
もてぎで外れたガーニーフラップですが,比較の結果,
結構な抵抗になっている事が判明したので,物は試しと外した状態でTC1000に来てみました.
計算上はTC1000のホームストレート(250m)で2.5km/hトップスピードが伸びる事になりますが,「まぁ,実際はそこまでの効果はないだろう・・・」と思いつつTC1000に到着した訳なのですが,気象条件を確認してみると,気温も1桁台で,気圧も高い(102.8kPa)とタイムアタックには絶好の環境でした.
「これは40秒台に挑まねばなるまい」と内心では思いつつ,いつもの皆さんに挨拶をしていると,こもりん.さんから,
「今日も1.5秒ハンデで勝負です!」
と挑まれました.
こもりん.さんは今日が「160秒チャレンジ」の第2戦のはずですが,さすがは筑波の主.全く疲れを感じさせない佇まいでした.勿論,挑まれた以上は避けては通れないので,二つ返事でOKを出しつつB15枠へエントリー.
前回は0.08秒という僅差で負けましたが,「さすがに40秒出せば勝てるだろう・・・」と取らぬ狸の皮算用をしつつ,コースへ.
出走台数はそこそこ多く,タイヤとブレーキを十分にウォームアップ出来ませんでしたが,スペースがないので「A052なら大丈夫だろう」と判断し,計測1周目からアタックへ.
しかし,さすがに1桁台の外気温ではリアタイヤが温まらず,スピン・・・.
これでリズムが狂ったのか,ここから「3速に入れられない病」が発症してしまい,毎回バックストレッチの2→3速でシフトミス.このミスが足を引っ張って41.4秒辺りをウロウロ.
「いかん! この期を逃すと40秒に入らん!!」
と気合を入れ直し,丁寧なシフト操作を心がけた結果・・・,
秋の陣ベストの
41.138 を出す事が出来ました.セカンドベストが 41.178 なので,このタイヤではここら辺が限界.40秒台に入れるにはタイヤの摩耗が進み過ぎたようです(最終の立ち上がりでクルマが前に進まない・・・).
これで,こもりん.さんが 42.63秒を以下を出さなければ私の勝ちなので,C30枠のタイムボードを凝視していると,こもりん.さんのタイム表示は「42.63」.
「おい! 1/1000秒台の争いかよ!!」
・・・と叫びつつ,こもりん.さんが持ってきたリザルトを見ると,
ガーン!! 0.008秒差で負けた・・・.
「42.638の間違いじゃないのか?」「 0と8を読み間違えてないか!?」と詰め寄りましたが,何度確認しても 42.630 でした(当たり前!).前回が0.08秒で,今回が0.008秒という僅差.「この1ヵ月で0.072秒腕が上がったんだ.良かったじゃないか・・・」と慰めてくれる甘い自分がいましたが,すぐに「いや,これガーニーフラップ分だろ? お前の腕じゃねーよ」と冷静に分析するもう一人の自分に否定され,打ちひしがれながら勝者へ献上の品を買いに自販機へと向かうのでした・・・.
さて,そもそも今回は40秒台への再チャレンジが目的だったのですが,それを達成出来ていれば完勝だった訳なので,自己ベスト時(緑)と今回のタイム(青)を比較してみます.
グラフは上が速度,下がタイム差です(上に行く程,遅い).
ホームストレートでは,自己ベスト時(緑)の方が0.05秒速かったのですが,1コーナーのブレーキング(1つ目の赤丸)で今回(青)の方が逆転して0.05秒リードしています.これはブレーキ強化の恩恵でしょうね.そして,1コーナーで稼いだリードを2コーナーでも維持しつつ,1ヘアのブレーキング(2つ目の赤丸).ここで今回(青)の方が3.2km/hボトムを落とし過ぎてロス.その後もインフィールド進入時の操舵抵抗(3つ目の赤丸)による失速で遅れ,自己ベスト時(緑)の方が0.13秒速くなります.その後,インフィールドのブレーキング(4つ目の赤丸)で瞬間的に差を詰めますが,自己ベスト時(緑)の方がアクセルを踏むタイミングが早く,洗濯板までにジリジリと引き離されます.それ以降は両者に大きな差はなく,今回(青)の方が0.3秒遅れる形となっています.
つまり,今回は「ボトムを落とし過ぎだった事」が直接の原因と思われますが,この原因は「タイヤがユーズドだったせい」である可能性が高く,言い換えれば,「タイヤを新品にすれば40秒台は届く」という結論になりそうです.
う~ん・・・.条件が揃えば40秒台は出せるという皮算用が出来たのは嬉しいですが,もう一手何か欲しいところですね.勝負終了後に筑波の主に話を聞いたところ,あと5~6枚切れる手札を持っているご様子だったので,僅差の接戦に持ち込まれないように,こちらも切り札を用意しないとダメそうです・・・.
以上,挑戦その②でした.
当日お会いした皆様,お疲れ様でした~.
Posted at 2020/11/02 00:42:23 | |
トラックバック(0) |
筑波サーキット・コース1000 | 日記