昨年度で解散した会社のチームの"同窓会"という位置づけで,レンタルカートで遊ぶ事になり,中央サーキット藤野に行って来ました.
藤野を走るのは,約2年半振り.
前回は会社有志のカート大会でした.
ちなみに,ここの自己ベストは,更に前の
2015年で,39.539.そんなに走る機会がないとはいえ,4輪のドライビングでは,色々とスキルアップしたつもりなのに,カートの方では今一つ上達していないのが悲しいところです・・・.
サーキットに到着すると,会社の面々はまだ到着しておらず,なぜか道端に転がっている鍋を覗いて見ると,こんな状況(↓).
前日,各地で霜が降ったと聞きましたが,ココも凍結するくらいの温度だったようです.
これくらい寒ければ,私自身のドラテクが上達していなくとも,外気温ブーストの効果で自己ベストが更新出来るかなぁ~?なんて甘い考えを持つ一方,路面温度が低いとカートのタイヤは全くグリップしない事も思い出し,地面の温度を測ってみたところ・・・,
OH~.0℃だよ! こりゃ,スピンしないように気をつけないとダメそうですね.
そんな感じで待っている間に,会社の同僚達は次々と到着.先客もいましたが,走行開始となりました.
そして,3本走った結果は・・・,
1本目 ・・・ 40.044 (@1号車)
2本目 ・・・ 39.835 (@8号車)
3本目 ・・・ 39.622 (@8号車)
という事で,またも自己ベスト更新ならず.う~ん・・・ホント上達してないなぁ~.
ならば,反省の意味も込めて,後学のために2年前のデータと比較しておきますかね.
まず,コースレイアウトは以下の通り.
各コーナー毎に細かく見てみます(青:前回 赤:今回).
1コーナー
このコースで最高速の出るホームストレートエンドでのスピードは,前回(青)が63.19km/hであるのに対し,今回(赤)は62.67km/h.今回の方がほんの少しブレーキング開始が早かったようです.また,そのブレーキング時の速度低下量も今回(赤)の方が大きく,リアタイヤをロックさせずに短い距離で止めるのは上手くなったようですが,結果としては止め過ぎ・インに寄せ過ぎで,いきなり0.17秒も遅れます.
2コーナー
インに寄せ過ぎたせいで,1コーナーの立ち上がりは今回(赤)の方が外側.この結果,2コーナーへのアプローチとしては距離的に若干短くなり,差が僅かに詰まって,0.15秒差となります.
3コーナー
今回(赤)の方がコース幅をしっかりと使い切れておらず,タイトにアプローチしているため,3コーナーの進入がやや苦しい感じ.それでも瞬間的には最短距離を走っているので,差は0.08秒まで詰まります.
4コーナー
3コーナーの進入角度が浅いので,必然的に4コーナーのボトムスピードを下げるしかなく,ラインはほぼ一緒ですが,差は一気に0.34秒まで広がります.
5コーナー
4コーナーの立ち上がりが遅かった割には,5コーナーのライン取り・通過速度は前回(青)とほぼ一緒.結果,差は変わらず,0.34秒遅れをキープ.
6コーナー
外気温ブーストのおかげでバックストレートで若干差を詰める事ができ,その勢いのまま,6コーナーのブレーキングポイントも遅らせ,0.26秒差まで詰めます.
7コーナー
しかし,6コーナーの進入で頑張った結果,立ち上がりは,ややアウト側に流れ,距離的に損してしまい,差は再び0.32秒まで拡大・・・.
8コーナー
7コーナーでアウト側からアプローチしたおかげで,S字を一直線に進む事ができ,尚且つ,8コーナー出口でも上手く向きを変える事が出来て,差は0.23秒まで短縮.結局,6~8コーナーをトータルで考えると,今回(赤)のアプローチは正解だったようですね.
9コーナー
ここも距離か?ボトムスピードか?で悩みましたが,9コーナーにターンイン後,アクセルOFF→ONで一気に向きを変えられる事に気づき,それを活かして,差は更に0.18秒まで短縮.
10コーナー
9コーナー出口で姿勢を作る事を優先した結果,一時的に差は0.19秒に広がりますが,ここから先は,今回(赤)の方が圧倒していきます.
11コーナー
ライン的に今回(赤)の方が緩いので,ここで差は0.16秒.
12コーナー
ここで,0.07秒.
13コーナー
遂に追いつき,差は±0秒!
14コーナー
ここで逆転! 今回(赤)の方が0.17秒リード.そのままホームストレートで更に差を広げ,2年前のタイムを0.186秒上回る事が出来ました.
この両者の比較を動画にすると,こんな感じ(↓)です.
比較結果を纏めると,短い距離で止める→止めた後に小さくクルッと向きを変える→向きを変えた後はロスを最小限にしてストレートスピードを伸ばす,といったタイヤを縦に使う部分は上達しているようですね.その一方で,コース幅を広く使う,出口が苦しくならないようにコーナーへ進入する,といったタイヤを横に使う部分(ライン取り)は下手になったようです.
何となく,この得手・不得手は,4輪のホームコース変更(日光→TC1000)が影響している気がしていて,ブレーキング時のフロント荷重でメリハリをつけてコーナーをクリアするTC1000と,コーナーでボトムスピードを落とし過ぎないようにライン取りに気を使ってスルスルと抜けていく日光の違いが,そのまま表れているような気がしました.
カートの場合は,ブレーキングで向きを変えるよりも,アクセルやステアリングで向きを変える方が重視されるので,もしかしたら5年前のタイムを超えられない原因はソレなのかな?と考えさせられる結果でした.
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Posted at
2019/12/02 02:24:36