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OX3832のブログ一覧

2022年11月27日 イイね!

リアホイール15インチ化の影響

リアホイール15インチ化の影響同じ条件下で比較を行いたかったリアホイール比較ですが,先日のTC1000では残念ながら雨に阻まれ,それが叶いませんでした.

仕方がないので前回のTC1000のデータと比較しようと思い,今回のデータを見返していたら,当日のベストラップとロガーデータを照らし合わせて見ると,車載の動きとデータが合わない.「アレ? 変だな??」と思い,細かく見てみたら車載側のベストラップを間違えていました・・・.

ここのところ,周回すればするほどタイムが落ちていく事が多かったので,大体ベストラップは初回のアタックラップとなる事が多かったのですが,今回は路面の汚さに心が折れてしまい,枠の後半で41.6秒を3回マークする事になってしまったので,ベストラップを1アタック分勘違いしてました(泣).

・・・という事で,動画も作り直して(↓),再度映像を確認してみると,



こちらのラップではブレーキングの合わせ込みが出来ていたせいか,1~2コーナー間は意外とアンダーステアが出てませんでした.途中ヘアピンでGK5に追いつきそうになって,進入~立ち上がりの区間で集中力を欠いてしまいましたが,それを差し引くと前回のタイムと同等くらいにはなってました.

「アレレ?? 意外と15インチも悪くない!?」
(゚^ ゚) ウーン


と思い直し,だったらいっそ16インチのBest of Bestであるフロントに新品を投入した時と比較してみるかーという事でやってみました.


まずはそれぞれのコンディション.

 16インチ ・・・ タイム:41.142  気温:21.0℃  路面温度:29.9℃  気圧:1017.9hPa
 15インチ ・・・ タイム:41.620  気温:10.0℃  路面温度:12.6℃  気圧:1017.6hPa

気圧は同等ですが,気温が10℃違います.16インチの方はフロントが新品なので,これのゲインを0.2秒と見積もると,ちょうど気温差分を相殺出来るくらいでしょうか.約0.5秒をどこで失っているのか?がポイントですね.


続けてロガーデータですが,今回はLAP+で比較してみます(緑:16インチ 青:15インチ).



上が車速,下がタイム差です.前述の通り,両者のタイム差が広がっている(下段で緑線が上に行っている)ポイントに絞って見てみます.


1コーナー立ち上がり(1つ目の赤丸)
15インチ(青)の方は1コーナーの立ち上がりで0.1秒失っているので,「やっぱり新品のグリップには敵わないよなぁ~」と一瞬思いましたが,データをよーく見てみると,15インチ(青)の方がアクセルを開け始めるポイントが僅かに早い.これによって1コーナーの縁石付近の旋回速度は15インチ(青)の方が高くなっています.進入速度が高ければ,その先でアンダーが待ち構えているのは当然な訳で,この高い進入速度が0.1秒のロスの直接の原因のようです.

では,なぜ進入速度が上がったのか?というと,リアが安定していたからでしょうね.1コーナーは,3速固定のままブレーキング時のフロント荷重で曲げて突っ込んでいくコーナーなので,当然クルマはオーバーステア傾向になり易く,アクセルを開けられるポイントはリアのスタビリティで決まります.リアがフラフラしていれば落ち着くまで待たないといけませんし,反対にリアがドッシリとしていれば自分の好きなタイミングで踏めます.

15インチ(青)の方は,リアタイヤ自体が新品であるため or 6mmリアのトレッドが広がったため or リアの車高が3mm下がったため,の3つの要因のいずれか(あるいは3つ全て)のおかげでリアが安定し,ドライビングの自由度が増したのでアクセルを早く開けられたんだと思われます.従って,これを上手く活かすべきなのですが,問題はその先に待ち構えるアンダーステア.

車載で確認してみると(↓),





ほんのちょっとなのですが,上段→下段で僅かにステアリングを切り足しているんですよね・・・.この切り足しが操舵抵抗となって失速を招き,0.1秒のロスに繋がっているので,ここは一定の舵角で曲がれるようにしたいところです.

立ち上がりでアンダーステアを消すための策としては,まんま進入の逆になるので,リアタイヤを中古にする or リアのトレッドを狭める or リアの車高が上げる,といった点が挙げられます.タイヤは今回使った事で自然と「中古」状態になっているので,それで1度確認した後,車高調整,ホイールの再選定という流れで検討でしょうか? あるいは単純にフロントに新品タイヤを投入すれば片付く問題なのかもしれません.

いずれにせよ,ここは15インチ化しても±ゼロに持って行けそうです.


ヘアピン立ち上がり(2つ目の赤丸)
ほんのちょっとなのですが,15インチ(青)の方が立ち上がりで遅れています.これは恐らく,



立ち上がる先にGK5の姿が見えて(↑),「どうしようかなぁ~」と一瞬躊躇したからでしょうね.ご覧の通り,そこそこ距離はあるので気にせずアクセルを踏み抜けばいいんだと思いますが,そもそも先に心が折れているので(笑),こういうところでドライバーの集中力の差が表れちゃいますね.

ちなみに,この躊躇で失った0.05秒は,その後の全開加速で取り戻せています.これがリアホイールの軽量化によるものだと嬉しいですが,多分気温差10℃の影響でしょうね・・・.


インフィールド立ち上がり(3つ目の赤丸)
ロガーデータを見た時,63km/h付近から緑線と青線が乖離していくので,「ああ,15インチ(青)はここで何か起きたのかなぁ~?」と思ったのですが,よーく見てみると,差が生じているのはその線が乖離する手前の部分.

へっ!? σ(・ω・,,`)?


と思い,車載を見返してみると・・・,



ああ,また起きてますよ,首カックンが! 失火してますね・・・勘弁して欲しいなぁ~.
これは今回の変更に関係ないので,ノーカウントです.


バックストレッチのシフトアップポイント(4つ目の赤丸)
ここは2→3速へのシフトチェンジ後の再加速が何だか異様に遅いですね・・・.「シフトミスでもしたか?」と思い,車載を見返してみるとこのラップはミスしてなさそう(この前の周ではミスりましたが).特に不審な点がないので「もしや・・・」と思い,LINK ECUのログを確認してみると,案の定,こちらも失火してました・・・.

どうも4000~6000rpmのVTEC切替ポイント周辺の燃調が合ってないなぁ~と思いつつ,こちらもノーカウントです.


最終コーナー(最後の赤丸)
ここはひたすら「曲がらん!」と思っていたので,ま,案の定な結果ですかね.



ここは新品と中古品でグリップ差が顕著に出る部分だと思うので,0.07秒差であれば健闘した方かな? リアのトレッドが6mm拡大した事で余計に曲がりづらくなっているとは思いますが,ここはホイールの影響云々より,根本的に足回りの方で問題を抱えていると思っているので,「15インチ化して良い方向に行かなかった!」くらいに留めておきましょう.


以上,リアホイール15インチ化の影響でした.

纏めると,走行前に危惧していた程15インチ化のデメリットはなさそう.ただ,それと同時にメリットもない(苦笑).何とも困った結果ですね.この後,ウェット路面で確認した印象だは,15インチはインフィールドでのスタビリティがかなり高かったので,0.1~0.2秒くらいは遅くなりそうな皮算用ってトコでしょうか.フロントタイヤが同じ条件なら0.5秒も差はつかないと思われます.

さて次はどうするか?

足回りのセットを変更してデメリットを打ち消す帳尻を合わせを行うか? 無駄な足掻きはせず,きっぱりと諦めて16インチに戻すか? う~ん・・・悩ましいので,もう1回テストしてから判断ですかね.
2022年10月24日 イイね!

リアホイールの皮算用

リアホイールの皮算用先日の日光を終えて「クルマ的には煮詰まっちゃったなぁ・・・」と思い,次の一手をどうするか悩んでいるのですが,taka@黒インテ(元)さんから頂いたデータを見て「やっぱり重量の影響って大きいなぁ~」と改めて思いました.

手っ取り早い軽量化の方法は3つくらい残っているのですが(先週もショップで言われた),それは私のポリシーに反するので,部品交換で出来るネタがないかなぁ~と再びリアホイールに目を向けました.

私のEF8は,ホイールインセットを優先してフロント:15インチ,リア:16インチという変則的な組合せなのですが,リアを15インチに落として順当な組合せにすれば軽量化になるはずです.なので,今回はこれの皮算用をしてみます.


現在リアに使っているホイールは,RAYSの「CE28N」.16×7JのINSET:+48です(PCDは4H-100).



まず,このホイールの重量はどれくらいなのかな?と調べてみると,コチラのサイトでは,「5.00kg」となっていました.1つだけだと信憑性に乏しいので,もう1つのサイトでも調べてみたところ,こちらは4Hではなく5Hでしたが「5.05kg」となっていました.

近い数値なので「アレ? 最初のサイトの方も,もしかしたら5Hのデータだったのかな・・・?」と思い,4Hと5Hでいくつくらい違うのか更に調べてみると,後者のサイトにCE28のデータが纏められていました.


(lightweightwheels.jp:VOLK Racing CE28N重量まとめより)


各数値がバラバラなので読み取りにくいのですが,ざっくりで纏めてみると以下(↓)のような感じのようです.

  インセット+10mm ・・・ +0.10kg
  リム幅+0.5インチ ・・・ +0.10kg
  4H→5H       ・・・ +0.05kg

4H⇔5Hで意外とそんなに変わらないんだなぁ~と思いつつ,「そういえば,CE28Nって4Hと5Hでデザインが違ったよなぁ・・・」と確認してみると,



やはり4Hは8スポーク,5Hは10スポークでした.スポークが2本も多いなら0.1kg単位で重くなりそうに思えるのですが,そこはRAYS.同じ外径でスポークの本数が多いなら1本当たりの剛性を下げる事が出来る・・・という事で,きっとスポークを細くするなり・薄くするなりして軽量化しているんでしょうね.

・・・という事で,私の履いているホイールはリム幅:7インチ,INSET:+48の4Hですから,重量は「5.00kg」で間違いなさそうです.


さて,リアタイヤを15インチにサイズダウンしたとして,履くタイヤが195/55R15のA052だと,リム幅は7インチが必要になります(推奨リム幅から+1インチ引っ張らないとダメなので).また,前後バランスを変えたい訳ではないのでインセットは+48のままを維持したいところです.この条件で現状の「CE28N」に近い形状・色のホイールを探してみると,



WedsSportの「TC105X」が見つかりました.こちらはカタログスペックで「5.00kg」となっています.念のため,先述のサイトで裏取りしてみると,先代の「TC105N」の同サイズが「5.10kg」となっていましたから,N→Xへの改良を踏まえれば「5.00kg」で合っていそうです.

ただ,これだと現状の「CE28N」と同じ重さなんですよね・・・.タイヤ分で軽くなるかな?とA052の重量を見てみると,



1本当たり0.2kg.駆動輪であれば慣性重量として,これでも影響は大きいんでしょうが,非駆動輪であるリア用ですからねぇ・・・,微妙な差ですね.


もうちょっと明確な差が欲しいなぁ~と思い,他にないかな?と考えてみたところ,そういえば先日のTC1000でお会いした86の方が履いていたTWSの「T66-F」が予想外にカッコ良かった事を思い出しました.早速調べてみると,



4.45kg! さすがに軽い.でも・・・,



18インチと比べると15インチのデザインはイマイチ・・・.やっぱり「T66-F」はナイかな?と思いました.


デザインや色にこだわらなければ,「TE37SONIC CLUBRACER」とか(↓),



「CE28 CLUBRACERⅡ」とか(↓),



ヴィッツレース用の競技系ホイールと同サイズなので,色々選択肢も出てくるのですが,このご時世なのでRAYSは納期半年とかでしょうし,微妙だなぁ~.


ここはやはり,眠っている15インチの「CE28N」を起こすべきなのかな?



これなら多分3.7~4.0kgくらいなので,はっきりと違いが出るはず.
ただ,リム幅は6.5インチだし,インセットも+45なので,A052のままだとフィーリングの悪化は避けらないだろうなぁ~.


う~ん・・・皮算用しても最適解が見えて来ないですね.これは15インチ化した場合を模擬して,まずはフィーリングチェックをしてみるしかないかなぁ~?なんて考える,今日この頃でした.
2022年08月31日 イイね!

2ピースの重量ってどれくらい?

2ピースの重量ってどれくらい?私はサーキットではフロントタイヤの2本を毎回交換しているのですが,その脱着の度にハブボルトに鉄粉が付いているので,「ああ,また削れたか・・・」と見てました.

最近,左フロントの1本のボルトの動きが渋く(ロック状態から緩めた後に片手でレンチをクルクルと回せないレベル),ナットを替えても変わらなかったため,「あらら,そろそろボルトが寿命か??」と思い,ショップで点検してもらったところ,「鉄粉を噛んでる.その鉄粉はホイールから来てる」との事でした.

ホイールナットはホイール本体のテーパー部分に接触して固定されるので(↓),



このテーパー部分が摩耗して表面が荒れると,そこが削れて鉄粉が出続けるようです.ホイールナットの方は今年の春に一度新品に交換したのですが,ホイールの方はそのままだったので,結局再び削れて鉄粉が出たようです.
(今フロントに使っているのは,2020年1月購入ですからサーキット走行の回数を考えれば仕方ないか?)

当面の間はタイヤ交換の度に鉄粉の除去をしてケアしていきますが,遅かれ早かれホイールが寿命に達するのも近そうなので,新たなホイールの物色を始める事にしました.


さて,サーキット用のホイールなので,当然の事ながらスペック優先.現状の要求値を纏めると,以下のような感じ.

  ・INCH  ・・・ 15インチ
  ・SIZE  ・・・ フロント:7.5  リア:7.0
  ・INSET ・・・ フロント:+40  リア:+48
  ・HOLE ・・・ 4穴
  ・P.C.D. ・・・ 100

このうち,リア側の「リム幅:7.0」「インセット:+48」というのは,ちょうどヴィッツレースの指定サイズという事もあって各社揃えているのですが,フロント側の「リム幅:7.5」「インセット:+40」というのは,ほとんど選択肢がありません(コチラを参照).それもそのはず,15インチのハイグリップラジアルで標準的な205/50R15の推奨リム幅は「6.5」ですし,サーキットでは僅かに引っ張るといっても+0.5あれば十分なので必然的にリム幅は「7.0」で事足ります.一方,225/50R15であれば推奨リム幅が「7.0」で良いのですが,このサイズだとFR用のINSET(0~+15)が多く,「+40」なんてものは少ないです.


そもそも205/50R15を履いているのに,なぜこんな広いリム幅のホイールを希望しているか?というと,使っているタイヤがA052である事が原因で,



A052の場合,一般的なリム幅+0.5程度では引っ張り量が足りないので,+1.0引っ張る必要があり,「7.5」を希望しています.ただ,リム幅が広がれば当然ホイール自体の重量も増すので,標準的な+0.5で事足りそうなRE-71RSにスイッチすれば,ホイールの選択肢を広がりそうだなぁ~?とも考えたのですが,私が購入しているところだとRE-71RSよりA052の方が安いので,結局,A052継続で考える事にしました.


要求スペックが決まったところで具体的な製品を探してみますが,予想通りなかなかない・・・.前後で異なる銘柄を組み合わせれば要求を満足しなくもないのですが,どうせなら同じメーカー・デザインで揃えたいので,どっかないかなぁ~?と調べてみたところ,ENKEIの「RC-T5」が要求に合致しました(↓).


(ENKEI:RC-T5より)


じゃあ,コレかな?と思いたいところですが,この「RC-T5」は競技用ホイールで耐久性に主眼が置かれているため,とにかく重いんですよね・・・.


(ENKEI:RC-T5より)


同じサイズの鋳造品(RPF1)と比べても,


(ENKEI:RC-T5より)

1本当たり1.5kg近く違う・・・.
グラム単位の差であれば多少重くても目を瞑りますが,さすがにキロ単位で重くなるとなると少し躊躇します.


とは言いつつ,「選択肢がねーんだから,しょうがねーじゃん!」というのもごもっともなので,う~ん・・・と悩んでいたところ,ふと思いました.

Σ( ˙꒳​˙ ハッ…

「こんだけ重いんだったら,2ピースもアリなんじゃね!?」


1ピース・2ピースというのはホイールの構成の事です.サーキット走行で要求される「軽量」「高剛性」を満足するためには,リム部分とディスク(スポーク)部分が一体化された「1ピース」が多いです(↓).


(WORK:マルチピースホイールより)

これに対し,「2ピース」はリム部分とディスク部分が分割されているため(↓),「剛性」は低くなるものの,INSETを自由に設定出来るというメリットがあります(半オーダーメイドという事です.故に「コスト」は上がります).


(WORK:マルチピースホイールより)

ちなみに,ここから更にリム部分をインナとアウターに分割した「3ピース」というものもあるのですが(↓),


(WORK:マルチピースホイールより)

こちらは,リムをインナーとアウターに分割している都合上,少しでもホイールが変形すると継ぎ目からエアが漏れるリスクがあるそうで,さすがにサーキットユースではないんだろうなぁ~と思っていたのですが,さすが,技術は日々進化しているようで,最近ではこんなの(↓)も出てきたみたいです.


(SSR:Professor SP5より)

「3ピースなのに1ピースに引けをとらない超軽量!」というセールストークが少し気になりますね・・・.
(残念ながら15インチがラインナップにないので,今回の選択肢には入りませんけれど)


話を戻して,じゃあ「RC-T5」と「2ピース」を比べたら,どっちが重いの?という事で調べてみたのですが,なかなか重量に関する情報が見つからない・・・.

WORKの新作である「EMOTION RS11」とか少し気になっていたのですが(↓),


(WORK:EMOTION RS11より)

WORKのホイールは1ピースものしか重量が分かりませんでした.INSETが変わる都合上,やっぱり数値は出てないのかなぁ~?と思ったのですが,WedsSportのこちらも新作である「RACING」に重量が記載されていました(↓),


(WedsSport:RACINGより)


(WedsSport:RACINGより)

同じリム幅:7.0で比較すると「RC-T5」に対して+0.6kgと,やっぱり軽さでは1ピースに勝てないみたいですね・・・.
(同じWedsSportの「TC105X」と比較すると,+1.7kgとなりますから圧倒的に重いですね)


以上,2ピースの重量ってどれくらい?というお話でした.

2ピースだとリム幅やINSETの問題は解消するので,もしかしたら・・・?と思って調べてみましたが,やっぱり1ピースには敵わないみたいですね.う~ん,こうなったらランニングコストの上昇は許容して,やっぱりタイヤをRE-71RSにスイッチしてホイールの選択肢を広げた方が良いのかな? それともそろそろSタイヤ解禁か??

YOKOHAMAがHoosier対抗のSタイヤ(?)を出すみたいですし(↓),


(Yokohama Tire:ADVAN A055より)

そこら辺も含めて考えないとダメですね.ちなみにこのタイヤ,205/50R15のサイズで,A052が8.5kg,A050が9.4kgであるのに対し,A055は8.1kgと驚異的に軽いみたいです(溝の面積が明らかに少ないのに軽いという事は・・・).
2020年09月26日 イイね!

ステアバランスの微調整

ステアバランスの微調整先日,6ヵ月振りに前後をA052に揃えてTC1000を走った訳なのですが,「全体的にアンダー傾向だな・・・」と感じました.

この原因は,恐らくタイヤの摩耗対策として行ったアライメント変更の影響と考えられるのですが,「アンダーになったから~」と言って元のアライメントに戻してしまっては伸び代がなくなってしまうので,もう一工夫してステアバランスをニュートラル寄りにしたいところです.


現状のステアバランスがアンダー寄りである場合,修正の仕方としては,

 ①フロントのグリップを上げる
 ②リアのグリップを下げる

という二通りの方法がある訳ですが,①に関しては,フロントタイヤの表面温度から判断するとタイヤの性能を100%使い切れているため,これ以上グリップを引き出すのは無理.これ以上を狙うならタイヤの変更となるのですが,サイズアップ(225/50R15)は,あまり効果がない事を確認済みですし,A052よりも上のグリップとなると,Sタイヤしかない.
(86/BRZレース用のタイヤはEF8に適正なサイズがありません)

従って,取れる選択肢としては②になる訳ですが,夏の間に試していたフロント:A052,リア:RE-71Rの感触からすると,ここまでのバランスチェンジは要らず,TC1000の車速レンジを踏まえると空力での調整代はほとんどない.ダンパーに不満は出てきましたが,変更にはかなり高額の投資が必要なので一先ず先送りし,バネレートは現状でも街乗りでそこそこ不快なのでこれも先送り.重心を上げたくないので車高は現状をキープしたいし,キャンバーも調整限界でやれる事がない.あと出来る事があるとすれば覚悟が必要なトーアウトくらいかな・・・.

そんな感じでアレコレ思案していたところ,先月,orangeEPさんから頂いたヒントを思い出しました.その中から最小限のコストで試す方法がないか色々調べていった結果,辿り着いたのが・・・,

リアトレッドのナロー化です.



 ※前後のトレッドに関しては,こちらの記事がよく纏まっているので参考下さい.


フロントのトレッドは,今年初めにINSET+40のホイールを投入し,ホイールハウスの容積の限界まで拡大したので,これ以上はオーバーフェンダーを付けないと無理.だったら,今後はリアのトレッドを限界まで縮小してみよう!というアイデアです.


さて,「限界まで縮小!」と言っても,制約が一切ない訳ではありません.まず,フロントにA052を使う以上,銘柄はリアもA052という事になります.A052を使うという事は,必然的に「ホイールのリム幅は+1.0しないといけない」という事なので,195幅で考えると最低でも7.0が要求されるという事になります.そこで,15インチの7.0ホイールを調べてみたところ,普通に手に入る一番大きなINSETは「+48」である事が分かりました.

そうすると次に問題になるのが,7.0のINSET+48のホイールがEF8のリアに入るか?という点です.


(FancyCraft ホイールオフセット計算より)

新品のホイールを買って失敗するのも嫌なので,何か試す方法がないかなぁ~?と思案したところ,手持ちの16インチのホイールのINSETが「+48」である事を思い出しました.早速,これをショップに持ち込んでプロの目線で干渉の有無を調べてもらうと・・・,



「トレーリングアームとの隙間(赤丸の部分)が非常にシビア.指1本入らない」「現状(この時はRE-71R)であればギリギリ大丈夫だが,A052だと幅が広がるので干渉の恐れアリ」という診断結果でした.

この結果を踏まえて,やはり「リム幅を+1.0してタイヤを引っ張る」のは必須要件である事が確定した訳なのですが,それに加えて,タイヤの変形で干渉する可能性が頭を過ぎりました.こもりん.さんが走行中のタイヤの状態を撮影されているので,毎回食い入るように見ているのですが,結構な変形量なんですよね・・・.アレを見てしまうと「これは実走して確認しないとダメだ」と思いました.


ここでもう一度,タイヤの制約条件をおさらいします.

 ①タイヤの銘柄   ・・・ A052
 ②タイヤサイズ   ・・・ 16インチ
 ③ホイールサイズ ・・・ 7.0(=標準リム幅:6.0)

そして,この条件で選べるサイズは「195/50R16」一択でした.ただ,現状のリアタイヤ(195/55R15)と比較して,トレッド以外の要素が大きく変わると純粋にナロートレッド化の評価が出来ないので,パラメータを比較してみます.

             195/55R15 vs 195/50R16
 タイヤ外径   ・・・ 595mm   vs 602mm (+7mm)
 タイヤ総幅   ・・・ 201mm   vs 201mm (±0mm)
 タイヤ溝    ・・・ 5.7mm   vs 5.7mm  (±0mm)
 タイヤ重量   ・・・ 8.2kg    vs 8.4kg  (+0.2kg)
 ホイール重量 ・・・ 4.9kg    vs 5.0kg  (+0.1kg)

纏めると,車高は7mm÷2=3.5mmアップ,重量で(0.2+0.1)×2=0.6kg増といったところですね.これにINSETの差(42-48)×2=-12mmを頭に入れてテストする事にします.


では続けて実走の結果を・・・と思ったのですが,前振りだけで大分長くなってしまったので,今回はここまで.



貴重なオレンジ色じゃないorangeEPさんの走行画像を貼ってお茶を濁しつつ(笑),次回へ続く.
2020年01月12日 イイね!

15×7.5の選択肢

15×7.5の選択肢TC1000でタイヤのヨレの酷さに打ちひしがれた事から,早速オートサロン行ってホイールを物色してきました.ここ数年は15×7.0のホイールを探してきましたが,今年は225/50R15用なので7.5です!

・・・と本題に入る前に,タイトル画像の「N-ONE CAFE RACER CONCEPT」,N-ONEに待望のマニュアル設定ですね.フロントの"RS"のバッジが誇らしいです.当然「N-ONE OWNER'S CUP」はこのクルマに移るのだと思いますが,CVT車との性能調整をどうするんでしょうね? ちなみにこのクルマ,1点だけ残念なのが「EPB(電動パーキングブレーキ)」なんですよねぇ.ジムカーナ出来ないじゃん!と思いつつ,横転防止のためにワザとEPBにしたのか?と訝しんでしまいました・・・.

さて,話を戻してホイール探しに行ってみましょう.今回の条件は以下の通り.

 ①15×7.5(4H-100)
 ②INSETは35~43
 ③鍛造 or 鋳造は問わず
 ④1ピースが望ましい
 ⑤シルバー系のカラー設定がある事

タイヤのヨレを抑制する事が目的なら15×8.0もアリじゃね?とも思いましたが,まだ225幅のデメリットを解消し切れる確信がもてないので,205幅の選択肢も残しておきたく,205/50R15も使えるようにしようとすると適用リムのレンジは6.5~7.5になるので,今回は7.5としています.


それでは,まずはWORK.

2ピースですが「MEISTER S1」が条件にマッチするので,一応見ておくか・・・くらいのつもりでブースに入ったら見当たらず,代わりにこんな製品が.



新製品の「WORK EMOTION ZR10」.スポーク系のデザインで好みですし,シルバー系の設定もある.これはいきなり本命か!?と思いきや,残念ながら15インチは6.0までしか設定がない・・・.デザインがかなり気に入ったのに残念.


次,ENKEI.



「RC-T5」に7.5,INSET:40の設定があります.6.1kgと少々重いのがネック.ただ,最近白いスポコン系のホイールを履いたEF8を見て「やっぱり,ホワイトも格好良いなぁ~」と思ったので,焼けて黄ばんだらポイ捨てして買い直す・・・という暴挙に及ぶなら,コレでも良いかも(安いし).

ちなみに,8.0までOKにすれば,「PF01(INSET:35)」「PF07(INSET:35)」という選択肢もありますが,ここまでの重量を許容するなら,



「PF05」が良いかなぁ~.5本スポークも好きだし・・・と思ってカタログ見たら,INSETは25でした(残念).


本命,YOKOHAMA WHEEL.



やっぱり「RZⅡ」か.INSET:40で前後同じホイールにも出来るし,8.0でINSET:35という選択肢も選べるし.



ちなみに,上記は「RG-D2」でも同じ事が言えますが,個人的に,この6本スポークのデザインが好みではないので選択肢からは除外.


う~ん・・・やっぱり選択肢がほとんどない.
7.0でも何とかする方法が何かないかなぁ~?と少し考えた後に,ちょっと閃いたので計算.


(FancyCraftの「ホイールオフセット計算」より)

おっ! 7.0でもINSET:35なら,7.5のINSET:40と同じトレッドになるじゃないですか.
トレッド拡大もヨレ対策の1つになるので,この線でもう1回物色.


という事で,RAYS.



「TE37SONIC」にINSET:35があるので確認.ただ,ダイヤモンドダークガンメタの色合いが好みでないなぁ~と思って目を移すと,



「TE37SONIC」のSL(Super Lap)版が.写真だとよく分かりませんが,こちらのプレスドグラファイトの色は好み.ダークガンメタじゃないので少し明るく,鍛造ですし,「これいいじゃん!」と思いました.


一応,他にないかなぁ~?とTWS,BBS等も眺めつつ,最後に寄ったのがWeds.

「確か,TC105XにもINSET:35の設定があったよなぁ~」と思って覗いてみると・・・,





なんと! TC105Xの鍛造版の告知が.TC105Xは,ただでさえ鋳造最軽量とも言える重量なのに,それの鍛造版ともなれば言わずもがな.これは正式発表を待ちたいところですね.


以上,調査結果でした.

7.5であれば,恐らく「RZⅡ」一択な気がしますが,7.0のINSET縮小路線で行くなら,最後に登場した「TC105X FORGED」が気になりますね.タイヤの剛性はサイドウォールの固さに依存しますが,それを支えるホイールの剛性も無視出来ず,その点では鋳造より鍛造の方が上です.Wedsなので次のインフォメーションは秋以降になる気もしますが,15インチのサイズ設定があるのか?に注目してみたいと思います.

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「サイドドラフトを使ったオーバーテイク http://cvw.jp/b/1684331/48478095/
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