
気温も下がってアタックシーズンに入りつつある中,TC2000で開催される走行会に
オレさまFD2が参加されるとの事でお供してきました.
直前までオーダーしたRE-71Rが届かず,ご機嫌斜めの様子で「TC2000に行ったはいいが,その場にFD2はないんじゃないか・・・?」と危惧していましたが,TC2000に向かう道中で後ろからブチ抜かれ,「あ,いた」と一安心.
パドック到着後,「タイヤ間に合ったんですね」と声を掛けると,「いや,届かなかったから,知合いのヤツを奪って履いてきた」と,朝一から"オレさま"っぷりを発揮されてました(苦笑).
さて,今回はフリー走行ではなく,走行会なのでお約束のドラミ(ドライバーズミーティング)があります.ミーティングの中では,タイトル画像のようにゲスト(プロドライバー)からコースの注意点や攻略法等をきく事が出来るのですが,「"オレさま"が今更きく事などない!」と,説明が始まっても隣の人と喋り続けたり,スマホでゲームしてたりするので,主催者に怒られないか毎回冷や汗が流れます・・・.
今回は,ミーティングの序盤に慣れたゲストから指されて答えさせられる場面があり,「見られてる」と思ったのか,以後大人しくしていたので安心していたのですが,本当にゲストの話を聞いていたのかどうか? 1日の様子を見ながら振り返ってみます.
ゲストの話①:シートの下にモノが残ってないか注意しましょう!
これはシートの下に空き缶等が残っていた場合,それが転がってペダルの下に入ったらエライ事になる!という意味の注意喚起なのですが,

オレさま「ん・・・?」

オレさま「ボールペンが転がってる」
・・・はい.1つ目から"聞いて"なかったようです.危ないので本当に注意して下さいね!
(オレさまをご存知の方は,お店に映像を置いておきましたので,走行中の模様をそちらでご覧下さい)
ゲストの話②:80Rはクルマによってラインが違うので注意して下さい!
ダンロップからアクセル全開で駆け抜ける80Rは,タイムの詰め所でもありますが,ロールした状態(クルマに余裕が残ってない状態)が延々と続くの非常にリスキーだから,前走車に注意しろ!という意味なのですが,

(本人のコメントを受けて,何シテル?の画像から修正しています)
無謀にも1分1秒台を叩き出すNA1を追っかけて真後ろにつき,80RでNA1のリアが滑って失速した瞬間に追突しそうになり,緊急回避! 右に切って草地に逃げ,草の上で滑るタイヤを何とかコントロールしつつ減速を試みたものの,テールが流れて右リアをスポンジバリアに軽く接触(矢印の箇所).右リアが接触した反動クルマが左→右に一気に変わり,そのままスピン! カウンターを当てて後ろを向きの姿勢でそのままグラスエリアを走り,何とか止める・・・というインシデントを起こしたようです.
クルマを大破させなかったコントロール能力とかすり傷程度で済ませた緊急回避能力はさすがですが,そもそもそういった危険な状況を作らない事が重要だと思いますし,ゲストがあれだけ何度も注意してたのになぁ~."オレさま"は本当にヒトの話を"聞かない"んだから・・・.
ちなみに少し話が逸れますが,"オレさま"の緊急回避能力は確かに素晴らしく,例えばこんなシーンを見させられると素直に褒めたくなります.
リアが滑った時にカウンターを当てるくらいは私も出来ますが,パッと左手を離してサイドブレーキに手を掛けて準備する辺りはさすがだなぁ~と思います.この辺りの素早い操作は見習いたいところです.
ゲストの話③:とにかく立ち上がりを重視.ストレートでタイムを稼ぐ!
"オレさま"はとにかく突っ込み番長なので,ヘアピンの進入は速いんですが,立ち上がりが遅く,
4月にプロの走りと比較した時もバックストレートで0.3秒引き離されています.
ここまでゲストの有難い①・②の話を聞いてない"オレさま"が,自分の流儀(突っ込みこそ正義!)を曲げるような話をきいているはずがない.
・・・と思っていたのですが,
緑色が前回(4月),青色が今回ですが,1コーナー(1~2つ目の赤丸),2ヘア(3~4つ目の赤丸)でしっかりと進入を抑えて,早めにアクセルを全開にしています(立ち上がり重視の操作).これにより車速が伸びてバックストレートで3.5km/hアップ.170km/hに届こうかという終端速度をマークしています.
残念ながら当日ベスト時の車載がないため,3本目のベストラップをご覧下さい.
動画からも丁寧に立ち上がろうとしている様子がよく伝わってきます.
全く,こういう話はちゃんと"聴いてる"んだから,油断ならないヒトです(笑).
ちなみに,この立ち上がり重視の走りですが,私からするとちょっと進入を抑え過ぎかなぁ~?と思ったので,オレさまFD2にプロが乗った時のデータと比較してみると(青:オレさま 緑:プロ),
1コーナー(1つ目の赤丸),2ヘア(2つ目の赤丸)の進入はやっぱり抑え過ぎですね.それぞれ0.1秒,0.4秒ロスしています.ただ,それでもプロの終端速度と同等なのですから,立ち上がりが上手くなった事は間違いありません.
惜しいのは最終コーナーの立ち上がり(最後の赤丸)の部分で,タイヤがヨレてトラクションが掛かっていない様子が窺えます(0.2秒ロス)."オレさま"にこの部分のフィーリングを確認したところ,「前回と大きな違いはない.アンダーだ」というので,「タイヤがヨレている疑いがある.空気圧はちゃんと合わせたか?」と聞いたら,「合わせてない!」と自信満々に答えられました(苦笑).
実際は左フロントの内圧が右フロントより20kPaくらい低かったようなのですが,これ以上言うと「何でオレさまが走る前に,お前が確認して,予め合わせておかなかったんだ!」と怒られそうなので,それ以上は止めましたが何とも勿体無い結果です.
以上,「ドラミの話はきいてるか?」というお話でした.
自分が興味あるかないかで"聞いてない"部分と"聴いてる"部分があるのは,何とも"オレさま"らしいですが,ちゃんと結果に"効かせる"のはさすがの一言です.是非とも次回は,4月の進入操作と今回の立ち上がり操作を両立して,プロに並ぶタイム(1分5秒フラット)を狙ってもらいたいところですね!
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オレさまFD2 | 日記
Posted at
2018/11/19 13:46:51