
色々ネタがあってなかなか手が付けられなかったのですが,ようやく
先日のナリモの反省回です.
今回は,前回(3月)走行結果から9つの改善点を挙げて臨みました.結果としては前回から0.9秒短縮し「大成功!」と言いたいところなのですが,当日はかなりコンディションが良く,そちらの影響の方が大きいようにも思えるため,先述の改善点がちゃんとタイム短縮に結びついていたのか?を確認しておこうと思います.
まずは,いつものようにサンプルデータから.
【前回(59.35)】
【今回(58.45)】
続けて,当日のコンディション.
前回 ・・・ 気圧:1018.5hPa 気温:17.1℃
今回 ・・・ 気圧:1028.8hPa 気温:15.3℃
気圧が高いですねぇ~.確実に1%以上の出力向上が見込めそうです.
そして,ロガーデータ(青:前回 赤:今回).
今回(赤)の方がほぼ全域上回っていますが,ここのヘアピン(↓)だけロスがあるようです.
では,改善点に沿って細かく見ていきます.
①1コーナーから続くヘアピンはINにあまり寄り過ぎない
前回(青)はヘアピンに進入する際,速度を落としてIN側に寄せていたのですが(↓),
今回は意識的に寄らないよう速度を維持したため,自然とアンダーステア気味に膨らんでいます(↓).
ここまでは狙い通りですね.
②その先のS字を真っ直ぐ抜けられるポジショニングを意識すること
前回よりも外側から回り込んだので,S字の切返しに対して十分備える事ができ,左→右の切返しに遅れなく操作出来た事から,大きくアクセルを開けられています(↓).
これで0.05秒稼げているので,僅かながら改善効果はあったようです.
③7R+8Rで構成される右のヘアピンはとにかく小回りすること
ここ(↓)は寄せが足りなかったかなぁ~?
④外側のタイヤを決して荒れた路面の上に落とさない
外型のタイヤは荒れた路面の上を通っちゃってるし・・・(↓).
ただ,荒れた路面の上を通る覚悟でアクセルを踏んだ結果,0.22秒稼げているので結果オーライですかね.
⑤外周に向かうヘアピンはなるべく外側からアプローチ
手前のヘアピンで速度を乗せた都合上,こちらのヘアピンは前回よりも内側からアプローチする結果となりました(↓).
前回(青)よりも車速はのっているのですが(↓),
タイム的には全く変わりませんね・・・.
⑥左直角を抜けた先は,次のヘアピン目がけて左にクルマを寄せるのではなく,真っ直ぐ立ち上がること
ここは狙い通りに出来ています(↓).
単純に距離が短い分だけ,0.1秒稼げました.
⑦15Rのヘアピンはひたすら我慢! 小さく・小さく回る事を心掛ける
ここも狙い通りに出来ているのですが(↓),
⑧ヘアピンを抜けた後は外側に膨らまず,コースに沿って右に寄せる
右に寄せて小回りした分だけ車速がのらず(↓),
タイムは逆に0.24秒遅くなりました.これは明確に失敗ですね・・・.
⑨右に寄せた位置からヘアピンに向かってレ点状にコーナリングし,そこから先はとにかく速度を稼ぐ
ただ,手前のヘアピンで右に寄せた事で,ここのレ点コーナリングは成功し(↓),
ボトムを大幅に引き上げる事に成功しています(↓).
この結果,このセクションだけで0.23秒ゲインしているので,ほぼ先程の失敗を帳消しにする効果はありました.
その後,この車速の伸びを活かしたまま,最終コーナーも上手くクリア出来ているので(↓),
ゴールラインまでに0.25秒更に稼げていました.
これらをタイムゲインとして纏めると,
①+② ⇒ 成功!(-0.05秒)
③+④ ⇒ 失敗…(失敗した方が-0.22秒)
⑤ ⇒ 失敗…(変化なし)
⑥ ⇒ 成功!(-0.10秒)
⑦+⑧ ⇒ 失敗…(+0.24秒)
⑨ ⇒ 成功!(-0.23秒)
といった感じでトータル0.36秒の短縮.前回からのゲインは0.9秒ですから,差し引き0.54秒はコンディションのおかげ,といったところでしょうか.⑦+⑧の失敗がなければもう0.24秒稼げた可能性がありますが,そうすると⑨での稼ぎ代が減った可能性もあり,難しいところですね.
もし次やるんだとしたら,次のヘアピンに備えて立ち上がりで外側に膨らまない事はキープし,進入で外側に振って車速を伸ばすライン(↓)を取るのかなぁ~?
これなら両者の合いの子となりそうですし,良い妥協点ををつけられるかな?
ただ,いずれにせよ,大幅な向上は望めないので57秒台はさすがに見えなそうですね.
以上,前回検討した改善案の効果確認でした.
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ナリタモーターランド | 日記
Posted at
2024/11/13 22:11:07