
ショップに依頼していた作業がようやく終わったので,慣らし&テストがてらTC1000へ行って来ました.
お店が繁盛しているようで,部品をオーダーしてから1ヵ月以上待たされた事もあり,TC1000に来るのは2ヵ月半振り.前回の走行が
5月末なので暑くなりかけの頃合いでしたが,その後,連日夏日が続いていたので,家に籠ってひたすらForza Motorsportをやってました(あと1レースで全イベント消化).
当日は三連休の最終日なので混むかなーと思いつつ,午前中は雨予報だったので逆にピットが取れるレベルで空いてるかなーと思いながら筑波サーキットへ到着.結果は,残念ながらピットは満杯でパドックの方に行くとガッキー∴6度8分さんのZN6が1台止まっているだけでした(2台差だったか・・・).
予報を見るとザーザーの雨というよりはポツポツ降るレベルだったので,まぁ,なんとかなるでしょ~と荷物を降ろして準備を開始.2ヵ月半振りなのでなんか色々段取りを忘れていて無駄な動きが多かった気もしますが,タイヤ交換をしようと思うと色々障害が.
1つ目はジャッキのバー.
私はミナト電機工業の「
ローダウンジャッキ」を使っているのですが,2分割されているバーを連結させようと思ったら連結部分が何だかユルユルで挿さらない.「ん? なんだ??」と思ってよく見ると画像の位置のボルトが抜けてました(↓).
「えっ? こんなトコのボルトが抜けるの??」と思いつつ,トランクを覗くと中に落ちていたので「ああ,良かった~」と拾い上げ,穴に差し込んで仮止めした後,六角で締め込もうとしたら4mmでハマらず,3mmでスカスカ・・・.
「インチかい!(怒)」
しょうがないので,手締め止まりでしたが一応外れなかったので,今回はこれでやり過ごし.2ヵ月使っていなかったとはいえ,車載の振動ごときで緩むもんかなぁ~?
その後,作業に戻りフロントタイヤの交換を済ませ,空気圧を測ったら冷間想定値よりも10kPa以上低い.「前回は暑くなる前だったし,しゃあないかー」と筑波サーキットのエアを使わせてもらいにガレージ前へ移動し,エアゲージを取り出して挿そうと思ったらホースに挿さらない.「ん? なんだ??」と思ってよく見てみると,エアゲージとホースを連結するためのアタッチメント(↓)がない・・・.
「お前もかい!(怒)」
と荷物置き場に戻って,エアゲージを入れていたバッグを漁ってみるとアタッチメントが落ちてました.「ああ,良かったぁ~」と思いつつ,確かに買ってから10年間増し締めはしていないですが,ネジにシール材が撒かれているのに車載の振動ごときで抜けるか?? 先程のジャッキといい,なんかネジを逆に回す磁力でもクルマに働いているんかい!?と思いたくなるような有様でした.
そんなゴタゴタもあって,この日はサーキットアドバイザーのミーティングがあったのですが,その時間に準備が間に合わず・・・.ミーティングが終わった頃合いを見計らってピットへ行き,こもりん.さんに新しいチケットの買い方を教えてもらいました.
新しい券売機は「これぞDX(digital transformation)!」って感じで素晴らしいですね.毎回印刷するのが面倒だった念書が要らなくなるのは助かりますし,画面をポチポチ押すだけなので簡単で手早く,スマホがあれば会員証を忘れても大丈夫.枠の台数表示もあるので混雑具合も一目瞭然で大変素晴らしいです! 唯一難点があるとすれば枠の台数が「残り○台」という表記なので,現在の参加予定台数を逆算して求める必要があり(15台から引き算),見た瞬間パッと分からない事くらいですかね(私の頭の回転が鈍いだけ・・・苦笑).
そんなこんなでT2枠(8:15~)でコースイン.雨がポツポツと降っていますが,コースを濡らす程ではないので,ドライと変わりません.2ヵ月振りなのでまずは感触を思い出すつもりで走り出したのですが,タイヤのグリップも良く,エンジンの吹け上がりも良好.この感じなら8月でもマズマズのタイムが出るのでは?と計測1をやってみると,
42.8秒・・・.「ハァ~?」と思わず言葉が漏れてしまいました.確かにブレーキングで余力は残してありますが,こんだけクルマの感触が良いのに,なんでこんなタイム?? 体感1秒くらい遅いですが,2ヵ月振りだし勘が鈍っているのかも?と前回反省した「
ブレーキングの詰めが足りない」を思い出して再度アタック.
しかし,結果は42.369・・・.確かに曇り空とはいえ,気温は既に29℃.雨もポツポツ降っているので湿度も高くパワーは出ません,おまけに向かい風で最高速も抑えられているので41秒台は厳しいかもしれませんが,それでも42秒フラットくらいまでは届くだろ? 相変わらず0.3秒遅い症状が改善しなくてガックリしますが,「きっとブレーキングの詰めが足りないだけだ!」と自分を奮い立たせて,可能な限りブレーキングを遅らせてみるも,42.323と0.04秒削り取るだけ・・・.
エンジンもタイヤも感触は素晴らしいのに,なんでこんなに遅いんだ?とその後も躍起になってブレーキングを詰めてみますが,さすがにそろそろフロントタイヤがタレてロックするようになりました.枠の参加台数は計5台と少ないので2周クーリングラップを入れてタイヤを冷やしつつ,ブレーキングの開始ポイントを詰めつつも,詰め過ぎない(クリップにちゃんとつける)ギリギリのポイントをイメージして,計測5にチャレンジ.
結果は,計測3を0.008秒削り取った
42.318.これでも「42.3秒かよ・・・」ガックリ来ますが,これ以上はどう足掻いても出せる気がしないので,今日はこれが限界.「想定より0.3秒遅い」という私の感覚の方がおかしいのかなぁ~?と思いつつ,過去のデータと見比べてみると(↓),
【気圧】
【気温】
【路面温度】
【最高速】
どの指標で見ても,今回のコンディションに照らし合わせると,やっぱり0.3秒遅い.ブレーキングでこれ以上詰められる気はしないし,あと考えられるのはブレーキングの過渡特性くらいか・・・?
そんな中で唯一善戦しているのは最高速.こちらは0.1秒後れに留めています.しかもこの日は,南南西の方角から風速10m/sの結構強い風が吹いていて(↓),
最高速を記録するホームストレートでは向かい風でした.約36km/hに相当する向かい風の中でも最高速がを1km/h伸びている計算になるので,今回のアップデートは効果があったのか?
細かい検証は後日するとして,速報レベルのテスト結果を書いておくと,
・スロットルに対してインマニの温度は6℃低い
・蛇腹の黒いホースに対して,エアクリの陶器部分は2℃低い
と一応数値上は差が出ていました.
さて,タイム的にはかなり不発でしたが,一応テストデータは得られたので,ピットへ行って常連さん達と会話すると,5月に6年振りくらいにお会いした団長が今回も来られていて「筑千職人にはエントリーしましたか?」と聞かれました.
なんでもFWDクラスの夏ノ陣のエントリー台数が現在6台なのだそうですが(↓),
1位のikuji-さんは職人クラスの間違いだそうで1台減って5台になるとの事.そうすると5台以下でクラス不成立となり,表彰は1位のみで2位と3位はハンデだけ背負って景品なしとなる事から,「上位を脅かさず,エントリー台数だけ増やす都合の良いヤツがいないか」と探していたとの事(笑).
「ええ,勿論エントリーしましたよ」と返すと,「ありがとー!」と現在4位(繰り上がって3位予定)のkame@103kgさんから冷たい飲み物を頂きました(↓).
kameさん,有難う御座います(苦笑).
その後も団長と会話していたら,「筑波に行かなくなった後,心配してくれていたのはOXさんだけだったよー」と仰るので,何の事か?と思ったら,コチラの方(↓)経由で私が気にしていたのが伝わった様子.
そういえば,団長が来なくなってから1年が経過した頃,
ファミ走でコチラの方にお会いした際に「この方なら団長の事をご存知かも?」とお聞きしたのでした.
あ,そういえば,コチラの方がお持ちだった滅茶苦茶速いオレンジ色のロードスター(↓)は,
風の噂で他の方に譲られたという話を聞き,NSXも売りに出ているというのを某SNSで見かけたので「最近どうされているんですか?」と今度は団長にお聞きしたら,「いや,NSXは結局手放さなかったみたいだよ」との事.筑波はもう来られないみたいですが,またSUGOとかで走られているんですかね・・・.
そんな昔話をしばしして,もう1本走ろうかなーと雨雲の様子を見ていたら,しょこさんがA8枠(11:20~)で走るというので,同じ枠のチケットを購入.しょこさんのER34は,ZⅢを履くとちょうど私のEF8と同じくらいのタイムなので(勝手に)比較材料にさせてもらう事にしました.
チケットを買って出ようとしたら,コントロールタワーの中にこの日のアドバイザーである蘇武さんがいらっしゃって,券売機の横に置いてあった蘇武さんの紹介ボードをしょこさんが見て(↓),
「TT1600に出てたの知らなかった!」と言い出し,なぜだかTT1600の話に.付き合い長いくせに酷いなぁ~と横からチャチャを入れつつ蘇武さんのエントリー履歴を聞いたら「同じレースの現場に私もいたかも!」と盛り上がり,最後は「私,レースのキャンギャルやった事があるんだよ」と衝撃の事実を告げられました(笑).
その後,話が膨らみ過ぎてA8枠の開始時間が迫り,私は暖機が間に合わず,タイヤに無駄に熱を入れるのも嫌だったので,しばしピット後ろで待機.
5分遅れでコースに入り,アタックしてみますが43秒も切れない・・・.T2枠より日射しが強く路面温度が上がっているとはいえ,情けない事この上ないですが,出ないもんは出ない.ターゲットタイムとなるしょこさんのタイムはいくつだ?とタイムボードを見ると「42.77」.
ぐぬぬ・・・.せめて42秒台には入れねば!と気合を入れてアタックするも 「42.93」が限界(0.16秒差).あと0.2秒削れる策がないか?とアレコレ試してみますが,「43.00」とフロントタイヤの熱ダレが始まってブレーキングでこれ以上詰めるのは無理.「なんだ? 何がおかしいんだ??」とクルマの挙動に意識を向けると,1~2コーナー間でリアタイヤの限界が低い(リアのスライドが止まらず,クルマが前に進まない).
これか!?とパドックに戻り,急いで内圧を調整.
温間の値は狙い通りの数値だったので,これで滑るのはおかしいと思いつつ,4月にリアタイヤを新品にしてからどうもフィーリングが良くない(以前のタイヤと比べると明らかに固い)ので,もしかしたらサイレント仕様変更か?と思いつつ,内圧を10kPa下げて再びコースへ.
残り時間5分を切っているのでそのままアタックして,タイムは 42.930 でこのセッションのベストタイムを更新.結局,しょこさんのタイムには届いてないので悔しい事は悔しいのですが,ま,やれる事はやり切りましたし,問題の片鱗を見つけられたので満足です.
その後,私がしょこさんのアタックを邪魔した・邪魔してない問題でワーワーやりしつつ(苦笑),敗北の慰めにしょこさんから塩タブレットを頂きました(↓).
有難う御座います!(アタック邪魔してスミマセンでしたね)
あともう1本走っても良かったのですが,やる事はやり切った感もあり,本日はこれにて終了.急いで片付ければまだサロンに間に合いそうだったので,チャッチャと片付けを始めるも,またも問題が.
助手席の前にあるグローブボックスを開けたら落ちました・・・.
「うわっ,またヒンジが折れたか!?」と中を覗くと,車体側とグローブボックスを繋ぐヒンジのトコについているピンが抜けてました(↓).
狭くて作業しにくい中,助手席の裏に潜り込んでよく見るとブラケット側も横に曲がっており,一度取り外さないと無理.お昼で日射しも強くなって汗だくになりながら,なんとかピンを通して固定出来ました.これで本日3ヵ所目の抜け.何か車体にネジが外れやすい振動周期のものが出ているのか・・・?
そんな事をやりつつ,既に13時半を過ぎていたので急いでサロンに向かいましたが,残念ながら受付終了・・・.汗をたっぷりかいたのでモツ定食べて回復させたかったのですが,連休前ですし,仕方ありませんね.
なお,戻りの地下道で気づきましたが,ココ(↓)に燕の巣が出来たそうです.
長年,TC1000のトイレに巣が作られていましたが,今年対策されてしまったので(↓),
TC2000に移動したみたいですね(笑).ちなみに,燕の巣は鳥獣保護管理法で中に卵やヒナがいる場合は,撤去が禁止されているそうです.なので一度巣を作られると巣立ちの日まで触れないので,大工さんとか困るそうです.
さて,お昼ご飯を食べ損なってしまったので,どうしようかなー?と思案して,前々から「サロンのモツ定を喰い損ねたら一度行ってみよう」と思っていた山田うどん食堂 石下バイパス店へ.
こちらにもつ煮込み定食ならぬ「パンチ定食」というのがあるそうなので,一度来てみたかったのですが,今回は土日限定という「超得山田セット」が安かったので,こちらをオーダー.かき揚げ丼+ミニパンチ(モツ煮)+たぬきそば/うどんのセットなのですが,ギリギリ食べ切れました(胃が小さくなったなぁ・・・).モツ煮は普通といった感じでしたが,かき揚げ丼が結構美味しかったです♪
以上,色々盛り沢山でありつつ,なぜか色々抜けた一日でした.