
元日が単なる1/365日という感覚が年々強くなってきてますが,2024年が始まってからば既に2週間が経過しています.
結局,冬休みの間はひたすらForza Motorsportを使って,EF8のセッティングの研究をしてました.昨年末に振返った通り,現状のセットアップは煮詰め過ぎて,タイヤのタレ具合に比例したタイムしか出ず,変化を生む意味で何かを変えようとするとタイムが落ちる方向にしか行かない状況になっているため,正しい方向性を探るべく研究をしてました.
この研究は,コースを走って→タイムを出して→セッティングを変更して→また走る→・・・というリアルでやっている事をゲーム内でやってるだけなのですが,漠然とやっていると飽きてしまうので,Forza Motorsport内のコンテンツの1つである「ライバル(自分よりちょっとだけ速いゴーストカーとのタイム競争)」を使って研究してました.
そんな研究始めの成果は,世界ランク:511位(上位16%),アジアランク:32位という感じだったのですが,世界1位とのタイム差がまだ4.5秒もあって愕然としつつ,「クルマのポテンシャルを引き出す方法がまだ他にあるんだ」とこれをモチベーションにしています.
そんな感じでパッドを握りしめて,ひたすらゲーム画面と睨めっこしていた元日に,皆さんご存知の通り能登半島地震がありました.今年は実家(新潟)に帰省せず,東京に居たので私自身は特に被害を受けなかったのですが,ニュースを見ていてびっくり.実家の近くにある郵便局が,地震の影響で起きた液状化現象により被害を受けていました(↓).

(日本経済新聞:
能登半島地震、新潟で液状化被害 復旧時に必要な対策はより)
テレビ越しだと実感が湧かず,傍観者目線になりがちなのですが,見知った建物がこんな姿になるのを目にすると,多少は違う感覚も生まれますね.誰でもそうだと思いますが,こんな年始めは二度とゴメンなので,早く復旧する事を願ってます.
さて,そんなニュースやゲームも,実際にサーキットを走れるとなれば関心が薄くなるもので,5日間のコースメンテナンスが明けたTC1000で走行始めをすべく,筑波サーキットへ行って来ました.
コースメンテナンスの詳細は事前に公開されていなかったので,「再舗装でもされていたら油が浮いて嫌だなぁ・・・」と思っていたら,放送で縁石を追加した旨のアナウンスがあり,「コースチェックのために歩いても良い」とも言われていたので,あおたまさんをお誘いしてコースに出てみました.
1周グルッと回って確認した変化点は以下の3つ(↓).
このそれぞれに従来の縁石の内側に,もう1つこんな形(↓)の縁石が追加されている事を確認しました.
洗濯板のトコにも,その名の通り洗濯板状の縁石があるのですが,あちらが凹型であるのに対し,今回追加されたのは凸型です.ご覧の通り結構な高さがあって,これに当てると確実に足回りにダメージが及びそうです・・・.
【ヘアピン】
【インフィールド(立ち上がり側の12R)】
【最終コーナー】
いずれも通常は通らないところに設けられた縁石なので,普通に走っていれば全く影響がないのですが,例えば,アプローチでミスってクルマがIN側に切り込み過ぎ,「IN側のタイヤが縁石の内側をカットしてしまうかも・・・」みたいなシーンで,少し心理的なプレッシャーが掛かります.今までだったら「インカットするかもしれないけど,いっちゃえー!」と躊躇なくアクセルを踏んでいたのが,「ヤベッ! このままだと2段目の縁石に当ててクルマがダメージを受けるかも!?」と一瞬踏み抜くのを躊躇してしまいます.
実際に走ってみると,私の場合は最終コーナー(↓)が特にそうで,
何回か,「あ~,これダメかも・・・」とアクセルを開けるのを途中で止めたり,修正舵を加えたりしました.実際は修正を加えなくても2段目の縁石に乗る事はなかったのですが,万が一の事態を想像するとなかなかのプレッシャーでした.これに対処するには「ジムカーナ的な正確なライントレース能力(自信をもってアクセルを踏み抜ける能力)」を身につける必要があると思い知らされたTC1000始めでした.
では,そんな2024年バージョンのTC1000に挑む当日のコンディションですが,9時の時点で気圧は1010hPaとあまり高くないものの,気温:5℃,路面温度:-0.2℃とこちらは好条件.GTウイングが凍る環境なので(↓),リアタイヤのウォームアップには注意が必要そうです.
5日間誰も走らず埃が溜まっているトラック,2ヵ月のブランクがあるドライバー,1ヵ月ほとんど動いていなかったエンジン,オートサロンで比較的少ないとはいえそこそこいる台数等々,諸々の条件を加味すると1本目はリハビリ走行かなぁ~と思ったので,A3枠(9:40~)を選択しました.
いざコースに入ってみれば,予想通りの混雑振りでタイムを出す環境ではなかったので,タイヤのウォームアップに意識を払いながら走っていたのですが,予想以上にタイヤの温まりが早い.昨年勉強した「
内圧とウォームアップの関係性」の知識を活かしてセットしたのですが,それ以上に「そもそも今のセットがタイヤに負荷を掛け過ぎている(=温まりが早く・タレも早い)」という事もあるんじゃないか?と思いました.
その証拠に,路面温度が0℃付近であるにも関わらず,内圧はフロントが240kPaオーバー,リアが260kPaオーバーにまでいとも簡単に達してしまい,明らかにタレています.結局,この1本目ではクリアが取れたのはタイヤがタレた後だったので,タイムは 41.716 と酷い有様でした・・・.
ハナからまともなアタックが出来るとは思っていなかったので,この体たらくでも別に苛立つ事はなかったのですが,この高いウォームアップ性能を考慮すると,GTウイングが凍るような環境下であっても,タイムを出すためにはやはり一撃(計測1)で決めるしかないようです.
このため,周囲のクルマの動き方を読みつつ,比較的台数が減りそうなA7枠(11:00~)を狙って先頭でコースインする事にしました.そして,先頭のままアタックに入ったのですが,
1コーナーでブレーキをロックさせてしまいました・・・.
乗っている時は,「ヤッベ! またイリュージョン(↓)をやっちまうか!?」
と肝を冷やしましたが,どうやら温度がほんの少し足りないだけだったらしく,幸いにしてコース内でロックが解除され,今回は芝生まで行く事はありませんでした.ただ,芝生まで行かず,コース内に留まった事もあって,私の後ろで計測ラップに入っていたGR86(BRZ?)の方のアタックを台無しにする事にはなってしまいました・・・.この点だけはホント申し訳ない.<(_ _)>
一応,ロックが解除された後,GR86(BRZ?)が抜きに来るかな?とサイドミラーで見ていたのですが,私の動きを不審に思ったのか,後方に引いて距離を取られたので,それ幸いと先頭をキープさせて頂き,再度アタックに入らせて頂きました.そうして出したタイムが,
41.482.まぁ,40秒台が出るなんて夢にも思っていませんでしたが,それにしたって,今日のコンディションを鑑みたら41.1秒くらいは欲しい.クルマの前後バランスは凄く良いのですが,とにかく1発が遅い(クルマのピーク性能が低い)ですね.これが耐久レースなら乗り易いクルマとして褒められるんでしょうが,予選アタックをするクルマとしては論外.セットアップの方向性を間違えているのかなぁ~? とにかくクルマが遅い.いやはや困った.なんでこんなに遅いのか? 原因を突き止めねば・・・.orz
そんな事を思いつつ,この後の予定を考慮して後片付けを開始.終わった頃には12時を過ぎてましたが,いつもの皆さんは既にお昼を食べに行ったのかピットに不在.まだいらっしゃったC:羊さんにだけご挨拶して,サロンへ向かいます.
途中,地下道へ下りる階段のところで「アレッ? 緑のペンキ塗り直した??」と思いつつ,
「あ~,ココの絵を使うと筑波サーキット版『
8番出口』とか作れそうだなぁ~」等と思いつつ,サロンに到着.
皆さんは外に食べに行ったのか?と思いきや,おだてのまつさん,どりとすさん,いつさん,taka@黒インテ(元)さん,あおたまさん,かずやん!さんがサロンで集まって食事をされていたので,ズカズカと勝手に相席をさせて頂き(笑),モツ始め.
その後,一番最後に来て,一番最初に出て行く身勝手ムーブをかましてサロンを出た後,TC2000で走行会中のこもりん.さん,しょこさんご夫婦にご挨拶.これで常連の皆さんとの挨拶始めも完了.
そこから筑波サーキットを出て,大急ぎでショップへ向かいます.
ショップに到着すると,1年振りのこのお方が!
一昨年,「
アメリカに行く!」と言って,旅立ったEF8の先輩だったのですが,どうやら向こうでやらかしてしまったようで(↓),
お勤めを果たした後,今月頭に送還されたようです(笑).1年振りにお会いした先輩は,身体が大きくなってCR-Xのシートに入らな・・・くなるような事もなくお元気そうで,「お久し振りです!」とご挨拶させて頂いたら「おぅ,コレ土産(↓)」と,
恐らく日本国内では入手困難と思われるブツを手渡されました.英語が苦手な私には「Raの男(Ra-men)向け」という部分くらいしか分からないのですが,一体"Ra"って何なんでしょう? 「Ra-men」と読み上げたら「発音がなってない!」と突っ込まれました.暫くの間は人目につかない場所に保管して,先輩の走り始めを待ちたいと思います.
そして,最後は雪始め.
積もり始めるとヤバイ!と思って急いでショップから退散しましたが,ミゾレだったので大丈夫でしたね.
以上,2024年のアレやコレやの事始めでした.