
EF8といえば,ジムカーナで活躍した事からも知られる通り,ショートホイールベースを活かした旋回性能の高さが有名です.
一方,私がEF8をサーキットに持ち出して最初に感じたのは,"高い"と言うよりも"高過ぎ"で,コーナーではリアがピーキー過ぎて乗りづらくて仕方ありませんでした.
私はそのピーキーな挙動を,"乗りこなす"というよりは"出さないように走る"という練習してきたせいか,「ブレーキングは直線で終わらせる」「ステアリングの舵角はリアの限界に合わせて止める」といった事が身体に染み付いてしまっているようです.
例えば,TC1000の第1ヘアピンで私は「立ち上りのアンダーがキツイなぁ・・・」と思うのですが,周囲からは「EF8がヘアピンでアンダーになるはずない!」「ブレーキングで荷重を掛けられてないんだ!」「オーバーにビビらず,リアをもっと流せ!」等々,大ブーイングを食らってしまいました・・・.
・・・という事で,「それなら,カートでリアを流す練習するか!」と思い,カート仲間と中央サーキット藤野を訪れました.
藤野はアクセル全開からのフルブレーキングで飛び込むヘアピンや,ヨーを残しながらブレーキングしてクリアするS字など,リアを流した方が速そうなポイントがいくつかあります.
早速,意識しながら振り回し気味に乗ってみるもタイムは41秒台と振るわず・・・.
(ちなみに,自己ベストは昨年12月の39.717).
「う~ん.本当に流した方が速いのか?」と疑問を感じながら走り続け,仲間のベテランカーターの後ろについた際,追突しないように早め早めのブレーキングを心がけた(結果的にリアが流れない)走りをしていたら,40秒フラット.
「あれ?流さない方が速くないか・・・??」と思い,パキ切りを得意とするGDB乗り(TC2000の自己ベストが1分2秒という猛者)が駆る7号車とコース占有状態になった時に,「いつもの流さない走り方でパキ切り使いにどこまでついていけるかやってみよう」と3号車に乗り込み,完全に方針転換.
コーナー入口で相手の横っ腹が見えるくらい姿勢の作り方が違う事を認識しながら,リアが滑らないギリギリのアクセルワークを心がけ,トラクション重視で縁石も極力踏まないように追走した結果・・・,
タイム差はたったの0.038秒.
(ちなみに,GDB乗りには,いつも1秒以上離されてます・・・)
レンタルカートは車両のバラつきが大きいですが,このセッションでは,GDB乗りはストレートの伸びが最も良かった7号車を,私はリアが一番安定している3号車を,それぞれ選んで走ったので,車両のハンデはほぼ無いはず.
それでこれしか差がつかないとなると,リアを流す走り方が本当に速いのか,私には分からなくなってきました・・・.
ブログ一覧 |
レンタルカート | 日記
Posted at
2015/07/25 20:05:33