
手持ちのタイヤが大分摩耗してきたので,そろそろニュータイヤを投入したいところですが,来月以降の予定を考慮すると,もうちょっと現状のタイヤを引っ張りたいのも心情.
しかし,
先月の走行結果が43秒も切れない惨憺たる有様であったので,何か少し工夫したいと思案した結果,
スペーサーの効果を思い出しました.
前回は,スペーサーによるロール量低減にドライビングを合わせ込めなかったため,今回は3セッション装着しっ放しでテストしてみました.
気温/路面温度の影響から,当然朝一のセッションが一番タイムが良かった訳ですが,今回は8月の走行と比較するために同じ時間帯のデータ(11時台)で見比べてみました(青:前回 緑:今回).
まずフィーリングですが,やはりトレッドが10mm拡大すると,フロントのグリップ感が違います.ロールが減少しているおかげで,ステアリングを切ったら切った分だけ切り込める感じで非常にフィーリングが良かったです.
では,続けて差の出た部分にフォーカスしてデータを確認していきます.
①1コーナー進入(1つ目の赤丸)
ロールが小さいおかげかブレーキング時の減速量が少ないです.また挙動が安定 かつ フロントタイヤの状態を掴み易いので,ブレーキング~再加速の過程がV字のラインとなっています.
②2ヘア(2つ目の赤丸)
ここもタイヤが余計な動きをしないので,失速する事がなく,V字のラインを描きながらブレーキング~再加速に移れています.
③洗濯板進入(3つ目の赤丸)
ここの結果が少し興味深いですね.3速にシフトアップしてからの伸びが今回(緑)の方が良いです.ロールが少なくなったおかげでイン側のタイヤにもトラクションがかかり,加速が良くなったという事でしょうか? 誤差レベルの違いかもしれませんが,加速Gも僅かに今回(緑)の方が増えてます(下記の赤丸).
④最終複合
ここもグリップ感があるので,ブレーキング完了~アクセルONが早く,なるべく車速をキープしながらコーナリングしています.特に最終コーナー立ち上がりで失速する事なく,しっかり前に進んでいるのがデータでも確認でき,これがホームストレートでの車速の伸びにもつながっています.
以上,比較結果でした.
やはりスペーサーによるトレッドの拡大は効果が大きいですね.ただ,ロングハブボルトを使っても,ねじ山は消耗してしまうので常用は避けたい感じです.僅か5mmの違いでも効果は確実に得られる点を踏まえると,やっぱり適正なINSETのホイールを入手したいところです.
ホイールを購入するとなると悩みどころとなるのが,フロントの勝負タイヤを15インチ(205/50R15)にするか?16インチ(205/45R16)にするか? 今回のテスト結果から,ステアリングレスポンスというのが重要なファクターである事を再認識したので,引っ張りタイヤ(適正+0.5J)の効果も含めて,もう少し色々調べたいところです.
Posted at 2018/09/13 00:20:47 | |
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セッティング(ホイール) | 日記