
EF8の先輩に挑むEF8vsEF8,2023年は先輩がアメリカに行ってしまい,2024年は先輩の仕事が忙し過ぎて
1戦のみで終了.そして,2025年は
3月にようやく開幕戦か!?と思ったら,先輩がトラブルでリタイヤと,ずっと戦えず仕舞いでした・・・.
そんな消化不良がずっと続いていましたが,先輩のEF8の修理も終わり,満を持しての第1戦となりました.
当日は雲が日射しを遮ってくれたおかげで,気温は朝から20℃オーバーと高いですが汗をかくほどではなく,逆に気圧が1020hPa超えとなかなかのGoodコンディションでした.今回は某SNSでよく見かける若手のホンダ車乗り達が多数参加していて,かつてないほど車種がバラエティに富んでいて,パドックを歩くだけでも賑やかな雰囲気です.
そんな雰囲気を楽しみつつ,1年振りの対戦となるので「ハンデはどうしますか?」と先輩に聞いたところ,
フロントのカナードなし,タイヤは3年落ちの中古品を使ってやるから,ハンデなしにしろとの事.「ええ~っ,ハンデなしですかぁ~」と嫌な顔したら,「じゃあ,おまけでアンテナも出したままにしてやる」と言われました・・・(↓).
即座に隣のAT使いのBB6のトコへ行って,「ハンデなしって酷いんですけど~」と泣きつこうとしたら(↓),
フロントタイヤ外して,
新設したブレーキダクトを覗き込むフリをしてスルーされました(↓).
(ノД`) シクシク…
そんな仕打ちを受けつつ,早速1本目(9:00~).
路面温度は既に30℃を超えており,リアタイヤのウォームアップは不要.となると1本目の計測1が勝負になるので,極力ペースを落としてブレーキだけ温める感じでウォームアップ.
出走7台なので十分にスペースをとった後,いざ勝負!
結果は 41.806 でこの瞬間ではトップタイム.ただ,
リアスプリング交換後,初の走行だったので少し1コーナーのブレーキングで日和ってしまいました・・・.
(*ノω<*) アチャー
この後,気温は上昇する一方なので,タイムを出せるとしたら次の計測2がラストチャンス.気合を入れ直して,いざ勝負!
結果は
41.716 とコンディションを考えればマズマズのタイムとなりました.
続く計測3はタイヤがタレて42秒台までガクッと落ちました.これでもう私は41秒台を出せないので,あとは先輩のタイム次第.タイムボードをジッと眺めつつ周回を続けると,どうやらトップ3にはいない模様(私はクラス4位).「おっ! 何とか抑え込めたか!?」とバックミラーを見たら,なんと背後に先輩がいる!
「えっ!? まさか1本目からやるんですかー??」とタレたタイヤをなだめつつ必死に逃げたのですが,「ああ,なんだ.1年経ってもそんなもんか」と余裕を見せつけられてしまいました・・・.そんな1本目の結果は,
私 ・・・ 41.716
先輩 ・・・ 41.795 (+0.079)
辛くも私のリード.しかし,先輩のあの余裕っぷりからすると2本目以降で超えてきそう・・・.
続く2本目(10:00~).
何もせず,ただ走っても勝ち目はないので,ブレーキバランスを0.5だけリアに寄せてオーバーステアを誘発する狙いにしてみましたが,
ハンドリングが悪化するだけでタイムには繋がらず・・・(42.162).
「こりゃダメだ」という事で,タイムを出しにくいように先輩にプレッシャーを掛けてみます(↓).
インフィールドの立ち上がりで挙動を乱させる等,一応プレッシャーは掛ける事には成功したようですが,こちらのフロントタイヤが全く喰わないので接近する事は叶いませんでした・・・.
「あとやれる事は~」と考えて,ピットに戻りブレーキバランスを再調整(↓).
現状のバランスだと1コーナーとヘアピンでリアが出過ぎるので,この位置に再調整(↓).
これでリアがロックして滑る感触がなくなり,バランスは取れた気がしますが結果には繋がらず(42.242).この感触だと「
SC6.5」でもまだフロントが足りないかもしれませんね.初期制動の強い「SC6」か? 絶対値の高い「SC7」か? 悩ましいところですが,再検討が必要そうです.
一方,そんな情報収集を私がしている間に先輩は,
41.543 をマークし,私を逆転! これで今回の勝敗は決しました・・・.
私 ・・・ 41.716
先輩 ・・・ 41.543 (-0.173)
(T⌓T) ウゥゥ…
先輩はこの後,次戦に備えて(?)ホンダ車系の走行会なのに,なんとフェラーリドライバーを招聘し(↓),
コーチングを受けていました(↓).
そして,ちゃっかりサイン(↓)もゲット(笑).
最後の3本目(11:00~).
勝敗は決してしまったので,3本目はセッティングの検討に頭を切替えます.ブレーキバランスは先程の調整で不満はなくなったので,残るは前後バランス.リアはヘルパースプリングを抜いた事で再びインリフトするようになり,ヘアピンやインフィールドでは小回りが利くようになりましたが,1コーナーの進入がやや不安定.
今回で
HAL springの低反発を継続するか否か判断しようと考えていたので,具体的にどこかが乗りにくいのか?を確認したところ(↓),
やはり1コーナーでした.130km/h台の車速からフルブレーキングして,ブレーキをリリースしつつステアリングを切り込んでいくポイントで,フロントがフワフワとした感触で落ち着きがない.落ち着きがないので姿勢がなかなか定まらず,姿勢が定まらないのでアクセルも開けられない・・・.これは恐らく14キロのハイレートに対応させるために減衰力を下げた事が原因で,ならば減衰を上げれば感触が良くなるか?とピットに飛び込み,調整(↓).
これが正解でした.減衰を2段階上げた事で姿勢がビシッ!と決まり,思い切ってアクセルを開けられる~♪ 残念ながらお昼近くで路面温度がかなり上がっているため,タイム自体は伸びませんでしたがフィーリングとしては明らかにこちらの方が良い.
「低反発ならこれだな~」と思いつつ,走りながら・・・,
「でも,減衰を上げられたのは今日の気温が高いからだよなぁ~(ダンパーの粘度が下がっている)」
↓
「恐らく冬場でこの減衰設定だと,ツッパリ感が出てフロントが入らないよなぁ~」
↓
「そうなるとツッパリ感解消のために,レートを下げるべきだよなぁ~」
↓
「レートを下げるなら,そもそも低反発にする必要がないよなぁ~(14キロの反発力が強過ぎるから低反発にした)」
↓
「元の12キロ・中反発に戻すか・・・」
という結論に至りました.
これでセッティングの検討も終了.走行枠も残り10分を切り「さて,少し早いけど戻るか・・・」と思っていたら,目の前にこちらのFD2が(↓).
「なんで,お前がこの枠走っとんねん!」と突っ込みを入れつつ,「あ~,同乗走行か?」「ん? 同乗走行?? という事は今走らせているドライバーは先程の・・・」
( ✧Д✧) キラーン
という事で追撃開始!
ふむ,クルマの速さ的には私のEF8と同等くらいかな? ただ,ドライビングが滅茶苦茶スムース! さすがはフェラーリドライバーだなぁ~と思っていると,今度は後方から先輩が接近.
「最後にコーチングの成果を見せてもらおうか!(←負けた癖にエラそう)」と追いかけてみますが(↓),
「フッ,手の内は見せんよ・・・」と避けられてしまいました.
(ー ー;) グヌヌヌ…
という事で,2025年の開幕戦の結果は0.17秒差で先輩の勝利となりました.先輩はフェラーリドライバーからのコーチングで収穫が得られたようですが,私の方もセッティングの材料を集められたので,互いにアップデートを施して次戦に臨みたいと思います.
なお,走行会終了後は「まだ筑波のモツ定を食べた事がない」というFD2乗りを誘って,EF8の先輩,AT使いのBB6と4人でサロンへ.
AT使いは,走行会に参加していた黄色いBB6とプチオフ会をやれて喜んでました.
(BB6乗りに会える事自体が相当レアなので,かなり嬉しかったらしい・・・笑)
以上,開幕戦の模様でした.当日お会いした皆様,お疲れ様でした!
【おまけ】
メカニックのSさんから「最近,走行会終了後のじゃんけん大会の景品獲得率が低く,由々しき問題である.ドライビングだけでなく,レーシングドライバーのじゃんけんパターンも分析するように!」とよく分からない宿題を落っことされました(苦笑).
しょうがないので,今回からデータを収集していこうと思います.
記念すべき第1回は,K選手(↓).
最初はグー!の後,初回は連続でグーを出し,その後はグー→チョキ→パー→グー→チョキ→パー→…と必ず手を変えて繰り返すパターンでした.なお,このパターンはじゃんけんのセッションを跨いでも(勝者決定後の第2戦等)持ち越しされ,継続されるようです.
φ(´・ω・`)メモメモ
ちなみに,日本じゃんけん協会によると「グーには『強い』『握り拳』といった勝利に結びつきやすいイメージがあるため,不意にじゃんけんを仕掛けるとグーを最初に出す事が多い」のだそうです.さすがはレーシングドライバー,こういう場面でも"勝利"の二文字に拘るようですね!