
SUPER GTやスーパー耐久で活躍されている,プロドライバーの番場琢さん主催の「
NICONICO BAMBAn CUP 2019」開幕戦に参加してきました.
この大会の常連のカートチームから声が掛かった知人が,「折角なので一緒に出ませんか?」と誘ってくれて,前々から「一度オートパラダイス御殿場(APG)を走ってみたい!」と思っていた事もあり,参加してみました.
この大会は,午前はテクニカルコース,午後はハイスピードコースを使って行われ,スプリント・タイムトライアル・耐久と様々な形式で競い合うイベントです.私自身,久方振りのカートだったのと,初めてAPGを走るという事もあって,午前のテクニカルコースでは散々な結果に終わりましたが,午後のハイスピードコースは私のリズムに合っていたのか,練習走行で常連と競り合えそうなタイムを出す事が出来たので,腕試しにスプリントレース4へ参加してみました.
この大会はYouTubeでライブ配信を行っているので,以下のオフィシャル動画(↓)でレースの模様を見る事が出来ます(私が参加したレースは,53:30辺りからスタート).
今回はこの動画の一部をお借りして,レースの模様を振り返ってみます.
まずコースレイアウトですが,以下の通り.
右上の最終コーナーを立ち上がってから,ホームストレート~1コーナー~再びストレート~高速コーナー~更にストレートと,これら全てほぼ全開.まさにハイスピードコースの名にふさわしいレイアウトです.奥の高速コーナーはライン取りを工夫すれば全開で抜けられそうですが,かなり危ういので,私はアクセルOFFで抜けるようにしました.
さて,それではスタートから.私は1号車のカートに乗って,5番グリッド.
スタートはセオリー通り,ステアリングを切らないで真っ直ぐに加速.1台かわして4位で1コーナーに飛び込みます.
しかし,すぐさまストレートでかわされ,5番手でインフィールドセクションへ.
更に,ヘアピンでテールスライドさせてしまい,失速したところを襲われますが,何とか踏ん張って順位をキープ.
最終コーナーで前の2台が競り合っている間隙を突いて,4位を奪い返します.
しかし,その後のストレートであっさりと10号車にかわされ,ポジションダウン.
更に,ヘアピン後の下りで3号車にもインを刺されてパスされてしまいます・・・.
更に更にホームストレートで4号車にもかわされ,1周で3つもポジションを落してしまいました(泣).
「随分あっさりとストレートでパスされるなぁ~」と思っていたら,更に13号車にも抜かれて順位は8位.「皆,やっぱり速いなぁ~」と後ろ姿を追ってみると,下りの高速コーナーでは追いつき,並びかける事が出来る.「ん? ここで追いつけるって事はタイトコーナーからの立ち上がりが遅いのか? それとも単純にストレートが遅いのか?」
「それじゃ試しに~」という事でストレートで前走車のトウ(スリップストリーム)を使ってみると,それまで56秒台だったタイムがポンと54秒台へ.GPSロガーで車速を比較してみると,
これまで71.3km/h(青)だった最高速が,何と74.3km/h(緑)までアップ!
「皆,これを使っていたからストレートが速かったのね・・・」と今頃気付きます(苦笑).
その後はトウを使い続けて何とか前走車に食らいついてると,最後尾から追い上げてきた番場プロが背後に!
コツンコツンと小突かれながら,煽られ・・・,
煽られ・・・,
それでもトウを使ってストレートの遅さをカバーしつつ,高速コーナーはラインを譲らずに逃げましたが・・・,
最後は,最終コーナーでこじ開けられてしまいました.
その後は,番場プロの後ろでトウを使って追ってみたところ,高速コーナーでは間合いを詰めて横に並ぶ事が出来たのですが(ちょっと感動),低速コーナーでは立ち上がりで引き離される事が分かりました.
そして,そのままの順位でチェッカー.
結果はトップから9秒遅れの9位.ファステストは番場プロを含めた全体の5番目,54.649でした.
ズルズルとポジションを落したので順位自体はショボいですが,番場プロやニコ500クラスの猛者達と競り合いつつ,APG初走行で全体の5番目のタイムを出せたので,個人的には大満足です.
今回のレースを通じて,低速コーナーの処理が自身の"弱み"である事を改めて認識した一方で,"強み"である高速コーナーは歴戦の猛者相手でも十分通用する事が確認出来ましたし,全体を通じて非常に楽しい時間を過ごす事が出来ました.
主催の番場さん,ご一緒した皆さん,有難う御座いました!
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Posted at
2019/04/08 01:19:48