
今から11ヶ月前,TC1000の走行会で「もうこれ以上は無理!」と思って出した自分のタイムを,
ゲストのレーシングドライバーの方に1秒近く上回られた事がありました.
当時,「どんだけ自分はEF8の性能を引き出せていないんだ・・・」とショックを受け,その後TC1000の走行機会を増やして練習を積み,そのドライバーに指摘頂いたEF8のウィークポイントの解消をはかってきました.
そして,昨年冬にその成果として41秒に入れられた事から,ここから先の伸び代を知るべく,走行会の主催者にリクエストして,再びそのドライバー=井尻薫さんをゲストとして呼んで頂き,EF8に乗って頂きました!
まずは,単独で乗って頂いた後のコメントです.
・前はもっと足回りがグニャグニャしていたが(今は)しっかりしていて良い.随分乗り易くなった.
・ただ,セオリー通りブレーキを残していくと結構リアが巻き込むので,あまり残さない走らせ方が良さそう.
・クルマが軽いので,もうちょっと(足回りは)柔らかくても良い気はする.
・タイヤが少し突っ張っている気がするので,空気圧を下げてみましょう(⇒この後,15kPa落としました).
続けて,隣に乗せてもらってレクチャーをして頂きます.
井尻さん:キャンバーは?
私 :フロントが3度半,リアが3度です.
井尻さん:何なんだろうなぁ~,このリアの動きは・・・??
しきりに井尻さんはリアを気にされているのですが,私が走らせている時は巻き込む感触なんて出なかったので「そんなにリアが出るのかな・・・?」と思っていると,確かに2ヘア進入のブレーキングで顕著に巻き込む動きが出ます.
「ブレーキの踏み方の違いなのかな・・・?」と思い,隣で井尻さんのペダル操作を覗きつつ,荷重変化の差を感じ取ろう試みましたが,掴まっているだけの助手席からだとそもそもの感じ方が違うせいか,さっぱり分かりませんでした(苦笑).
その後,最終コーナーの走り方を教えて頂き,同乗の時間も終了.総括のコメントとしては・・・,
・もうちょっとリアが粘ってくれると,1コーナーが楽.
・ただ,あんまり安定させてしまうと,今度は向きが変わらなくなる.
・(今のバランスが)良いところと言えば,良いところなのかもしれない・・・.
という感じでした.
更に走行終了後,有難い事にGPSロガーのデータを使って,井尻さんと私の走りとの違いまで解説頂きました.
もっとも大きな違いは,最終の複合セクション(緑丸の部分,赤:井尻さん 青:私).
LAP+で言うところのSCT.4に当たる部分で,ここだけで0.2秒も私は遅いです.
井尻さん(赤)は洗濯板手前まで車速をしっかりと伸ばし,コース幅を目一杯使うかのように奥までブレーキングを残し,車速をしっかりと落としてクルマの向きを変え,躊躇なくアクセルを踏める状況を作り込んでいるようです.私はこの部分をタイヤのグリップに任せて早めにブレーキを抜き,アクセルコントロールしながらダラダラ抜けてしまっているので,なかなかアクセルを全開に出来ず,これが遅れの原因となっているようです・・・.
井尻さんのコメントからクルマ的には大分仕上がってきたのが分かったので,次は最終コーナーに絞って更に練習を積み,今冬は41秒台前半を目指していきたいと思います.
井尻さん,今回は懇切丁寧に対応して頂き,本当に有難う御座いました!
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Posted at
2018/03/15 23:40:51