
ショップから連絡があり,EF8の修理日程が見えてきたそうなので,そろそろ目線を次に移したいと思います.
課題が山積みでやる事がいっぱいあるのですが,日光の走行を経て,前後バランスをかなり見直さないとダメである事が良く分かりました.通常TC1000でバランスを取ると日光ではオーバーステア傾向になり,日光でバランスを合わせるとTC1000ではアンダーステア傾向になるのですが,今回はTC1000に合わせたセットでも日光でアンダーと,かなりバランスが崩れていました.
これの対策方法は色々思いつくので,アドバイス頂いた事も含めて1つずつテストしながら探っていきたいと思いますが,その前後バランス云々の前に,一番直したい挙動として,先日の日光で解消し切れなかった6コーナーブレーキング時に起こる「左フロントの上下動」があります.
事の始まりは今年4月.路面が再舗装されてから初めて日光を走ったのですが,6コーナーのブレーキング時に,今まで経験した事がない上下動を感じました.
最初は何が起こっているのか良く分からなかったのですが,車載映像をスローモーションにしながら見てみると,どうやら6コーナーの進入でブレーキングした際に左フロントが沈んで→起きて→また沈んで→起きて→・・・と上下動していたようです.
6コーナーは微妙に下り坂のコーナーなので,ここで右にステアを切りながらブレーキングすると,左フロント1輪に荷重が集中する状態になります.その一方で,6コーナーのR自体は緩いので,あまりハードなブレーキングは行わない事からフロントに荷重を乗せてスプリングを潰し切る事が出来ず,逆に固いスプリングによって跳ね返されてしまい,上下動しているのではないか?と考えています.
今までこんな挙動は出ていなかったのですが,これが4月に発生した原因としては,今までで最も高い「14キロ」というバネレートを初めて日光で使った事,「路面の改修」によってタイヤのグリップレベルが上がり,タイヤが横に滑って荷重を逃がすような効果がなくなった事,これらが合わさって顕著に車体挙動として表れたのではないか?と思っています.
今月走った際は,前回の反省も踏まえてフロントの減衰を上げ,上下動を治められないか試してみたのですが,確かに揺れの周期は前回に比べて穏やかになったものの,完全に治まる事はなく,微妙な上下動は発生していました.繊細なブレーキングが求められる状況では,僅かであっても上下動されるとクルマの姿勢が安定せず,フロントタイヤの荷重も不安定になるのでタイヤの限界を掴み取りづらいので,これは直したい!と思いました.
この件の対策方法としては,以下の2つが考えられます.
①押しつける力を増す ・・・ もっと左フロントに荷重が乗っかるようにする
②跳ね返す力を弱める ・・・ フロントのバネレートを下げる
①は,当日色々ドライビングを変えて試してみたのですが,最終的にどうやっても揺れを治め切れなかったので,セッティングを変えて対処するしかないかなぁ~と思っています.ただ,左フロントに更に荷重を乗せるには,右リアの荷重を抜く必要があるので,別に課題となっている「
インリフト時間」との兼ね合いも出てきそうだな,と思っています.
②は,冬のアタックシーズン中にTC1000を走った際,「205幅のA052に対して,14キロだとハイレート過ぎないか?」と途中から感じ始めていました.
14キロ+減衰MAXの状態で,TC1000の最終コーナーの立ち上がろうとすると,フロントのグリップが微妙に足りず,横に流れてクルマが前に進まない印象を受けました.これの対策として,減衰をやや下げて疑似的にロール量を増やす方向に振ってみたところ,クルマが前に進むようになったので,「やっぱり14キロって固過ぎなのかな・・・?」と思うようになりました.日光では6コーナーで上下動という形でハイレートの弊害も出てますし,クルマ全体のバランスとしてアンダー傾向である点も踏まえると,フロントのレートダウンは考えても良いかなぁ~?と思い始めています.
・・・とは言いつつ,結局のところはこれも前後バランスの問題かもしれないので,もう少しリアでやれる事を試してから,フロントに手をつけようかな?と思っています.
あ~,早く走りたい!(笑)
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セッティング(ダンパー) | 日記
Posted at
2022/07/30 01:23:48