
先日フロントのスプリングを交換して,
バネレートを14キロ→12キロに落としました.
レートが落ちた分だけスプリングの縮み量が増えるので,当然,車高も下がる訳なのですが,予め行った試算では5mm落ちる予定でした.しかし,実際にやってみると3mmしか落ちず,アレッ?となってしまいました.まぁ,所詮は試算に過ぎないので,合ってなくても仕方がないのですが,なんでだろうなー?と気になりました.
試算の前提条件において間違っている可能性があるのは「車重」or「レバー比」のいずれか.「車重」のデータは
10年以上前のものなので,まず間違いなく現在の方が重いはず(車高が落ちる方向).となると「レバー比」の方が怪しいです.
私のEF8の「レバー比」は諸説あって,上は「1.60」というものから,下は「1.45」と振れ幅が大きく,何を信用したら良いのか分からなかったので,
以前レバー比を調べた時の値から,EG/EKの値を参考に「1.50」としていました.
EG6 ・・・ F:1.50 R:1.20
EK9 ・・・ F:1.56 R:1.23
しかし,今回の2キロレートダウン ⇒ 車高3mmダウンから逆算してみると,
12 × (35 + 3) = 456 [kg]
456 / (644 / 2) = 1.41
という事で,フロントのレバー比は「1.41」という結果になりました.
「さすがにこれは違うくね?」と思ったのですが,「そう思うなら測って確認しろよ!」という事で実際に測ってみました.
「レバー比」というのは,ロアアームの付け根(ボルトの中心点)~ ロアアームの先端(ボールジョイントの中心点)を分母(①),ロアアームの付け根(ボルトの中心点)~ ダンパーフォークの中心点を分子(②)とした時の比率です(↓).
レバー比が「1.00」だとロアアームに加わった力が,そのまま100%スプリングに伝わります.レバー比が「1.41」の場合はその1.41倍という事です.なので,EF8のようなダブルウィッシュボーン形式の場合は,ストラット形式に比べてレートの高いスプリングを入れる訳ですね.
・・・で,その計測結果は,
① = 390mm
② = 275mm
① / ② = 390 / 275 = 1.41
という事で,レバー比は「1.41」で合ってました・・・.やっぱり現実から目を背けてはダメですね(苦笑).
以上,短いですが,EF8のレバー比はいくつ?というお話でした.
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Posted at
2025/06/07 21:34:31