました。
オートコックが不調のためにシンプルな燃料コックに交換しましたので、負圧の利用機能が余ることになったのです。



そこで、画像の「バキュームメーター(負圧計)」を取り付けて、ワンメーターを縦型ツインメーターにすることにしました。



ターボ付きエンジンですと、バキュームメーターにターボメーター(加圧計)を加えた一般にブースト計と呼ばれている連成計を付けたりします。
もちろん、画像のとおり、うちのJB64Wのコックピットにもこの連成計は備えています。
ターボメーターはターボ圧値によりターボの効きを確認するものであり、タコメーターと並んで「走り」をとても意識した機能的なスポーツメーターであります。

一方、今回エストレヤに取り付ける予定のバキュームメーターは、ターボメーターに相反して、「エコラン、すなわち燃費走行」のために特化したとても効果的なメーターなのであります。
できるだけアクセルを開けずに走るのがエコランの秘訣ですが、負圧値が大きければ大きいほど燃料を絞った走行になりますので、バキュームメーターはとても参考になります。

しかしまぁ、今時の車には「燃費計」が付いていますので、バキュームメーターの出る幕は全くありません。
電流計は診断データ豊富な電圧計に取って変えられたように、キャブレターからIFに進化した今はバキュームメーターは高機能な燃費計に取って変えられており、市販されているメーターの種類はずいぶん少なくなりました。
ただし、多連装キャブレターを同調させるために使う負圧計は特殊ツールとして現在も健在であります。

このエストレヤは、単純な2バルブ単気筒、低出力、高フラットトルクエンジンを積んでいますので、車重が軽いことも相まって好燃費車であり、45km/L以上をマークします。
ちなみに、SL125Sは軽く55km/L超えをする超エコバイクであります。
またの機会を設けてお話しますが、私のカスタムバイクはいずれも前後のスプロケットを交換するなどして、これ以上ないほどの「ハイギアード化」を実現していますので、メーカーが示している定地走行燃費値よりもよい数値をたたき出しています。

今度暖かい日に、このエストレヤでバキュームメーターを頼りに、50km/L以上を目標にひとり燃費走行会を開催しようと考えています。
もちろん、SL125Sのレストア シーズン2が完了したら、これも60km/L以上を目標にひとり燃費走行会をやりたいです。
Posted at 2020/04/06 12:11:09 | トラックバック(0) | エストレヤ | 日記
2020年04月04日 イイね!

エストレヤの調子が回復したお話 エストレヤ

エストレヤの調子が回復したお話 エストレヤ10年近く乗りっぱなし(とは言っても7,000km少しばかりしか走っていないのですが…)のエストレヤが2週間前についに不調領域に迷い込んで脱出できない状況と相成りました。
原因は「オーバーフロー」であることは素人ですが長年の経験から察しが付きます。

400円の新品フロートバルブと、画像にはありませんが800円の新品フロートチャンバーガスケットに交換してから油面調整をしたのですが、ドンピシャとなるまで、オーバーフロー症状と、その真逆のガソリン途絶症状の繰り返しとなる大変な作業となりました。
メーカーが指定しているちょうど良いところは、ガソリンが途絶とならずにオーバーフローをしない、そのギリギリのところなんです。
そのギリギリという範囲が極狭いのです。
その狭いところへ来るように調整をしたいのですが、クランクケースとフロートチャンバーとの間が狭くて4本のボルトをドライバーで回すのに手間がかかり、そんな作業に大いに時間を費やしてしまいました。
当然ながら血圧はかなり上昇していたと思います。
自分の鈍臭さに怒りを覚えたことは数え切れないほど… (汗)
フロートチャンバーが、SL125Sのキャブレター PW22のようにワイヤーでロックするやり方であれば、取外し・取付けはいとも簡単に行えたんですが …

心にゆとりなど全くあるはずもなかったので、そんなとんでもない非生産的な苦労をしている様子を写した画像は一切ありません。
言葉で説明すると、
①フロートチャンバーを開ける。
②フロートを外してバルブの位置調整をする。
③フロートを取り付ける。
④フロートチャンバーを閉じる。
⑤燃料コックを開けて油面を確認する。
⑥燃料コックを閉めてフロートチャンバー内のガソリンを抜く。
というルーティンなのですが、これをたぶん100セット以上はこなしたように思います。
ドンピシャの状態まで持って来るのに、半日を2回=丸1日の時間を要しました。

油面は画像のように、フロートチャンバーの底にビニールパイプを取り付けて、サイホンの法則により確認をします。
ドンピシャの油面というのは、フロートチャンバー上部端のところなんですが、とにかくフロートのバルブ位置調整が極めて繊細で、ドンピシャのところに持って来ようとして、少しでも余計に曲げてしまうと、思っている以上に油面が変化し、逆の症状に変化してしまうのです。

よくもまぁ根気よくやったものです(小さい頃、母親からはよく「ほんまに根気のない子やわ」などと罵られていたのにですがね(笑))。
だいたい、ズブの素人には「作業の勘」というものを全く持ち合わせていないので、余計に時間を要したのであります。
SL125Sのレストア シーズン1の際もやりましたが、設定がシビアでないためにもう少しアバウトな設定で済ませることができました。
シーズン2ではゲージですでにセッティングしていますが、微調整を強いられることになるでしょう。
そうなると、今回の経験を活かせたら嬉しいです。

オーバーフローやガソリン途絶が何かの拍子にいつ再発するかもしれませんので、すぐに対応できるようにビニールパイプはそのまま取り付けて、普段はフロートチャンバー底の栓を締めておくことにします。




上画像は、スポンジ製のエアフィルターが劣化して粉化した様子です。
下画像は、交換した新品のエアフィルターです。
オーバーフローを修理するのに大変な苦労を強いられましたが、この粉がエンジン内に吸い込まれてしまえばそれどころではありません。
事前に発見・交換できて本当に幸運でありました。
エンジンの腰上オーバーホールとなればもっともっと大変であり、持病の椎間板ヘルニアが再発してしまいます。
キャブ調整と燃料コックの交換だけで済んだことを大いに喜びます … 何事もポジティブ シンキングなのであります(笑)



以前からガソリンタンクの燃料コックからもガソリン漏れが少々ありました。(予備燃料切替コックの丸いパッキンが劣化して何箇所にもわたって亀裂が入っていました。)
さらにエンジンの負圧を利用したオン・オフ自動コックの調子が良くなかったので、この際、オーソドックスでシンプルなオン・オフ・リザーブのコック手動切替式のものに交換しました。
さらに燃料パイプの途中にオン・オフ手動コックをかまし、二重のコックにしてガソリンの漏れ防止を徹底しました。



アイドリングは 1,150rpm で頗る安定し、アクセルのツキも良く、完全に元の調子に戻りました(嬉)
ほんと、やれやれです。
これでSL125Sのレストア シーズン2に没頭できます。
残すパイロット(スロー)スクリューの微調整は、少し走った後に行います。

私の「コックピットカスタム」と「オイルクーラーカスタム」はこのエストレヤとて例外ではありません。
コックピットは、他のカスタム車のようにメーターをずらりと並べるのではなく、多機能ワンメーターにして、旧車バイク感が損なわれないように配慮してカスタムしました。
タコメーターは当然として、電圧計や油温計、気温計、時計等々が表示できます。
燃料計もあるのですが、ガソリンタンク内に計測ゲージが備わっていませんのでこれは表示できません(笑)
また、油圧警告灯もあるのですが、油圧スイッチを取り付ける適当な箇所がありませんし、大きな油圧値は期待できないので保留となっています。

メーターの左下側に示す数値は、油温であります。
気温と切替表示となっています。
油温センサーは、ドレンボルトアダプターにより取り付けています。
エンジンのオイル漏れはなく、クランクケースもオイル漏れはなく、とても綺麗なエンジンユニットであります。
オイルクーラーはオーバークールを防止するために、現在コアの前にカバーを付けています。
前ブログに記しましたが、エストレヤもコアのオイル流出口に温度計を取り付けて油温計の温度と比較しながら冷却管理をしたいと思っています。
Posted at 2020/04/04 14:40:59 | トラックバック(0) | エストレヤ | 日記

プロフィール

「[整備] #SL125S 若いもんにゃー負けへんでー! エンブレムの複製 https://minkara.carview.co.jp/userid/1608170/car/2883992/7523005/note.aspx
何シテル?   10/09 10:16
≪車両管理分担≫ ウンチク平 … JB64W モリチク平 … SL125S ≪オタク度≫ ● 何かにつけて、ウンチク平モリチク平すること半端ない! ...
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