2021年02月13日
ライディング(ドライビング)・ポジションがしっくりきていないと、首肩がこったり、腰痛になったりしやすいのが乗物であります。
エストレヤはサドルシートを少し後退させつつ、後部を下げ、これに伴ってハンドルグリップを少し上げましたので、以前よりは微妙にポジションが変わっています。
本日、そのライディング・ポジションを確かめるために、中距離ツーリング(140kmほど)に出かけました。
画像のバックに写るお山は日本武尊で有名な「伊吹山」であります。
この辺りは、雪国の入口になるようで、中腹から積雪となっています。

せっかく、長浜に来たのですから、例の「茶しん」に寄らない手はありません。
リアキャリアに段ボール箱を括り付けていますが、これは嫁さんの下命で焼栗と高級莓を買って帰るのに、それを放り込むためのものです(笑)

ここに来たら、「イタリアン焼そば」であります。
ホワイト餃子も注文しましたが、30分ほど時間を要するということでしたので、残念ながらこれはキャンセルしました。
久方ぶりに食しましたが、大変美味しかったです。
目的地を往復するコースです。
ライディング・ポジションは窮屈さが無くなって、ゆったり感が増し、首肩腰への負担は少なくて、これなら日帰りツーリングに不安なく使用できます。
サドルシートの改造は「大成功」でありました。
相変わらず 自画自賛!! …(笑)
Posted at 2021/02/13 15:35:10 |
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エストレヤ | 日記
2021年02月02日
昨日は雨天でしたが、夜間の気温は8℃ほどありました。
今回は、タイヤ内の温度と空気圧の関係について、思いつくままにあれこれとウンチク平・モリチク平をたれるのであります。
空気は他のほとんどの物質と同じく、温度が上がると膨張し、下がると収縮します。
タイヤ内という密閉された空間では空気が膨張すれば圧力は高くなりますし、収縮すれば低くなるという相関関係にあります。
画像は、JB64Wに搭載している最新のTCMS(タイヤコンディション(温度と圧力)・管理システム)であります。
指定した空気圧になると警告を発しますし、タイヤに取り付けている各センサーの電池の容量が少なくなれば警告を発してくれます。
問題は中華製のリーズナブルな商品であるが故に、正確性や安定性に?が残り、耐久性は想像以上に短くて、買替えを頻繁に行わなければならないということであります(汗)
やはり1本は出さないと満足のいくものは得られないということでしょう。
それはともかくも、走行後すぐに信号停止で撮影したものですから、タイヤ内温度は全て気温と同じ8℃を示し、空気圧は前輪1.8Bar、後輪 2.0Barとなっています。
(スズキさんの指定では前輪 1.6Bar、後輪 1.8Barとなっていますが、走行抵抗を少なくして燃費を良くするために前後とも+0.2Barに設定しており、他の車両も同様の措置を取っています。)
このように、冬に空気圧を設定した場合、春夏に向けて気温が上がるにつれ、タイヤ内温度も上がりますので、空気圧も上がるということなんですが、いかんせん!新幹線 !
チューブレスタイヤも時間の経過とともに微妙にエアが抜けている関係で、空気圧は上がらずに冬の設定はしばらくの間維持できるということです。
ところが、夏に空気圧を設定した場合、秋冬に向けて気温が下がるにつれ、タイヤ内温度も下がりますので、空気圧も下がるということなんですが、そこに微妙なエアの抜けが加わりますので、空気圧の減りは早くなるのです。
空気圧に神経を尖らせている人は多くはありませんので、ほとんどの人はかなり空気圧が減ってハンドリングなどに違和感を感じるようになってからタイヤの異常に気が付いてガソリンスタンドなどでエアを充填しています。
女の場合はほとんどがこれです。
空気圧が、減っていることにも気付かない女ばかりです。
女は人一倍大好きですが…(笑)
ということで、夏から冬に向けての季節に空気圧を気にするようにすればいいということです。

15分も走れば、冬の冷たい雨で路面が濡れているにもかかわらず、タイヤが暖められて、前輪のタイヤ内温度は5℃も上昇し、それに伴って空気圧は0.1Bar上昇しています。
この時点で後輪のタイヤ内温度は2〜3℃しか上昇していませんので、もう少し温度が上がれば、前輪と同じように0.1Barは上昇することでしょう。
ジムニーの場合、前輪は重量のあるエンジンを支えており、左右の舵取りで路面との摩擦が大きいために後輪よりも早く暖められます。
一方、2シーターカーの場合は、後輪側にエンジンがあり、駆動力が大きいので、後輪の方が路面との摩擦が大きくて前輪よりも早く暖められます。
エストレヤも後輪の方が早く暖められています。
晴れた暖かい日であれば、もっと早くタイヤが暖められるので、タイヤ内温度も空気圧も大きくなります。
このように走行すると空気圧が高まりますので、走行直後に空気圧を整えてもその後に駐車してタイヤが冷えてしまえば空気圧は下がってしまい、求めている適正な空気圧を得ることができません。
したがって、空気圧の設定は走る前に行うことをお勧めします。

また、太陽光によってタイヤが温まりますので、画像のように太陽光が当たる右側前後のタイヤ内温度は上昇しています。
これによって空気圧も上昇する場合がありますので、空気圧の設定は四輪が同じタイヤ内温度の時に行うことをお勧めします。
F1などのカーレースでタイヤが暖まっているとかいないとか…そんな解説がよくされていますが、熱くなり表面が溶けてグリップ力が増します。
そして、空気圧の高まりによって安定が増す…そんなスリックタイヤの状態がレースには重要なファクターとなるからであります。
解説の中で「スローパンクチャー」という用語も使われます。
タイヤバーストのようにタイヤが破裂するのではなくて、小さな穴が開いて徐々にエアが抜けて空気圧が低下する現象であり、グリップ力が失われますので速く走ることが困難となります。
今時のレーサーにも当然ながら高度なTCMSが装備されており、コックピットに表示されるか、ピットにデータが送られてスローパンクチャーを知らせます。
その時にはすぐさまタイヤ交換が求められるわけです。
お遊びでサーキットを走っている方にもTCMSの装備をお勧めします。
さて、レースのことはともかくも、一般車両ではTCMSは、
◯スローパンクチャーの警告( バーストには必要ありませんからね(笑) )
◯エア補充の判断値の表示
の機能を有しています。
小まめにタイヤメンテナンスをしている方にはTCMSは不要かも知れません。
私の場合、ここ10年ほどはパンクしたことがありませんので、スローパンクチャーの警告というその恩恵を受けたことはまだ一度もありませんが、コックピット構成機器の一つとしていることやタイヤコンディションの変化を何気に観察して楽しんでいるという変態的な感性の充足感から「TCMSは必需品」となっています。
経年によりTCMSの表示に異常を感じた時は、「わぁー!買い直しの時期に来たかー!」と嫌な思いをしますが、それでも欠かせない機器なのです。
Posted at 2021/02/02 11:46:15 |
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ジムニー | 日記