2020年06月11日
昨晩、何やら荷物が届き、嫁さんから「これはなーに?」と追及をされました。
言い訳してもラチが飽きませんので、荷物を開梱すると、中からはご覧の錆々でボロボロのリアサス一式が …
嫁さんは呆れ顔 …(汗)
何か匂いが … 腐れ臭でもしたのでしょうか?
うり君がどこからともなくすっ飛んで来て、その異臭をクンクン …
おまえは犬やったんけ? … (笑)

少し前にここブログで、SL125Sのリアサスのウンチク平モリチク平を唱えました。
(↓URL 参照のこと。)
画像の上のリアサスは、現在、SL125Sに取り付けている、ダンパーが上部にある初期の「倒立型」のものです。
レストア シーズン1の際にレストアしたものです。
下のリアサスは、その後採用されたダンパーが下部にある「正立型」のものです。
ネットで画像をお借りしました。
今回手に入れた錆々でボロボロのリアサスは、ダンパーが下部にある正立型のものです。
ヤフオクを見ていましたら、各種バイクのパーツ類を取り扱う中古パーツ屋さんからまさに捨て値で出品されているのを見つけたのです。
養殖魚の餌の入れ喰いの如く、私はすぐに飛び付きました。
実はレストア シーズン2で全身全霊、粉骨砕身やり尽くしたことから、レストア癖が身に染み付いてしまいまして、ちょうど禁煙し始めた時の「口寂しさ」みたいなもので、急に辞めてしまうと死んでしまうか、そうでなければ一気に歳を取ってしまいそうな、そんな本能的な気持ちが働いて軽くレストアできる適当なものをずっと物色していたのでした。
SL125Sのリアサスはこれまで4セットほどレストアしましたが、全て倒立型のもので、正立型は今回が初めてです。
これだけ錆々でボロボロですと、レストア上何かしらの難関があるとは思いますが、楽しみながら、ボチボチとやっていきたいと思います。
出来上がったら、このリアサスは予備品としてコレクションしておきます。
作業経過は、整備手帳に記録します。
Posted at 2020/06/11 10:48:23 |
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SL125S | 日記
2020年06月10日
画像は、昨年2019年10月開催の関西最大級と言われている「古き二輪を愛でる会」のイベントに、嫁さんを連れてJB64Wで参加した模様で、過去ブログにその模様を記事にしています。
SL125Sのレストア期限は、今年10月に開催される予定であった同会イベントまでにとしていました。
再びSL125Sを同会に出品したかったからです。
レストアは余裕?のよっちゃんで早くも完成しましたので、秋のイベント開催までに完璧な調整が出来そうです。

今年2020年の開催案内について、同会のホームページ(↓の関連URL)を確認してみると、昨年2019年の開催案内のままです。
私は、この頃になるとコロナ騒動がだいぶ沈静化しているのではないかと希望しているのですが、先行きがどうなるかまだわからない状況にあるために、主催者さんは様子を見ておられるものと思います。
もし開催が決定されれば、もちろん私は再生SL125Sを引っ提げて参加します。
ところで、画像は同会ホームページのタイトル画面なんですが、これは昨年2019年のイベントの開催模様ではなく、2013年の模様なんです。
なぜなら、レストア シーズン1終了直後の我がSL125Sが写っているからです。
この時も同会イベントに参加をすべく、毎日レストア作業に励んでいました。
黄色↓のブルーの可愛らしいバイクがそれです。
キャリアにブルーのTL用のバッグを積んでいますので間違いありません。
SL90DXやSL230の近くにわざわざ止めたのを覚えています。
よく見ると、我がSL125Sを写真に収めておられる方が写っています。
結構な人気だったんですよ。
この時の往復の道中は大変でした。
キャブレターにスロットルバルブの抱き付き現象が発生するわ、ガスケットの貼り合わせに不備があって、シリンダーとクランクケースの接続部からオイルが漏れ出すわで、トラブルの中、執念で走らせました。
オイル漏れはイベントへの参加のために作業を急ぎ過ぎて注意が緩慢となったことが原因でした。
途中のコンビニの駐車場でオイル漏れの応急措置をしていたら、同じく同会イベントに参加をするために来られた方に親切に声を掛けて頂いたのを覚えています。
そんな我がSL125Sが何とかイベント会場までたどり着いて、そして画像のそこにあるなんて … 瞬時に全ての記憶が蘇るそんな情景が何かとても嬉しいです。
何としても開催して欲しいし、そうなれば必ず参加します。
ただ、主催者さんのご高齢化がかなり心配になって来てはいるのですが …
私は全然大丈夫ですよ … (笑)
Posted at 2020/06/10 08:09:56 |
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SL125S | 日記
2020年06月09日
朝、SL125S を見ると、エンジン左側下方のコンクリート床に「一滴ほどのオイルの滲み」があるのを発見しました。
これはかなりの緊張の場面です。
原因が大事であれば目の前が真っ暗です。
クランクケースの中央から漏れ出たオイルが左側に伝わって落下したのであれば、言わずもがなでありまして、これは最大の禍事であります。
ドライブシャフトやシフトスピンドルの根本からオイルが漏れ出たのであれば、オイルシールの交換が必要です。
左側のクランクケースカバーからオイルが漏れ出たのであれば、Oリングの交換が必要です。

ドキドキしながら、素手で漏れ出ているオイルの経路を探ってみました。
すると、すぐにオイルクーラーのライン上に設置した「オイルクリーナー」の後方のオイルホースとの継ぎ目から漏れているのが判明しました。
少しホッとした気分になって平静に戻り、クランクケースや左右のクランクケースカバー、左右の各シャフトなどのオイル漏れの可能性がある箇所を全部点検しまた。
異常はなく、当時の施工を信ずるに至りました。
キックスターター取付不備事件がありましたが … (汗)
ドライバーで金属バンドのボルトを締めてみると、緩んでいるではありませんか!
少し前にオイルクリーナー内の「オーバーホールのカス」を確認・清掃した際に、ここを締め忘れたものと考えました。
「わしゃー、なんちゅーボンクーラじゃー!!」と溜息を吐きながら、金属バンドのボルトを目一杯締めていくと、「カチャッ」と音がして締めが外れて緩んでしまいました。
この行程を3回ほど繰り返し、金属バンドが完全にバカになっていることを確認しました。
当時は一応はちゃんと締込みをしていたことがわかり、その意味ではそう、別の意味でちょっとホッとしました。
仕方がないので、カチャッと音がしないところで締めるのを止め、ちゃんとした金属バンドに交換するまで誤魔化して使うことにしました。
余計なもの(オイルクーラーシステム)を取り付けると、余計なトラブルに見舞われる可能性が大きい代表的な例であります(汗)

さて、SL125Sの調子であります。
いろいろなパーツの寄せ集めで組み立てたスペアエンジンですが、力強く走ってくれます。
30℃超えの今時、オイルクーラーはちゃんと機能をしてオイルを適度に冷やしています。
プラグの焼け具合は良く、燃調は悪くないと思われます。
しかし、20〜30キロほど走ると、アイドリングが1,000rpm前後にまで落ち込んで不安定になることがあります。
一度そのような事態になると、エンジンが冷えるまで元には戻りません。
エンジンストールに至ることは無いし、発進時のトルクもありますが、非常に心許ない感じです。
メインエンジンの場合もそういう現象が出ました。
しかし、完全に力を無くしまって、エンストをしましたし、発進時はトルクがスカスカになっていました。
キャブレターの調整をしても直りませんでした。
エストレヤのキャブレターは排ガス対応の付加機能があり、パイプやバルブだらけでかなり複雑な作りになっていますが、アイドリングや極低速時のエンジン回転の安定性は抜群です。
それに比べて半世紀前に作られた当時のPW22は、排ガスなど何の配慮もなく、とても単純な構造になっており、それが故に安定した状態にするまでの微妙な調整が難しいのではないかと思います。
このサブエンジンのこの新たなキャブレターをどのようにうまく調整するかが今後の大きな課題となるでしょう。
アイドリングの安定化について、ネット情報はかなりあります。
全部試してみたいと思っています。
また、旧車バイクを扱うバイク屋のオヤジさんにも相談してみることにします。
P.S.
オイル漏れの件
修理したはずなのに未だにオイルの滴がコンクリート上を汚しています。
金属バンドの緩みではなく、どうもオイルフィルターケースの蓋からジリジリと漏れているようです。
蓋には内部にOリングがありましたので、よもや蓋の隙間から漏れているとは考えもしませんでした。
液状ガスケットを駆使し、修理完了にします。
Posted at 2020/06/09 10:37:46 |
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SL125S | 日記