
「THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN」ネタのラストです.
最初は「アウディ・クワトロ」.
4WDをアピールするためにアウディがWRCに投入したクルマです.
前回出てきた「131」も最初見た時は「デカイなぁ~」と感じましたが,この「クワトロ」は更に大きい! 当時も「こんなデカい車はラリーで勝負にならない」と言われたほどだったそうです.
エンジンは2.1L 5気筒+ターボだそうで,360PSと滅茶苦茶パワフルです.その反面,4WDという事もあって車重は1240kgとかなり重いですが.
この後,モンスターなグループBが始まるので,その直前の市販車の面影を残した最後の世代という感じですかね.
ラリー仕様にアチコチ変更されているのですが,違和感がなく,すっきりしています.外観上で唯一特徴的だったのは
以前「スタリオン」でも見たウイング下部にクーラーをマウントする方式くらいですね(↓).
とにかく「デカい!」という印象のクルマでした.
そんなデカいクルマを見た後だと尚更ですが,最後の「ルノー5ターボ」はこれまた小っちゃい.
こちらは最近「ルノー5ターボ 3E」として,このクルマをオマージュしたBEVが発表されましたね.
オリジナルはミッドシップなので,リアに比べるとフロントが細く,その分だけボリュームに差があるかな?
リアに積まれた1.4L 直4ターボは,オリジナルのFFから180°回転させて積んでいるそうで,ベースのFFではトレーリングアームだったリアのサスペンションも,フロント同様にダブルウィッシュボーンに変更されています.
また,拡大されたホイールハウス後部にダクトが見えますが,左側は埋まっているのに対し(↓),
右側は空いています(↓).
どういうこっちゃ?とフェンダー側を覗いてみると(↓),
左側にはNACAダクトがあるのに対し,右側にはそれがありません.ここから察するに左側が吸気口,右側が排気口になっているのでしょうね.排気口と言えば,Cピラーのところにもそれらしきものがありましたが(↓),
こちらは内部を覗けないので,何用なのか?は分かりませんでした.
以上,富士モータースポーツミュージアムの企画展「THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN」でした.
単純な好みの問題ですが,やはり全長4mを切っている小さなクルマの方が個人的には惹かれますね.レイアウトに制約がある中でどれだけ盛り込めるか? そういった創意工夫が見て取れるのが面白いし,楽しいです♪
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博物館見学 | 日記
Posted at
2025/04/10 00:16:03