
「そんな無理ゲー出来るか!!」と思いつつ,こんなオーダーがオレさまFD2から下りました.
事の発端は,遡ること10日前,半年振りに
TC2000を走ったオレさまFD2の弟子が,1分8秒台の低調な結果に終わった事に始まります.
サーキット走行自体が久方振りだったとはいえ,いくら何でもこの結果はないだろうと,師匠の下を訪れた弟子に対し,こんな会話が交わされました.
師匠 :(弟子FD2の車載動画を見て)何なんだ? これは.
師匠 :そんな体たらくだと,テンロクのEF8にも負けるぞ!
弟子 :いくら何でも,TC2000でテンロク相手に負けるワケないでしょ~.
師匠 :そこまで言うなら,
テンロクに負けたら破門だからな!
師匠 :(私の方を見て)おい,TC2000行って,勝負して来い.
私 :は!?
師匠としては「早く目を覚まして欲しい・・・」と,叱咤激励のつもりだったようですが,弟子に届かなかったので業を煮やし,こんな話の流れになったみたいです.
さて,何だか勝手に巻き込まれた感が強いですが,ここ最近,全く走る気のないラスボス(オレさまFD2)をコース上に引きずり出すためには,先に門番(弟子FD2)を倒さないといけないのも事実なので,ここはいっちょ本気を出して倒しに行ってみますか!
・・・という事で,今回は「打倒!弟子FD2!!」をテーマに,各種データから対策を検討してみたいと思います.
まずは,彼我の戦力差確認(緑:弟子FD2 青:EF8).
上が車速,下が両者のタイム差(上に行くほど弟子FD2の方が速い)です.このデータは同じ日に走った時の結果なので,弟子FD2が実力を順当に出し切れれば,最低でも1.6秒は差がつけられるという事を示しています.
ただ,このデータで興味深いのは,ダンロップ出口~最終コーナー進入の区間のタイム差が1.4秒でキープされている点.つまり,Sec2では互角に戦えている,という点です.また,タイム差が開いているポイントとしては,最終コーナー(Sec3)で0.2秒開いているものの,大半はスタート~ダンロップ進入まで(Sec1)で稼がれている事が分かります.
これを頭に入れつつ,今度は10日前の弟子FD2のデータと比較してみると(緑:弟子FD2 青:EF8),
グラフは先程と同じです(上:車速,下:タイム差).これを見ると1コーナーのブレーキングで0.1秒引き離されてはいますが,その後,ダンロップの出口までに0.8秒,私の方が速いという事が分かります(緑線が下に行っている).そして,2ヘアまでは差が変わらず,2ヘア出口~最終コーナーのブレーキングまでの区間で0.95秒稼ぎ出され,最終的に両者の差は0.1秒だった事が分かります.
つまり,弟子FD2は,私相手に1.2秒も差を付けていたSec1で,逆に0.8秒も遅れており,トータルで2.0秒も遅くなっている(=ここが大の苦手になった)という事です.反対に,バックストレートでは0.8秒稼げるようになっており,これは2ヘアの処理が上手くなった(=ここが得意になった)という事なのでしょう.
これらの分析結果を踏まえた対策ですが,私は依然として2ヘアを苦手としている(
プロに1秒差をつけられる)ので,ハイパワーのFD2が相手という事もあり,真っ向勝負で勝てるはずがないのでSec2は捨てようと思います.
(ダメージを最小限に食い止める作戦という事です)
反対に勝負をかけるポイントをSec1に絞り,この後訪れるSec2の遅れを帳消しに出来るだけのリードをここで築く事を狙っていきます.そのための武器となるのはフロントのA052.
TC1000で0.4秒のゲインが得られているので,単純計算でTC2000なら倍の0.8秒は稼げるはず.Sec1で効果が得られるのは,恐らく1コーナー・1ヘア・ダンロップのそれぞれの立ち上がりのはずなので,これら全部で0.4秒を狙っていきます.
最後に,0.1~0.2秒の差を生むSec3ですが,こちらはガーニーフラップの追加によってボトムを上げられるはずなので,それを使って弟子FD2に対してイーブンに持ち込もうと思います.
以上を踏まえた目標タイムとしては,
自己ベスト ・・・ 1'08.783 (Sec1:28.002 Sec2:28.432 Sec3:12.349)
↓
目標タイム ・・・ 1'07.817 (Sec1:27.602 Sec2:28.032 Sec3:12.183)
を狙っていきたいと思います.
3年前にプロが私のEF8に乗って出したタイムは,これよりも更に速いので,決して非現実的なタイムではないと思います.
なお,弟子FD2の前回のタイムは以下ですので,
弟子FD2 ・・・ 1'08.653 (Sec1:28.521 Sec2:27.949 Sec3:12.183)
仮に目標タイム通りの争いとなれば,弟子FD2側も前回から0.8秒上げて来なければならず,リアタイヤを新調した以外はゲイン要素がない弟子FD2にとって,これは決して低いハードルではないように思われます.
果たして,私の皮算用は上手くいくのか?
それ以前に,夜勤明けの弟子FD2はちゃんとTC2000に来れるのか?(笑)
対決の日が刻一刻と迫っています.
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Posted at
2019/11/12 23:03:13