
とあるところで見つけた写真を基に自動車博物館に関して調べ物をしていたら,気になる情報(サーキット関係ではないです)を見つけたので,この目で確認しようと思い,名古屋へ行ってきました.
訪れた先は「トヨタ博物館」.過去にも1回来た事があるのですが,あれは確か愛知万博(愛・地球博)が開催されていた時期なので,もう15年近く前の話.当時はナゴヤドーム近郊の施設に1ヵ月以上軟禁されて・・・違う違う.そっちの話じゃない.ええっと,何の話だっけ? ああ,そうそう,「トヨタ博物館」の話.
当時は軟禁された場所から抜け出し,リニモに乗って見に行ったけど,クラシックカー中心だったなぁ~くらいの記憶しかありません.
さて,その「トヨタ博物館」.記憶の通りクラシックカーだらけ.
Bugatti Type 35Bとか,
Porsche 356 Coupeとか,
Messerschmitt KR200とか,
BMW Isettaとか,心動かされるクルマもいくつかありますが,そんなに大きな感動はやっぱりないなぁ~と思いつつ,次に登場したクルマが・・・,
Mercedes-Benz 300SL Coupe.さすがにこのクラスになると,じっくり見たくなります.いつものようにアレコレ細部を見ていると,「おやっ? バックミラーの位置が・・・」,
へぇ~.このクルマ,バックミラーがインパネの上に直置きなんですね.後方からも覗き込んでみましたが,確かにミラーがちゃんと見える.「やっぱ,実物を見ないと気づかない事ってあるなぁ~」なんて思いつつ,「じゃあ,サイドミラーはどうなんだろう?」と思って回り込んだら,「アレッ? 見当たらない・・・」(上側の写真参照).「ドアに付いているのかな?」と思って背伸びして見てみましたが,やっぱり見当たらない.「この時代ってナイもの??」と思って,スマホで調べてみたら,
本国のメルセデス・ベンツミュージアムに展示されているモノには,ちゃんとミラーがある・・・.何でトヨタ博物館に展示されているものにはないんでしょ? まぁ,考えても分からないので次へ.
Ferrari 512BB.このくらいの年代で,ようやく私は生まれてますね(笑).
「存在感のあるタイヤだなぁ~」と覗き込んで見ると,サイズは「225/70R15」.70扁平! 「EF8には入んないなぁ~」なんて思いつつ,そういえばサイズが大幅拡大されたRE-71RSだったらあるのかな?と思って調べたら,やっぱりありませんでした(笑).ヒストリックカー用の「ADVAN HF Type D」にもなく,「G.T. SPECIAL CLASSIC Y350」なら80扁平がありますけど,165幅で細過ぎですね.
そんな,どうでも良い事を考えつつ,いよいよ本命の部屋へ.
「クルマ文化資料室」.2019年4月オープンなので,前回来た時にはなかった部屋です.
早速入って,最初に目にしたモノが・・・,
レオナルド・ダ・ヴィンチの自走車模型.クルマの起源は18世紀のはずなので「そこからだろう」と思っていたら,まさかの15世紀の話.こんなモノが存在するとは不勉強でした.
いきなり度肝を抜かれ,そのまま展示物に目を向けると,いやはや凄い・・・.
各国・各車のオーナメントの展示とか,マニアックなものがどんどん出てきます.
クルマに関する切手のコレクション.アイルトン・セナやミカ・ハッキネンのモノは雑誌で見た記憶がありますが,「ルイス・ハミルトンは,なぜにギニアビサウ?」と思って調べたら,ギニアビサウはF1に限らず,色んなスポーツで切手を発行しているんですね.
クルマの"文化"なので,ミニ四駆やゲームなんかも展示されてます("たまごっち"もあったのには笑いましたが).ただ,急追集めたからなのか? 展示を考えた人にあまり知識がないのか? よく分かりませんが,ラインナップには多少疑問がありますけどね(苦笑).
(なぜにセイバー2台に対してバーニング・サン? GT1~6まであって,何で"7"がリッジレーサー?)
そして,一番見たかったのがコレ(↓).
ミニチュアカーを使ってクルマの歴史を語るタイムライン.この展示の仕方は時折見かけますけど,さすがに800台近いものを一同に会した代物は見た事がありません.いやはや壮観ですね!
さてさて,「EF8はあるかなぁ~?」と80年代を見てみると,
ああ,残念.EFはEFでもシビックの方だ.じゃあ,ASだったらあるかな~?と思って前の方を見てみましたが,ナシ! 「そうか・・・.CR-Xは文化の1つとして扱われないクルマか・・・」と思って,そのまま90年代に進むと,
なんと,
デルソルはある!
しかも,"CR-Xデルソル"ではなく,"CR-X"として扱われてる(笑).
そうですか.トヨタさんにとって
CR-Xと言えば"デルソル"ですか.
確かにトランストップはエポックメイキングな技術なので,技術的な観点から言えば,このクルマの方が文化かもしれませんけど,「クルマのスタイルの変化を示すタイムライン」と謳うなら,特徴的な
コーダ・トロンカのスタイルを持つ,バラードやサイバーの方も取り上げて欲しかったなぁ~と思いました.
ブログ一覧 |
博物館見学 | 日記
Posted at
2020/02/01 12:11:15