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2022年10月11日 イイね!

デジスパイスⅢ vs デジスパイスⅣ

デジスパイスⅢ vs デジスパイスⅣ先日ファミ走で走った時に,こもりん.さんがデジスパイスⅣをEF8に付けてくれました.

なんでも「デジスパイスⅢの下取りセールをやっていたのに,何で交換しないんだ!」とご立腹だそうで,デジスパイスⅣの素晴らしさを分からせようという事のようです.勿論,私もⅣに興味がない訳ではないのですが,現状のⅢの性能に不満がある訳でもないので(どちらかというと解析ソフトの方に不満がある),先送りにしてました.

とはいえ,折角Ⅳを付けてデータも取って頂いたので,色々と比較してみようと思います.

まず比較条件ですが,今回Ⅳの方は外部アンテナは使わず,本体のみで計測を行いました(外部アンテナを使えば,そちらの方が精度が良くなるのは当たり前の事なので).また,本体の取付位置はⅢの真横にⅣを配置する形とし,車内のダッシュボードに取り付けています(↓の赤矢印の辺り).



車内置きなので,360°全方向を等しく衛星を捕まえられる訳ではなく,車両後方分は遮られてロストしていると思います.なお,本体は一応電源ONから屋根のない屋外で10分以上放置させました.あと,サンプリング周期はⅢ・Ⅳ共に10Hzで行っています.


最初は基本的なところで,ラップタイムの精度を見てみます(左:筑波公式ポンダー 真ん中:Ⅲ 右:Ⅳ).



公式のポンダーを基点にして比較すると,速い方・遅い方どちらかに偏る事もなく,バラつきの傾向もⅢとⅣでは異なりますね.Ⅳの測位精度はⅢの2倍という事でしたが,ラップタイムを基準とすると個人的な感覚としてはⅣの精度はざっくりⅢの3割増しって印象です.絶対値的な性能はⅣの方が良くなっている事は間違いないので,やはり魅力的ですね.


続けて,公式でもやってる軌跡のバラつき比較(左:Ⅲ 右:Ⅳ).



コース図はデジスパイスⅣ用を使用しています.確かにラインの重なり具合はⅣの方が良いですね.ただ,細かい動きはⅢの方がちゃんと拾っているようにも見えます.俯瞰してみると,Ⅳの方は全体的に動きがなまされているように感じるのは気のせいでしょうか? フィルターを掛けて動きを意図的に抑え込んでいる(無理やり収束させている)ような印象を受けるのですが,これは穿った見方ですかね・・・?


そう思う具体例をいくつか挙げてみましょう.1つ目はコースイン時の走行軌跡.

【デジスパイスⅢ】


【デジスパイスⅣ】


ピットロードからコースインする際,白線に沿ってコースに合流する訳なのですが,ⅢとⅣで明らかに軌跡が違います.Ⅲ(上)は白線同士の真ん中辺りを進んで,コース本線に合流する辺りで少し右に寄っているのに対し,Ⅳ(下)はコース内側の白線ギリギリで進入しており,右に寄る動きもなく,一直線に前に進んでいます.

これのどちらが正しいのか? 車載映像で確認してます.
まずコースインですが,こちらは左右の白線の中心をクルマは進んでいるように見えます(↓).



そして,その後に少し右にステアリングを切る操作をしている事も確認出来ました(↓).



つまり,Ⅲの方の正しく動きを拾えているように思えます・・・.


おっと,怪しくなってきた(笑).もう1つ最終コーナーのアタックラインでも確認してみます.

【デジスパイスⅢ】


【デジスパイスⅣ】


Ⅲ(上)の方は完全にコース外を通ってますね・・・.
この画像(↓)で言うところの,ちょうど私が立っている位置くらいでしょうか.



一方のⅣ(下)はコース内.ちょうどガケになっている部分のギリギリ端に留まっている感じでしょうか.
「これはさすがにⅣの方が正しいんじゃないの~?」と思って車載で確認してみると,



すみません,コース外を走ってました・・・.

う~む,この結果からすると走行軌跡の正確性はⅢの方が高いと思いたくなってしまいますね.


「そんなバカな!」と私自身も思うので,今度はアタックラップの走行軌跡を比較してみます(青:Ⅲ 赤:Ⅳ).

ホームストレート~1コーナー



1コーナーのエイペックスまでのラインは完全に一致していますね.エイペックスを過ぎた先,ちょうど車体が真横を向く辺りから両者の軌跡がズレ始めます.つまり,この日・この時間のTC1000だと南西の方角に衛星があり,それを捕らえている限りはⅢ(青)とⅣ(赤)で差異はないという事なんでしょうね.その後,コーナリングを始めてクルマが西を向くと,衛星を捕らえている数の違いからⅢ(青)とⅣ(赤)とで差が出てくる感じなのでしょうか?


2コーナー



仮に南西の方角に衛星があったのだとすると,2コーナーでクルマは北西の向きとなり,ボディが衛星の信号を遮る形となります(デジスパイスは車体前方に積んでいるので).この辺りから誤差が大きくなりそうですね.


ヘアピン



案の定,衛星に対して完全に背を向けるヘアピンでは,Ⅲ(青)とⅣ(赤)とで大きく軌跡がズレました.こんなにエイペックスを外すドライビングはしていないので,これは完全にⅢ(青)の方が間違っていますね.


インフィールド



180°回って,再び衛星がいる方向にクルマが向くと,両者の軌跡の精度は縮まっています.ちゃんと衛星の信号を捕らえている限りはⅢ(青)であっても精度としては十分そうです.


左高速コーナー



再び180°回転して,衛星に対して背を向ける形になるので,ここからⅢ(青)の精度は再び悪化しています.こんなに縁石から離れるはずがないので,ホント酷いですね・・・(苦笑).


最終複合



引続き衛星に背を向けているので,Ⅲ(青)の方が大分軌跡がズレてます.こうやって見ると,やっぱりⅣ(赤)の精度は良いなぁ~と思ってしまいます.


最後に,車速波形も見てます(Ⅲ:青 Ⅳ:赤).

【ホームストレート~ヘアピン】


【ヘアピン~最終複合】


【最終複合~ゴール】


「キョリ」ベースで比較してみたのですが,全体的に見ると,Ⅳ(赤)の方が上下動が少なくキレイな波形です.対して,Ⅲ(青)の方は,特に衛星に背を向けるコーナーでのオーバーシュートが大きく,かなり車速のグラフもズレています.解析ソフト上の距離も,Ⅲが1.009km,Ⅳが0.993kmと16mも差があるんですが,この差は恐らく走行軌跡のズレに起因していて,Ⅲの方が間違っているんでしょうね.


以上,デジスパイスⅢとⅣの比較結果でした.

Ⅲも衛星をきちんと捕えているうちは十分な性能を発揮していると思いますが,Ⅲの苦手な方角をⅣはきちんと補っているようで,この辺りは捉えている衛星の数がモノを言いますね.



外部アンテナを使わずにこの性能なんですから,非常に魅力的です.

一方,波形のキレイさ(バラつきの少なさ)に関してもⅣの方が優秀に思えますが,今回の解析結果からすると「不自然なキレイさ」という印象を受けてしまいました.大きな位置変化を意図的に抑え込んでいるんじゃないか?という懸念がどうも拭えないですね・・・.

大雑把な解析をする時は,波形がキレイな方が分析し易いですが,ちょっとした操作の違いや僅かな挙動変化を細かく拾い上げるには,多少ノイジーであっても出来るだけ正確な波形の方が嬉しいので,私の性格からするとⅢの方が合ってるかなぁ~という気がします.
(無論,Ⅲの波形が正しいという保証もないので,私がトンチンカンな事を言っている可能性もあるんですけど)

現状,手持ちの車載合成ソフトはⅣのファイル形式に対応していないので,動画編集のお手軽さという観点でもⅢの方が良いですし,ⅢとⅣでこれだけラインや車速がズレると,過去の資産(データ)が使えなくなるのも痛いです.まぁ,こちらはⅣにした後に全てサーキットでベストを更新すれば良い!とか言われそうですが(苦笑),現時点ではⅢが壊れるまでⅢを使い続けようと思います.

こもりん.さん,デジスパイスⅣを貸して下さって有難う御座いました!
Posted at 2022/10/12 19:37:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | セッティング(ツール) | 日記
2022年01月25日 イイね!

冬支度 ~カイロ編~

冬支度 ~カイロ編~間が空きましたが,冬支度の第6弾.

1月に入り,12月よりも確実に体感温度が低くなってきました.リアタイヤを新調する事もあり,そろそろ以前作ったタイヤカバーにウォーマーの機能を持たせたいところなのですが,アレコレ考えてみた結果,費用対効果のバランスから,まずは誰もが思いつく「カイロ」をテストしてみる事にしました.


消耗品なので現場でテストしてみるのも良いかと思いましたが,それなりに労力が掛かる事もあり,やってみて効果がないと悲しいので,まずは自宅で狙い通りの機能が得られるか試してみる事にします.

やり方は,カバーにタイヤをセットして,



カバーの裏面にカイロを貼り付け,



包んで,ひたすら待つだけです.




今回使ったカイロは,アイリスオーヤマの「ぽかぽか家族 貼るミニ」.



平均温度:50℃の製品ですが,サーキット到着~準備~走行開始までの時間が概ね1~2時間と考えると,長時間の持続性は要らず,昇温時間が短い方が良いため,コチラのサイトを参考にして各社の製品を比較し,アイリスオーヤマの製品をチョイスしました.また,実際にタイヤに貼り付けて使う場合,外周を覆うのに20個程度は必要になるので,個数が多く・価格が安いのもこの製品でした.


それではテスト開始.

カイロ温度が20℃,タイヤの温度が16℃の状態からスタートし,10分経過した時点で温度を測ってみると,

 10分経過 ・・・ カイロ温度:27℃  タイヤ温度:21℃

カイロの発熱が始まり,早くもタイヤ表面に熱が入り始めました.「おおっ,イイ感じ!」と思いつつ,30分が経過.

 30分経過 ・・・ カイロ温度:27℃  タイヤ温度:25℃

カイロの温度が思ったほど上がりませんが,タイヤの温度は着実に上がってきているようです.更に待つこと30分.

 1時間経過 ・・・ カイロ温度:28℃  タイヤ温度:26℃

アレ? 全然上がらなくなりました.そこから更に待つこと1時間.

 2時間経過 ・・・ カイロ温度:30℃  タイヤ温度:26℃

いや,全然温度上がんないんですけど!
(_ _|||)



「なんだ? この製品がダメなのか!?」と思い,もう一個取り出して部屋の中で使ってみると,ちゃんと40℃まで上がります・・・.「使い方を間違えたのか?」と思い,説明書きを読んでみますが,「袋を開ける」「貼る」としか書いていないので問題なさそう.ネットで調べてみると「カイロは酸化熱で発熱するので,通気性が悪いと化学反応が起きない」という文言を見つけ,カバーを外してタイヤ表面に直接カイロを貼り付けて,外気に触れるようにして同じ事をやってみたところ,

 30分経過 ・・・ カイロ温度:28℃  タイヤ温度:17℃

やっぱりダメじゃん! ヾ(- -;)オイオイ


更にネットで調べてみると,「カイロが外気にふれた状態や外気温が極端に低い場合等は,カイロの熱が放出され,体感温度が低くなることがあります」という文言を見つけたので,一度カイロを40℃まで昇温させた後にタイヤに貼り付け,10分待ってみると,

 スタート  ・・・ カイロ温度:37℃  タイヤ温度:16℃
   ↓
 10分経過 ・・・ カイロ温度:28℃  タイヤ温度:20℃

ああ,やっぱりそうだ.カイロの発熱量より放熱量の方が上回ってしまい,熱平衡状態になって20℃台から上がらなくなっていたんですね.


・・・という事で,少なくとも購入したカイロではウォーマーの熱源として機能不足である事が分かりました.これよりも発熱量の大きいカイロは存在すると思いますが,そちらの方だと価格が高く,タイヤに数十個貼り付けて使うのはコスト的に辛そうです(ベスト狙いの1回限定ならいいですが).また,25℃前後くらいだとカイロを外して1分も経たないうちに温度低下が始まるので,これだとコースインまでの待ち時間の間に元の状態に戻ってしまいそうです.やっぱりカイロだと根本的に熱量不足なのかなぁ~?と思いました.

まぁ,こうなるんじゃないかと心の片隅で思っていたので,ズルズルと先送りしてこんな時期に試す事になったのですが,今回テストしてきちんと数字が押さえられたので,スッパリ諦めて別の策を練ろうと思います.
Posted at 2022/01/26 12:07:31 | コメント(4) | トラックバック(0) | セッティング(ツール) | 日記
2021年12月19日 イイね!

冬支度 ~スクレーパー編~

冬支度 ~スクレーパー編~まだまだ続く(?),冬支度第5弾.

フロアジャッキの投入で2輪同時上げが出来るようになったので,これを期にタイヤのメンテナンスも考えてみる事にしました.まぁ,メンテナンスと言っても,サーキット走行後にタイヤに付着した大きなカスを取るだけで,どこかの誰かさんみたいにタイヤ表面の平滑化まではやる気はないですが・・・.


さて,サーキットでよく見かけるカス取りツールは,マルチツールですね.



刃の付いた先端部分をモーターで振動させて,タイヤカスを剥離させる使い方です.切削ツールなのでゴムの付着程度であれば造作もなく剥がせますが,モーター&バッテリーで本体自体が重い上に,その重量物が振動するので,それを抑えるのに結構腕が疲れそうです.家で使おうとすると騒音も結構凄いので,これは無理だなーとパス.

音を出さない方法となると手作業になるので,地道にペンチとヤスリかなぁ~?とも思いましたが,どう考えても手が疲れるのは目に見えています.ヒートガン&スクレーパーで温めて剥がす方法もあるそうですが,ヒートガンも音は結構出るので,それならマルチツールで良い.「スクレーパー自体が発熱してくれるといいんだけど・・・」探してみたらありました.



MAGIC MOUNTAINの「グルースクレーパー」.

ハンダごての先端にスクレーパーを付けたような製品です.元々は雪山でスキー板を履いて登る際,スキー板に「シール(落下防止用の滑り止め)」を貼るそうなのですが(↓),



この「シール」を貼り付けるのに使われている「グルー(糊)」が凍結するとスキー板にこびりつくため,それを剥がすのに使うから「グルースクレーパー」なんだそうです.ちなみに,ここで出てくる「シール(Seal)」とは,裏に糊がついていて,アチコチにペタペタと貼れるあの「シール」ではなく,アザラシ等の鰭脚類(ききゃくるい)を意味する「シール」なんだそうです(昔,アザラシの皮を滑り止めに使っていた事に由来するとの事).


さて,いきなり脱線してしまいましたが,元に戻ってこの「グルースクレーパー」を使ってタイヤカス取りを実際にやってみます.

使い方はハンダごて一緒で,100V電源に挿して使う代物ですが,駐車場周りに100V電源なんてないので,DC/ACインバーターを用意します.


(セルスター工業:POWER INVERTER mini HG150/12V


「グルースクレーパー」手配時,これの出力(ワット数)が分からなかったのですが,手元に届いて取扱説明書を読んだら「100W」と書いてあったので,なんとかこのインバーター(定格出力:120W)でもいけるかな?と思ったのですが,残念ながらNGでインバーターがシャットダウン・・・.

仕方がないのでタイヤを部屋に持ち込み,「グルースクレーパー」を電源に接続.「金属部分が300℃以上の高温になるので注意」と書かれているので,どうやって下に置こうか周りを見渡したところ,スプリングがそこにあったので(笑)これで代用.



もう使わないレートとはいえ,スプリングが溶けると嫌だなぁ~と思ったので念のために温度を計測.
スプリングが接しそうな柄の部分は30℃前後だったので大丈夫そう.

一番熱かったのは,スクレーパーの棒状の部分で約150℃(↓).



先端の刃先の部分は,65℃前後でした(↓).



65℃であれば,サーキットでタイヤを酷使した時と同じ温度なので,ちょうどいい値だなぁ~と思いました.


早速使ってみると,



大き目のカスは結構力を入れないとダメでしたが,ペンチでやるのに比べれば,はるかに楽.やり始めると細かいカスまで全部取りたくなってきますが(笑),走っている時にバイブレーションが出るくらいの大き目のものが取れれば十分なので,これで問題なしです!


以上,冬支度~スクレーパー編~でした.

当たり前ですが,カス取りなんて部屋の中でやるもんじゃないですね(笑).カスの後片付けが大変でしたし,焼けたゴムの臭いが暫く部屋に蔓延してました.屋外でコレを使うには電源の確保が必要なので,次はその辺りを考えないとダメですね・・・.
Posted at 2021/12/19 17:02:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | セッティング(ツール) | 日記
2021年12月13日 イイね!

冬支度 ~タイヤカバー編~

冬支度 ~タイヤカバー編~フロアジャッキが準備出来たので冬支度第4弾.

フロアジャッキ投入の目的は作業の効率化もあるのですが,本当の目的は2輪同時に上げられるようにする事.もうちょっと厳密に言うと2輪同時に地面から離す事.2輪同時に上げた後に何をするのか?というと・・・.

さて,ホームセンターへ材料を調達しに行く前に,まずは必要な面積がどれくらいなのか?を計算してみます.



サイズは「195/50R16」なので,タイヤ外径は602mm,タイヤ幅は201mm.

円周の長さは,2πrですから,

 2 × 3.14 × (602/2) = 1890mm

幅が201mmなので,必要なサイズは,

 1890mm × 201mm ≒ 190cm × 20cm

これが2枚必要だから,

 190cm × 20cm ×2 = 190cm × 40cm ・・・ ①

一方,直径602mmの円を覆う正方形は,

 602mm × 602mm ≒ 60cm × 60cm

こちらも2枚必要なので,

 60cm × 60cm × 2 = 120cm ×60cm ・・・ ②

①と②を合わせて包括出来る面積は,

 190cm × 100cm

という事のようです.


この数値を頭に入れて近所のホームセンターに向かってみると,1畳サイズ(180cm×90cm)だと縦も横も両方足りない.2畳サイズ(180cm×180cm)だと縦がダメ.それより大きいものは・・・と探してみると,


(ニトリ:アルミシート 4mm厚)

あった! 3畳サイズ(230cm×180cm).これなら足りそう.

どうやらこの製品には厚さ8mmのものもあるようですが,行ったホームセンターには4mmのものしか売っておらず,加工のし易さも考えるとこれくらいで良いと思うので,一先ずこれを購入.


家に戻り,現物に当てながら平板部分を切り抜き.



円板部分は面倒なので,「ADVANタイヤカバー」の天板部分を型紙にして切り抜き.



これを×2作業して,組み立て.





ふむ.こんなもんかな?

残念ながら,現状ではまだ熱源がないので温める事は出来ませんが,少なくとも冷たい地面からは引き離せるので,タイヤが芯から冷える事は避けられるでしょう・・・.


本当は,こういうヤツ(↓)を買いたいところなのですが,



タイムアタック勢は,軒並みぶっといタイヤ履くので,195幅で使えるものなんてないんですよねぇ・・・.



合わないサイズに使って,万が一熱線が被るとそこが異常加熱して破けるそうですし,自作の熱線はショートが怖いですし・・・でこうなりました.


以上,冬支度~タイヤカバー編~でした.
一先ず,現場での作業性等,この試作品で色々確認してみたいと思います.
Posted at 2021/12/14 20:59:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | セッティング(ツール) | 日記
2021年12月12日 イイね!

冬支度 ~ジャッキ編~

冬支度 ~ジャッキ編~クロスレンチに続く,遅ればせながらの冬支度第3弾.

今回はサイズダウンではなく,サイズアップとなるジャッキです.これのサイズが増えるので,スペース確保に勤しんでいた背景もあるのですが,まずは経緯から説明すると,これまでサーキットでのタイヤ交換用にMASADA製の油圧パンタジャッキを使っていました.機能に不満もなく,故障する事もなく,これまで使ってきたのですが,街乗り用にフロントに185/55R15(外径:585mm)を履くようになってから面倒な事が増えました.

それは何か?というと,タイヤの外径が小さ過ぎてジャッキアップポイントにジャッキが入らなくなった事です.



私のEF8は,205/50R15(外径:587mm)の新品を履いた時に,車高が90mmとなるようにセットしてあり,これだとMASADAの油圧ジャッキはギリギリ入るのですが(ジャッキの最低位:121mm),185/55R15だと2mm低いせいか入らなくなってしまいました・・・.

これまでも205/50R15で擦り減ってくると車高が下がってしまって,下ろす時にジャッキが噛んで抜けない事があり,そういう時はスロープを使って嵩増ししたりしていたのですが,スロープを使う回数が増えて面倒になってきたのと,サイドステップを変更した時に同じ問題を抱える事になりそうなので,横上げは止めて前上げに変更する事にしました.


早速,前上げ用にフロアジャッキを探し始めたのですが,メーカーがいっぱいあって,どれを選べば良いのか分からない(笑).そこで身近な経験者に聞くと,色々とアドバイスをしてくれました.

 ・ジャッキなんてどこのでもいい.コストコジャッキで十分.
 ・前上げ用だったら,重量は1.5tで十分(EF8の車重は私の980kgなので).
 ・作業用だったら,ジャッキスタンドが入るようになるべく最高位が高いものが良い.
 ・ただ,前2輪のタイヤ交換だけならスタンドも要らないので,気にしなくて良い.
 ・先端部の最低位も重要だが,ジャッキアップポイントが遠いと本体の高さで入らない事もあるので注意!
 ・は? まだ持ってなかったの!? タイム,タイム言う前にさっさと買えよ! ・・・etc.

なるほど,なるほど~と学びつつ,あとは収納スペースの都合でなるべく小型の方が良さそうな点,軽ければ軽いほど持ち運びが楽な点から,アルミ製の1.5tに絞って探し始めました.


・・・で,次は何で絞ろう?と考えた時に,「ジャッキアップポイントまで遠いと本体の高さで入らない」という点が気になったので,私のEF8の状況を確認.



測ってみたところ,本体の高さが150mm以下であれば問題なく入りそうです.
という事で選んだのがコレ(↓).



ミナト電機工業の「アルミ製 ローダウンジャッキ 1.5t」.サイズは以下の通り(↓).



高さが120mmなんで余裕だろう~と思ったら,まぁまぁの感じでした(↓).




これでスロープが不要となり,それによって出来たスペースも使ってスペアタイヤの位置に収納してみると,



なんとかギリ詰めた!? ε=( ̄。 ̄;A フゥ…

・・・って感じでした.残念ながら厳密には高さ方向がNGだったので,もう一工夫必要になりますが,一先ずこれでサーキットに行ってみたいと思います.


以上,冬支度~ジャッキ編~でした.
これでようやく最低ラインに立つ事が出来たので,次の施策に移りたいと思います.
Posted at 2021/12/13 21:10:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | セッティング(ツール) | 日記

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