事前に予告した通り,TC2000でEF8の先輩に挑んで来ました.
今回の勝敗条件は以下の通り.
1.7秒以上 ・・・ 先輩の勝利
1.4~1.7秒未満 ・・・ ドロー
1.4秒未満 ・・・ 私の勝利
ベストにベストを重ねてギリギリ1.4秒.普通に走って1.6秒.何かトラブルを抱えてしまえば惨敗が予想される,非常に厳しい戦いを覚悟して臨んでみました.
なお,今回は変則的に30分×2本.頭をクールダウンさせてコース外で対策を練る時間はなく,周回しながらその場で考えてタイムを出すしかありません.
まずは1本目.
まだ5月なのに既に夏を感じさせる気温で,これであればリアタイヤのウォームアップは問題なし.序盤からペースを上げていきたいところですが,今回は台数が多く,なかなかクリアが取れない! 周囲はK20搭載車ばかりなので,ストレートスピードの差が大きく,アタック中でも譲らざるを得ず,なかなかリズムにのれません・・・.
そして,そんな状況に更に輪をかける問題が.
先月の苦戦結果からクラッチペダルを再調整して臨んだのですが,これが裏目に出ました.シフトダウン時のヒール&トゥは問題ないものの,今度はシフトアップで引っ掛かる(クラッチをちゃんと切りきれていない)トラブルが!
2→3速へのシフトアップだけでなく,3→4速へのシフトアップでも手に鈍い感触があって,ミッションを壊しそうな気配・・・.丁寧に時間を掛けてシフトしても症状が治らないので,これはどうしようもないと諦めて途中で諦め,無心で先輩の後ろを追走する事にしました.
ところが,ご覧の通りシフトアップのタイミングでミスを連発!
これもあってか,先輩の姿が消えるのが早いこと早いこと.
「こりゃ,2秒どころの差じゃないな・・・」と覚悟してリザルトを見てみると,
先輩 ・・・ 1'08.000
私 ・・・ 1'11,749 (+3.749)
まさかまさかの11秒台.これではまるで勝負にならない・・・.
すかさず,ピットに向かい,サポートで来ている工場長にクラッチの再調整を依頼.2本目に望みを託します.
そして,勝負の2本目.
この状況では,どう考えても勝つのは無理なので,何とかドローに持ち込むべく,ターゲットタイムを1'09.7に設定.
とにかく10秒切りを目指します.
再調整のおかげで,2→3速のシフトアップにはまだ違和感が残るものの,3→4速は問題なし.「これでようやく集中してアタック出来る!」と周回を重ねます.11.9秒→11.4秒→11.0秒と徐々に削りとれてはいるものの,10秒台ですら遠い・・・.
自力でこれ以上は詰められる気がしなかったので,再び先輩の背後について追走.
さっきよりは食らいつけている気がするものの,GPS Lapsの表示を見るもタイムは「1'10.458」.ようやく10秒台には入れられたものの,まだ0.7秒も足りない.「他に手がないか?」と必死に考えているところに,目の前に黒いFK8が.
「そうだ!あとはトゥ(スリップストリーム)を使うしかない!」
タイミングを見計らって後ろにつき,バックストレートで引っ張ってもらう形を狙います.
狙い通り2ヘアで追いつき,バックストレートをフルで引っ張ってもらいます.
そして出たタイムは「1'10.074」.
「グハッ! ギリギリ9秒に届かない・・・」
残り時間もあと僅か.既に勝敗は決していました.
「もーこうなったら,気合と意地と根性だ! 何としてでも入れてやる!」
・・・と,入念に3周クーリングラップを入れて,トゥも確保すべく後ろに居たFD2を抜かせます.
これで準備は全て整った.さぁ,最後のアタック!
ゴールライン通過した時に,GPS Lapsに表示されたタイムは「1'10.010」.
「ダメかぁ~!」
と珍しく叫んじゃいました(苦笑).
先輩に負け,渾身のアタックも目標達成ならずで,ガッカリしながらリザルトを見てみると,
なんと,まさかまさかの
フォーナイン! 気合と意地と根性で1/1000秒を稼ぎ出せたようです♪
・・・という事で,第3戦の結果です.
先輩 ・・・ 1'08.000
私 ・・・ 1'09.999 (+1.999)
先輩は2本目が伸びませんでしたが(1'08.062),1本目の結果で逃げ切り2秒差で先輩の圧勝となりました.気温の影響でエントリーした人達のほとんど(私を含む)がベストの1.3~1.5秒落ちだったのですが,先輩はそれを0.7秒落ちに留めた点が勝因でしょう(さすが!).
先輩に見せてもらったセカンドベストの公式リザルトと比較してみると,
先輩 私
Sec1 ・・・ 27.779 28.725
Sec2 ・・・ 28.097 28.785
Sec3 ・・・ 12.186 12.489
最高速 ・・・ 159km/h 146km/h
Sec3と最高速は,戦前の目標に達しているので,Sec1とSec2がぞれぞれ0.2秒づつ遅かったのが今回の敗因のようです.ただ,それでも1.6秒差ですから,やはりドローが限界ではあったようですが.
以上,第3戦の模様でした.次戦も再び筑波.今度はTC1000が舞台となりそうです.私のEF8は,
プロに指摘された通りシンクロに爆弾を抱えているので,今後どうなるか分かりませんが,出来る準備をしっかりと整えて再び挑んでみたいと思います.
先輩,今回も有難う御座いました!
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EF8 vs EF8 | 日記
Posted at
2019/05/25 00:50:35