
順当に新品の
0.2秒落ちで終わったTC1000ですが,タイムが出ないのはともかく,洗濯板を下りた時のリアの跳ねが酷くて困りました.
その後,帰り道の一般道でも跳ねが酷くなったような感触で,「前回はこんなに跳ねなかったのに,なんだこれ・・・?」と頭を捻っていました.
週末にクルマを預けたショップへ「預けてる間にリアの足回り何かイジった?」と確認するも,「いや,何も触ってないよ」と順当な答え.「え~っ? これホントになんなんだよ・・・」と困り果ててしまいました.
何もイジってないのに動きが変わるはずがないので,前回~今回までの作業内容をおさらいしたところ,ピラーバーの付け外しがありました.
単純に付けて→外したので,何も変わらないはずですが,締め直しによってボルトの締結力は変わるので,「それでボディ剛性が変化したのか?」とも思いましたが,仮に変わったとしても横方向の剛性変化で,今回の跳ねみたいな縦方向には影響しないはず・・・.多分これじゃないな.
他に触った箇所と言えばリアタイヤの内圧.ショップに預けている間に圧が上げられ,従来よりも20kPaほど高かったのですが,TC1000を走る時には落としましたし,走行終了後に値を確認したら,いつもの温間値だったので,これも違うはず.
じゃあ,タイムが出ない事に熱くなって,洗濯板の進入でブレーキを我慢し過ぎたのか?(進入の姿勢が悪かったのか?)と思い,ロガーデータを確認してみるも,
う~ん・・・.大きな違いはないなぁ~.
あと変わったところと言えば,
コーティングですが,まさかこんなんでボディ剛性は変化しないでしょうし,残る可能性としては,ダンパーが抜けたのか?と思ったところで,ハッ!としました.
そういえば,
リアのブレーキローター交換したじゃん!
いやいや,まさか~.ローター交換したくらいでリアの挙動が変わったりしないでしょ・・・と思いつつ,「いや,でも,ローターってバネ下重量だよな・・・」と思い直し,ちょっと試算してみる事にしました.
EF8のリアローターの重量なんて計った事がないので,当然データはなく,どこかに載ってないかなぁ~?と調べてみたら,通販サイトに「梱包重量:6.44kg」と書かれているのを見つけました.梱包重量なので,これは2枚分の重量でしょうから,1枚当たり大体「3.22kg」となります(包装分は無視).
次に,新品のローターの肉厚を計ってみたところ「9mm」くらいで,角がテーパー形状になっているので,そのテーパー部分の厚みも測ってみると「1mm」でした.
交換前のローターは,擦り減って1mmくらいの段差が出来ていた(凹形になっていた)ので(↓),
テーパー分を含めて,ざっくり削り量を見積もると「2mm」となります.
その削れた分から重量の減少比率を求めると,
2mm / 9mm → 22%
となりますので,これに新品時の重量を掛けて,減った重量を試算すると・・・,
3.22kg × 22% = 0.7kg
となりました.すなわち,旧品→新品への交換で「バネ下が0.7kg増えた」という事です.
「いやいや~,たった0.7kg増えたくらいで,あんなに変わんないでしょ~」 ┐( ´Д`)┌
・・・と思いつつ,念のため,過去にフィーリングの変わらなかったリアタイヤの15インチ→16インチ化時の重量変化も試算してみます.
15インチ ・・・ RZⅡ(4.9kg) + 195/55R15(8.2kg) = 13.1kg
16インチ ・・・ CE28(5.0kg) + 195/50R16(8.4kg) = 13.4kg
上記より,15インチ→16インチへの交換時の重量変化は「+0.3kg」.
「ホイール変えた時の倍変化してる・・・」
Σ(゚口゚;ガーン!
『バネ下1kgの軽量化は,バネ上10kgの軽量化に相当する』と言いますし,原因はやっぱりコレか.
今使っているダンパーは,8キロの低反発スプリングに合わせて減衰特性を調整してもらったものに,10キロの高反発スプリングを突っ込んでいるので,減衰の効きはギリギリ.そこにローター交換によってバネ下重量が0.7kg増加したもんだから,許容値をオーバーしてしまったのでしょうね.
あ~,やっちまった・・・.llllll(-_-;)llllll
アタックシーズン中はバランスを変えたくなかったのに,失敗したなぁ~.
こりゃ,リアのバネレートを落とすか,ダンパーの仕様を変更するかしないとダメですね.慣らしの時間は残ってないので後者は選びにくいけど,前者だと元に戻るだけだしなぁ~.今年は何だか気温が戻るの早そうだし,いっそ,これでシーズン終了か? う~ん・・・.
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セッティング(ブレーキ) | 日記
Posted at
2021/02/10 02:04:54