先輩には勝利したものの,残念ながら41秒台に届かなかった今回の日光.
「やっぱり人間が下手になったのかなぁ~?」と思い,
昨年のブログを見返していたところ,41秒は16インチで出した事に今頃気付きました.「そうすると,15インチの時は・・・」と思い,タイムを見てみると,
昨年 ・・・ 42.153 (S1:9.915 S2:18.401 S3:13.837)
今年 ・・・ 42.139 (S1:9.919 S2:18.457 S3:13.763)
「アレッ? 全く同じじゃね・・・?」 こうなったら,いつもの如く比較してみるしかないですよね(笑).
という事で,LAP+のご登場(青:昨年 緑:今年).
ホームストレート~1コーナー(1つ目の赤丸)
1コーナー進入の速度は全く同じ.ECUのセッティングも大分煮詰まってきたので,旧ECUと同等レベルに追いついてきた事が分かります.昨年(青)の方が進入で3→2速シフトダウンした後の再加速量が大きく,瞬間的には0.03秒前に出ますが,2コーナー時点ではタイム差はなくなっているので,誤差の範疇ですね.
2~3コーナー(2つ目の赤丸)
今年(緑)の方が2~4km/h程度ボトムが高く,旋回性能が向上している事が分かります.ただ,かなり小回りしている分3コーナーのアクセルONがワンテンポ遅く,これがこの後響いてきます.
【昨年】
【今年】
イメージ的には3コーナーの"縁石の上から"アクセルを踏み始めている昨年に対し,今年は"縁石を下りてから"アクセルを踏み始めている感じでしょうか.今年はトーゼロの効果か,よく曲がる印象があったんですけど,それを活かせてないという事でしょうか?
5~6コーナー(3つ目の赤丸)
昨年と大きく違う点の1つ目がココ.6コーナー進入時点で4km/h近く差がついています(0.05秒遅れ).
この原因は上の画像のポイント(5コーナー)から先の旋回性能の差でしょう.このポイントでは既にアクセル全開ですからタイヤのグリップ差ですね.・・・と言っても同じ銘柄・同じサイズ・同じバネレートなので,焦点はタイヤの内圧.ブログを見ると昨年は240kPaに設定していたのに今年は235kPa.5kPa低い事でタイヤがヨレて踏ん張りきれてなかったという事なのでしょう.
8~9コーナー(4つ目の赤丸)
6コーナー進入までのスピードが伸びなかった事で,6コーナーの出口時点で今年は0.15秒の遅れ.しかし,ここからの高速セクションでこの遅れを一気に取り戻します.ワイドトレッド化によってロール量が減り,安定感が増した事で8コーナーの進入速度は105km/hをマーク(昨年度比+3km/h).
その後はリアのトーゼロ効果できれいに向きが変わり,進入速度が高いのに9コーナーに向けてのアクセルONのポイントが変わらないという,ほぼ理想的なコーナリング.ボトムスピードも1.1km/h上がっていますので,間違いなく去年より速いです.
ただ,ここでも9コーナーの出口でタイヤがヨレているようで,そこから先の車速の伸びが不安定.一直線にスピードが上がらず,上下に振幅している事からもタイヤの変形が大きい様子が窺えます.
バックストレート~10コーナー(5つ目の赤丸)
ここはTC1000で学んだ特性を応用し,ブレーキを詰める事で車速を1.2km/hアップ.これで瞬間的には0.15秒,今年の方が前に出ますが,ブレーキコントロールが非常にシビアなのでタイヤがロックするギリギリの状態.必然的にリリース側のコントロールも難しくなるので,折角稼いだ0.15秒も目減りしてしまいます・・・.
11~12コーナー(最後の赤丸)
最難関はやっぱりこのセクション.如何に早く向きを変えて,早くアクセルON出来るか?が勝負なのですが,リアのスライド量をコントロールするのがホント難しい.今年(緑)は完全にボトムを落し過ぎで,これにより10コーナー進入で稼いだ貯金を全て失いました.また,12コーナーでまたもタイヤのヨレによる失速を招いてしまい,車速の伸びを鈍らせている原因にもなっています.
結果的には0.014秒,今年の方が速かった訳ですが,きちんとタイヤの内圧を合わせ込んでいれば,もう少し明確な差がつけられたかもしれません.
内圧への意識が低過ぎでした・・・(反省).次はきっちりと合わせてアタックします!
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セッティング(タイヤ) | 日記
Posted at
2019/04/21 14:45:41