
当初,16→15インチへのコストダウンと性能のバランスを見て採用したA052.
投入後は走る度に自己ベストを更新するのに加えて,IN/OUTの設計によりTC1000を走りこんでも片減りに悩まされないというライフの面でもメリットが得られ,大会のレギュレーションで締め出されない限りは,コレ一択という状況になってきました.
そして,205/50R15サイズでの限界に,ほぼ到達した事から次のステップとして,225/50R15が頭の中でチラつき始めていました.
そんな折,
日光での走行会終了後,家に帰ってタイヤを片付けていたら・・・,
「うわっ,ワイヤー見えてる・・・」
タイヤの溝的には,もう20~30分くらいなら走れそうだと思い,ファミ走で使い切ろうかと思っていたのですが,さすがにこの状態では危ないので交換する事にしました(日光の5本目走らなくて良かった・・・.先輩に感謝!).
さて,どうせ替えるなら,この機会に
225/50R15にしてしまえ!という事でショップに在庫確認してもらったら,何と即納であっさり確保.ところが問題なのは,リアの方で,フロントを225/50R15にすると,さすがにリアがRE-71Rではバランスが取れない可能性が・・・.しかし,想定外の前倒し投入という事もあって,リアはまだ溝がたっぷり残っているんですよねぇ~.「どうしようかなぁ~?」と悩んだのですが,年末・年始で直近1ヶ月は遠征する事もないでしょうし,「TC1000なら何とかなるか・・・」と判断をして,リアは現状キープで筑波へと向かいました.
一旦,TC1000のゲートはくぐったものの,予想通りピットは門前GPを制した猛者達で埋まっており,パドックの方もカートの関係者がかなり広範囲に占有して居場所がなかったため,そのままUターンしてTC2000へ(これを見た,こもりんさんが「225が行っちゃう~」と叫んだとか叫んでないとか・・・笑).
TC2000で
エイトリアンカップ参戦者のサポートをこなしつつ,昼食を済ませた後に再びTC1000へ.タイミング良く,おだてのまつさんの隣のピットが空いていたので,そこへ滑り込み早速準備.午後一から走行開始となりました.
そして,危惧していたフロントA052,リアRE-71Rのアンバランスさに案の定苦しめられる事になります・・・.
まず最初は,コレ(↓).
「滑るぞ!滑るぞ!」と思い,ゆっくり走らせたのに,それでもクルッと回る!
(同枠の皆様,申し訳御座いませんでした・・・)
「タイヤが温まったから,そろそろ大丈夫だろう・・・」と,ペースを上げてみれば(↓),
手前から滑って角度が浅い分,カウンターで何とか立て直せましたが,それでも滑る~.
「もういい加減,大丈夫だろ!」とタイムを狙いに行くと(↓),
一度滑り出したら止まらない~(泣).「こりゃダメだな・・・」と思いつつ,まともなタイムを出さずに帰るのも嫌だったので,持てる技術をフルに使って1LAPを纏めに行くと・・・,
何とかコントロールして 41.402 をマーク出来ました!
(
同枠のトップが41.344だったので,それを抜けなかったのが少し悔しい・・・)
ただ,このラップ,インフィールドよりも実は1ヘアのブレーキングで止まらなかった方が問題で,225幅で広がって止め易くなったはずなのに,フルブレーキングすると
RACING-N1でもロックしかかるようになってしまいました.内圧のアジャストがまだ上手く出来ていないせいかもしれませんが,何となく,こもりんさんに指摘を受けたホイールのリム幅(A052だと1サイズ・2サイズ上のホイールに履かせないとタイヤ側面がたわむ)が原因な気もしてきました.
では最後に,LAP+による225/50R15(緑)と205/50R15(青)の比較結果です.
225/50R15(緑) ・・・ 41.402
205/50R15(青) ・・・ 41.411
全体的に見ると,ほとんど差はありませんね.225/50R15(緑)の方が1コーナー出口(1つ目の赤丸)で幅を活かして踏ん張れる分,ボトムが若干高いですが,この効果は僅か0.08秒.その後の向きの違いから加速の伸びは205/50R15(青)の方が良く(2つ目の赤丸),1ヘアの進入時点では両者の差はゼロです.
1ヘアの出口で少し荷重を掛け過ぎて車速が伸びず(3つ目の赤丸),225/50R15(緑)の方が瞬間的に0.18秒の遅れとなり,そこからインフィールド(4つ目の赤丸)でコントロールに苦労しつつも取り返し,バックストレッチ終端では遅れは0.04秒まで縮小しています.
そして,225/50R15(緑)の方が最終コーナーでボトムを高く維持でき,0.08秒稼ぎ出す事が出来ているため,両者の差は「ほぼ,ない」と言って良い気がしてきました.
以上より,満を持して225/50R15を投入しましたが,
以前テストした225/45R16と同様に,明確なメリットは見出せない状況です.走っている時の感触としては,205に比べ225の方が確実にグリップに余裕があるのですが,それがタイムに直結しない点が悲しいところです(泣).
また,ブレーキロックの原因究明もしなければなりませんし,リアにA052を投入してバランスを再チェックす必要もありますし,もう少しタイヤへの理解を深めて,225/50R15の性能を引き出せるようにアジャストした後,再度比較を行なってみたいと思います.
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セッティング(タイヤ) | 日記
Posted at
2019/12/23 01:18:39