
冬休みの間に実家へ帰り,暇だったので古い写真を見返していたら,1993年にSUGOへ全日本F3000(SUGO INTER FORMULA F3000)を見に行った時の写真が出てきました.
当時,私は中学生.地方に居た私にとっては数少ない現地観戦したレースであり,これ以降SUGOには行っていません.懐かしいので,当時の写真を交えつつこのレースの模様を少し振返ってみたいと思います.
このレースを観戦したきっかけは,この前年(1992年)に宮城に家族旅行に行った際,父⇔私のコミュニケーションミスでSUGOで行われていたイベントを見損ねた事が始まりでした.この埋め合わせに父が翌年の家族旅行でSUGOでのレース観戦を企画してくれ,初めて生のレースを見に行く事になりました.

(SPインコーナー~SPアウトコーナーの辺り)
当時の私の知識は,F1の中継をこの前年(1992年)から見始めて「F1の下にF3000というカテゴリーがある」という事を認識し始めたくらい.全日本F3000で誰が走っているのか? マシンがどういう仕様なのか?すらよく分かっていませんでした.
観戦していたのがグランドスタンドなので,スターティンググリッドで撮った写真からドライバーを挙げてみると,
この後,同年10月の鈴鹿でF1に昇格するエディ・アーバイン(コスモオイルローラT92ムゲン),国内のあらゆるカテゴリーで優勝経験を持つ黒澤琢弥(CABIN T92 DFV).
翌1994年にF1デビューするハインツ=ハラルド・フレンツェン(KAWAISTEEL T93),元F1ドライバーであるエディ・チーバーの弟ロス・チーバー(プロミスREYNARD 93D).
「日本一速い男」星野一義(NISSEKI LOLA T92).当時F1はおろか自動車レースに全く興味のない母が「星野はどこにいるの?」と聞いてきて驚いたのを覚えています.さすがの知名度ですね.
翌1994年にチャンピオンを獲るマルコ・アピチェラ(ダンロップ童夢F103i),この年GT・ツーリングカーでチャンピオンを獲る影山正彦(PIAA REYNARD 93D).予選6・7位だったこの二人が優勝争いをする事になります.
これ以外にも,1992年のチャンピオンであるマウロ・マルティニ,後にF1に昇格するローランド・ラッツェンバーガーやミカ・サロを始め,関谷正徳,鈴木利男,高橋国光,服部尚貴,中谷明彦,等々,今見ると凄い面子が走っていたんだなぁ~と思います.
レースの展開は正直あんまり覚えていないのですが,ポールポジションからスタートしたアーバインが途中で電気系のトラブルを抱えて後退していった事だけはよく覚えています.ホームストレートで1台だけエンジン音が異なり,「これだけ音が変わるものなのか・・・」と強く印象に残りました.
(※実際はECUのトラブルだそうで,本来のレブより手前でリミッターが効いてしまっていたそうです)
以上,SUGOの思い出でした.
まさかこれから20年後に,サーキット走行に目覚めるなんて当時は思ってもみませんでしたが,これを最後にSUGOには行った事がないので,一度CR-Xで走ってみたいですね.
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Posted at
2022/01/06 21:28:19