
先日,
中1日でTC1000を走ってきた訳なのですが,短期間でもう一度走りたかった理由の1つとして「VTECの切替ポイントの見直し」がありました.
プロから「コーナリング中にVTEC落ちがある」と指摘されて,切替ポイントを下げたのですが,どうもそれ以降,最高速の伸びが今一つになったので「下げ過ぎたかな?」と思っていました(
先日の結果から,タイヤの内圧の影響もあったみたいですが).
このセッティング変更のタイミングと,気温が急上昇するタイミングが重なってしまったため,最高速が鈍った原因がどちらなのか分からず,判断を保留にしていたのですが,ようやく暑さも和らいできたので比較するべく走りました.
この2日間で切替ポイントを変更して比較してみた結果としては,
変更前 ・・・ タイム:41.705 最高速:127.0km/h
変更後 ・・・ タイム:41.664 最高速:129.9km/h
となり,切替ポイントを引き上げた方が結果としては良くなりました.
とは言っても日が違うので,コンディションも異なるという事で,そちらも見てみると,
変更前 ・・・ 気圧:1011.1hPa 気温:27.0 路面温度:31.6℃
変更後 ・・・ 気圧:1014.2hPa 気温:25.2 路面温度:35.7℃
変更後の方が条件的には良く,こちらの可能性も否定出来ない感じです.
という事で,いつもの通りロガーデータを頼りに比較してみると(青:変更前 緑:変更後),
ホームストレートでは,変更後(緑)の方が車速が明らかに伸びてますね.1~2コーナー間のボトムスピードはは変更前(青)が高いので,VTEC落ちの影響が大きいのか?と思いたくなりますが,こもりん.さんの車載を見る限り,当日のこのエリアはドリフトの影響で路面コンディションがかなり悪かったようなので,ボトムスピードが下がった原因はそちらのせいかな?と思います.
ヘアピン~インフィールド区間,バックストレッチ区間の車速の伸びを見ると,変更の前後でほぼ一緒なので,あまり有意な差はないのかな?とも思いましたが,インフィールドの方は今回少し走り方を変えてボトムスピード重視にしたにも関わらず,バックストレッチでの伸びが変わらないとなると,やっぱり変更後の方が良くなっているのかな?とも思います.
最終コーナーの立ち上がりは変更後(緑)の方が伸びが鈍いですが,ここも路面コンディションの影響だと思われるので,それでも互角の伸びであるとすれば,やはり変更後(緑)の方がパワーは出ていそうだなぁ~と思いました.
以上,VTEC切替ポイントの再々考でした.
今回の結論としては,やっぱり「切替ポイントを下げ過ぎ」だったのかなと思います.実際LINK ECUのデータを見ると,引き上げた方が燃料が入っているので,ここから先は暫くこの状態で走ってみようと思います.
「コーナリング中のVTEC落ち指摘」に関しては,今後はドライビングでカバーする方向(回転数を落とさない走らせ方)で模索していこうと思っています.
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セッティング(ECU) | 日記
Posted at
2023/09/26 12:32:08