
オートサロンでLinkのブースを覗いてみたところ,Plug-inの新作としてAP1が設定されていました(タイトル画像).これでユーザーが益々増えそうですね.
・・・という訳で(!?),今年最初のアップデートはLink ECUのリセッティングです.
昨年末のトラブル発生により,制御系を見直す事となり,スロットル,MAPセンサ,EACV,インジェクタを
全てB16B用へ交換.
合わせて,これらの台座となるインマニもB16B用に交換し,既に投入済みのB16Bカムと合わせて,エンジン本体以外はB16B化された事になりました.インマニ・スロットルのB16B化により吸入空気量の増加が見込めるため,若干のパワーアップにも期待です!
さて,いきなりですが結果から行きましょう.
出力 トルク
前回 ・・・ 168.8PS/7530rpm 16.3kgf・m/7240rpm
今回 ・・・ 181.6PS/7930rpm 16.5kgf・m/7600rpm
前回の計測が真夏なので正確な比較結果ではありませんが,約13PSアップし,トルクも0.2kgf・m増えました!
ちなみに,B16Bのカタログスペックとも比較してみると,
B16B ・・・ 185.0PS/8200rpm 16.3kgf・m/7500rpm
最高出力は3.4PS届いていませんが,トルクは0.2kgf・m上回っています.ピストン等の本体はB16Aのままですから値としては十分でしょう.
続けて,両者の特性をグラフで重ねてみます.
【出力特性】
【トルク特性】
ローカムは全域上がっていますね.またローカム最後の領域と思われる6000rpm前後でトルクが大幅に増えているのは嬉しいところ.ハイカム切替直後の特性は大きな違いがありませんが,これまで7500rpm以降はタレて伸びなかったのが,そのまま8000rpmまで伸び続けている点には要注目です.これでTC1000の各ストレートの終端速度が2~3km/hアップしてくれれば,
あの速いEF8に迫れるかもしれません・・・.
残念ながら,今回はアップデートだけでなく,ECUに関係ない部分での
ダウンデートもありましたが,一先ず応急処置を施して再びサーキットへ向かいたいと思います.
Posted at 2019/01/13 03:59:16 | |
トラックバック(0) |
アップデート 20XX | 日記