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2025年04月14日

パイロンジムカーナの反省会

パイロンジムカーナの反省会 1日たっぷりと楽しんだ先日の「コソ練しちゃお♪」ですが,午後のジムカーナでは2名乗車なのにインストラクターに0.05秒負けてしまったので,今後に向けた改善代を残すべく,反省会(回)をしておこうと思います.

残念ながら,ベストタイムをマークした時はDigSpiceが力尽きていたため(バッテリー切れ),比較出来るのはセカンドベストのデータとなるのですが仕方ありませんね.

しかし,それにしてもパイロンジムカーナの分析は難しい.コースという目標物がないので,GPSロガーの計測誤差でラインがズレているのか? 攻略の違いでラインがズレているのか? 識別がつかない.ただ比較するだけでもなかなか大変ですが,愚痴ってても仕方ないのでやってみます.

インストラクターに乗って頂いた時が左(29.248),私がドライブした時が右(29.400)です.




計測開始
スタートラインを通過した時点の車速はほぼ同等(↓).



両者共にローンチスタートは行わず,通常通りの1速発進なのでホイルスピンなんて起きるはずもなく,車速がほぼ同等なのは当たり前でしょうね.
(逆に言うと,これくらいの車速であれば2名乗車の60kgハンデは影響しないとも言える)


1個目のパイロン
早速1個目のパイロンへのアプローチから異なります.私(右)の方が僅かにステアリングの切り始めが遅く,インストラクター(左)の方がパイロンへの寄せがシビアです(↓).



ライン取りで見ると,ほんの僅かですが私(青)の方が大回りしているのが確認出来ます(↓).



この理由として1つ考えられるのがギヤの違い.インストラクターは左にステアリングを切りつつ1→2速へシフトアップしていますが,私の方は1速固定のまま.その分だけ私(青)の方が3km/h程度進入速度が高く(↓),



これがアンダーステアを要因かと思われます.折角高い速度で進入しても,その後で失速するのであれば意味がなく,インストラクター(赤)のように飛ばし過ぎず・落とし過ぎず,最短距離でスルスルと加速させるのが正解なのでしょうね.


スラロームセクション
2個目のパイロンでは違いがありませんが(↓),



3個目のパイロンに対するアプローチは少し違います(↓).



私(右)は通常のスラロームと同じ考え方で,2個目のパイロンと同じような舵角・寄せ方ですが,インストラクター(左)の方は舵角は大きく・進入角度も異なっています.この理由はスラロームの最後のパイロンに対するアプローチが異なるためで(↓),



私(青)は普通にスラロームをやって,最後のパイロンで強引に曲げるアプローチですが,インストラクター(赤)の方は,最後のパイロンの立ち上がりを見越して,先にアウトに振って進入角度を浅くしているのが分かります.この逆算の結果が先程のドライビングですね.

ジムカーナでは絶対的な車速域が低いため,タイヤのグリップが余り気味になる事から,私は可能な限りアクセルの全開率を高める走らせ方をしていたのですが,インストラクターの方は全開率には拘らず,極力小回り・小回りで最短のラインを通る走らせ方をしていました.こういった速度と距離のバランスの見極めは難しい部分ではあるのですが,反復練習の出来ないジムカーナだからこそ,短時間でそれを見極める能力が大事で,ドライバーの腕の差として表れる部分ですね.


外周(行き)
私(青)の方は,パイロンへの寄せ具合をあまり気にせず,とにかく全開!全開!とアクセルを踏みまくります.その結果,強烈なアンダーステアを出してインストラクター(赤)よりも遥かに大回りしています(↓).



この辺りがパイロンジムカーナの経験値不足だなぁ~と思うのですが,乗っているとタイヤのグリップが余っているのが分かるので,とにかく踏んじゃうんですよね(苦笑).コースであれば左右の縁石との距離からアンダーステアが出ている事にも気づけるのですが,コース幅という概念のないパイロンジムカーナだとそれに気づけない.今回の比較で私の問題点が浮き彫りとなりました.


(アベレージで3km/hくらい,私=青の方がコーナリングスピードが高いです・・・)


180°ターン
ここもインストラクター(左)は手前から逆算をしています(↓).



インストラクター(左)は180°ターンのパイロンの1つ前のパイロンにしっかり寄せに行っているのですが,私(右)の方はこのパイロンを全く意識せず,180°ターンのパイロン目がけて真っ直ぐ突っ込んでいます.



インストラクター(赤)は180°ターンのパイロンに対し,なるべく浅い角度で進入してボトムを引き上げる走らせ方をしているのに対し,私(青)の方は真っ直ぐ突っ込んで,ちっちゃく回って,真っ直ぐ立ち上がる,それこそジムカーナっぽい走らせ方(ファストイン・ファストアウト).インストラクターの横に乗っていた時は「ここでは1速を使わないんだ~」と不思議に思っていましたが,確かにこの走らせ方なら1速は使わないですね.逆に私の方がちっちゃく回るんだから1速を使うか,もしくはサイドを引きべき.完全に攻略法を間違えているんだなーと思わされました(泣).


外周(戻り)
ここもインストラクター(赤)は速度と距離を高次元でバランスさせているのに対し(↓),



私(青)の方は,外周1個目のパイロンを抜けた辺りからドアンダー.最高速は私の方が4km/h近く高いのですが,タイム的には大きく遅れをとっています・・・.


(3車身くらいの差があるんじゃないかな?)


360°ターン
ここはインストラクター(赤)が1速を使っているのに対し,私(青)の方は2速キープのまま.私自身で1速を試した時は「旋回中の速度は変わらない」と感じていたのですが,結果はどうだったのか?というと(↓),



やはりほぼ差はなし.360°ターンを抜けた後,ゴールライン通過後のブレーキングでインストラクター自身が「ブレーキが早かった」と仰っていた通り,最後の一伸びの差で両者の距離は詰まっていますが,これがなければもう0.05~0.1秒は引き離されていたでしょうね・・・.


以上,パイロンジムカーナの反省会(回)でした.

今回初めてパイロンジムカーナをやったので,経験値が不足しているのは当然なのですが,コース幅という指標がない中で「速度と距離のバランスを詰める」という点で私はかな~りダメダメな事が浮き彫りとなりましたね・・・.「踏んでも曲がるから踏む!」ではなく「ロスなく踏む!」という考え方が足りてないなぁ~.また,EF8の身軽さ・小回りの良さに頼って,強引にちっちゃく曲げる癖も直さないとなぁ~(楽しいのでついやっちゃう・・・笑).クルマの負担なく,もっと速く走らせる方法を逆算・逆算で求めていく意識も足りてないと思わされました.

サーキットのように同じコースを何百・何千と周回していると,こういった基礎的な能力の部分が隠れてしまうのですが,パイロンジムカーナではラインの自由度が高いからこそ,ドライバーの腕の差(攻略スキルの差)が如実に表れますね.「ジムカーナをやると上手くなる」というのはこういう事なんだろうなぁ~と思わされる比較結果でした.

ドライバーのスキルを磨くという意味でも,単純に走って楽しい♪という意味でも,機会があればまたパイロンジムカーナにチャレンジしてみたいと思います!
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Posted at 2025/04/15 20:04:58

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