
筑千職人GP夏の陣も最終盤を迎えました.
夏の陣の開催は6~8月の3ヵ月間.コロナ騒動で春の陣が不成立になってしまったため,2020年シーズンとしては最初の戦いとなります.
昨年の夏の陣は出走11台中7位で終わりましたが,今年はエントリーが4台しかなく,現在のところ3位につけています.エントリーが5台以下だと2位・3位は賞典外のようですが,ランキング付けをされたら,やっぱり1つでも上の順位になりたいものです.
さて,その2位の方との差は・・・,
僅か0.096秒差.つまり,あと0.1秒縮めれば逆転出来ます.
0.1秒だったらドライバーの腕でなんとか・・・という領域なので,2週間,筋トレして挑んでみました(笑).
朝方の路面温度が低い時間帯が勝負なので,混雑を避けるためにA枠(9:00~)をパスしたら,何とひらりん2000GTさん1人だけという大外し.続くB枠(9:20~)で出走したら,今度は5台以上いました(泣).
とはいっても,チャンスはここしかないので,インラップでタイヤの温度が上がらないようにそぉ~っと周回.前後のスペースを確認し,計測1LAP目からアタックしてみたら,ゆっくり周回し過ぎてブレーキの温度が上がっておらず,1ヘアでオーバーラン!
すぐさまアタックを中止して,2LAP目に切替え.
タイヤの温度が上がり切ったら,そこで終わり.恐らくはこれが最後のチャンス.結果は・・・,
42.238! 惜しくも,あと0.005秒届きませんでした・・・.
TC1000の電光掲示板は1/100秒までしか表示されないので,ゴールした瞬間に「42.23」と表示された時には思わず,
「(勝ったのか負けたのか)
どっちだー!!」
・・・と叫んじゃいました(笑).
その後,クールダウンラップを挟んでアタックしてみても,42.304・・・42.365・・・とタイヤが完全に温まってグリップの低下が始まり,万事休す.最後の悪あがきでピットに入って1分待機し,タイヤの温度が下がるのに賭けてみましたが,これも 42.302 が限界でした.
ちなみに,このラップは,ひらりんさんが外から撮ってくれていたので,車載の映像と合成してみました.
(ひらりんさん,有難う御座います!)
orangeEP@ahirukantaiさんからも外撮りの映像を頂き,1コーナーでアウト側にしっかりと寄せられているか? 最終コーナーで向きを変えられているか?等々,貴重な情報が得られました.お二方とも有難う御座いました.<(_ _)>
さてさて,この後も諦めの悪い私は「真っ向勝負でタイムが出ないんだったら,ブレーキで詰めて削り取るしかない!」とブレーキングポイントを徐々に奥へ.
「どこかでロックするかなぁ~?」とドキドキしながら走っていたのですが,意外とロックしない.「これは,もしや筋トレの効果か!?(笑)」なんて思いながら続けていると・・・,
完全にリアが破綻するところまで行っちゃったので,これで止めました.
ブレーキがロックしないのでフロントタイヤを上手く使えるようになりましたが,フロントに対して相対的にリアの限界が低いため,これ以上旋回速度を上げるのは無理ですね.フロント:A052,リア:RE-71Rのバランスでこの挙動だとすると,前後共にA052にするといい感じになるんじゃないでしょうか.本来の仕様に戻した時に期待がもてます♪
ところで,そのブレーキロックなのですが,今回不思議と全くロックする気配がありませんでした.何もセッティングは変わっておらず,タイヤの摩耗は進んだ状態なのになぜ・・・?と不思議に思っていたのですが,そこでハッと気づいて路面温度を測ってみました.
結果は「39℃」.前回より10℃以上低いです.
「路面温度が低いのでタイヤがタレず,ロックしにくくなったのか??」と思い,試しに路面温度が「47℃」になったH枠(11:40~)で走ってみました.変わらずロックしにくい状況なのですが,追い込んでいくと・・・,
1ヘアでロックしました.やはり路面温度の影響は受けていたようです.
見方を変えると「路面温度が40℃を下回っていれば確実にロックしない」とも言えます.こんな事まで気にしないといけないくらいシビアなセッティングというのは正直嬉しくないのですが,一つの判断材料として有意義な情報が得られました(こうなるとタイヤの温度をリアルタイムで知りたくなってきたな・・・).
その後,これ以上はさすがにやれる事がないと判断し,後片付けを始めると,orangeEPさんからリアタイヤのセッティングに関してアドバイスを頂き,午後の枠も走られるというので1コーナー付近で見学させて頂きました.
「なるほど,こういう事か・・・」と一つ勉強になりました.今後どこかで試してみようと頭の中で薄ぼんやりと考えていたアイデアだったのですが,EP82とEF8は同じホイールベース(2300mm)ですし,真似出来る部分はありそうです.少しアレンジした上で試してみようと思います(orangeEPさん,アドバイス有難う御座いました!).
最後に,そういえば今回アップデート(?)した箇所が1つありました.
TYPE-R用のシフトノブ.予想通り,夏の日射しの中では熱くなって厄介だなぁ~と思いましたが,サーキット走行中のフィーリングは特に変わりませんでした.気持ちシフトミスが増えた気もしますが,この暑さですし,人間がヘバっている可能性もあるので何とも言えませんね.
ただ,帰りの街乗りでは,気持ちガリッ!となる回数が増えたような・・・.今まであんまりなかった3→4速へのシフトでもガリッ!となったので,意外と勘違いでもない?? 以前のシフトノブからウェイトは5g軽くなっただけなので,慣性力は変わらないはずなのですが,ストロークの方は手の甲1個分くらい長くなったので,そのせいかも.1→2速へのシフトミスも増えたし,私にはあんまり合ってないのかなぁ~?
これ以上シンクロを傷めるのは嫌ですし,元のタイプのシフトノブ似た製品を探してみますかね・・・.