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2021年01月20日 イイね!

〇〇は足で稼げ!

〇〇は足で稼げ!年末・年始の休みの間に39秒台への皮算用をしてみたものの,次の有効なアップデート策が思いつかず,現状の仕様で40.5秒を出せる道筋が見えない・・・.

悶々としながら年明けの1週間が過ぎ,アレコレ調べても答えが見つからなかったので,「頭で考えて答えが出せないなら,足を動かして現場で答えを探せ!」という事で,再びTC1000へと向かう事にしました.



当日は平日の追加走行日なので,まぁ人はいないだろうな,とは思いましたが,まさかまさかの・・・,



門前GP1位

「いや,今,6:50なんですけど・・・」と思いつつ,暫くの間ボッチ.あまりにもボッチ過ぎて不安になり始めたところで,ひらりんさんが到着して一安心(笑).

ところが,今度は待てども待てども門が開かない.7:30を過ぎた辺りでようやく筑波のスタッフの方が到着しましたが,いつもの方ではなく,クルマを下りるなり「アレッ? 鍵掛かってる!?」との事で,慌てて引き返して鍵を取りに行ってました(苦笑).

そんな感じの幸先が良いんだか,悪いんだか分からない状況で始まりましたが,予想通りピットはガラガラ.走行開始の9時までにはそれなりの台数が集まりましたが,まぁ,1枠平均5台という感じですね.準備も済ませて,「さて,どの枠で走るか?」と思案していたところ,ふとリアウイングを見たら,



「凍ってる・・・」

「塗装してから,凍り易くなったような気がするなぁ~」なんて思いつつ,「いやいや,これだけ寒いんだから,リアタイヤがまた温まんねーぞ!」と思い直し,右リアタイヤの表面温度を測ってみると,

「0℃・・・」

うわぁ~,こりゃダメだ!と思いつつ,試しに左リアの温度もを計ってみたら,

「20℃」 (。´・ω・)ん?

「なんで??」と思いつつ,フロントも調べてみたら同じように,右が0℃,左が20℃.左の方が温度が高い.頭の中で?マークが乱舞する中,クルマから少し離れて眺めたところでハッと気づきました.



「クルマの右側が影になってる!」

そう,クルマの左側は日が当たっているおかげで温まり,20℃に達していたものの,右側は自身の影になって路面温度と同じ0℃になっていたようです.TC1000の場合,タイヤは左側よりも右側を優先して温めないといけないので,ひらりんさんの止め方が正解!

・・・という事で,早速前後の向きを入替えて,



この向きで停車.暫く経った後に再び表面温度を計測してみたら,今度は右リアが20℃,左リアが0℃になっていました.太陽の力恐るべし! みくびってました・・・.orz

「これで最低でもコースイン時は右リアは20℃以上には出来そうだ・・・」と思いつつ,「コースインまで? 本当に??」と思い,ピット前の路面を確認.



「いやいや,真っ暗じゃ~ん!」

ダメだよ,こんなの,ここでコースインまでの2~3分間待機してたら,折角温めたタイヤも冷えちゃうよ!と思い,もう一つの入口を確認.



「おおっ! こっちならリアタイヤに日が当たる.これなら冷えない!」という事で.今回からコースインはこっちのルートで行う事にしました.


さて,これでウォームアップに関しては1つ対策を打てたので,続いてコースコンディションの確認.最終コーナーを見ると,どう見てもドリフト走行した跡が・・・.前々日にドリフトをやっていたのは確認出来たのですが,前日が何の走行だったのかまでは確認出来ず.でも,この雰囲気だとドリフトっぽいですね.

「こりゃ,今日はダメか?」と思いつつ,コース上の清掃車の動きを見ると,やたら念入りに路面を掃いてます.スタッフの方が竹箒で路面を掃くと煙がもうもうと立ち込める始末・・・.「昨日,風強かったからなぁ~.こりゃ,路面の砂ぼこりも酷いな」と思い,A枠・B枠はパスする事にしました.

そのA枠で苦戦するひらりんさんやガッキーさんの姿を見て,「やっぱり路面はダメだったか・・・」と思いつつ,気温とのバランスを鑑みるとここしかないので,C枠で出走.



低温・高気圧の絶好のコンディション! 「これで路面さえ良ければ・・・」と悔やみつつ,2枠の走行でホコリが掃けている事を願ってコースイン.


前回,サーキットアドバイザーに教えて頂いた「タイヤの熱入れは,強さより長さで!」の指導を念頭に置いて,タイヤを長く滑らせる方法でウォームアップを試みます.



しかし,長く滑らせる分,スピンのリスクは増えるので,



1ヘアでスパン!と滑ったり,



インフィールドでクルン!と回ったりしてました・・・.


結局,太陽光による事前の温めや,長めのスライドによる熱入れも,さほど効果はなく,右リアのウォームアップ完了までに10周も掛かってしまいました・・・.今回は右リアに専念し過ぎて左リアが冷えるような事がないように温度維持を心がけましたが,その結果,今度は左フロントに熱が入り過ぎてしまったようで,少しグリップのピークを過ぎた感触がありました.ただ,モタモタしていると時間がなくなってしまうので,やむなくそのままアタックを開始.

アタック1回目は,前回の結果から,少しラインを変えて0.1秒を削り取りに行ってみましたが,実際に試してみたら「あ,こりゃ違う・・・」と感じた通りで,結果は 41.337 で大外し.ロガーの結果からは,こっちの方が速そうな気がしていたラインだったのですが,実際に走ってみたところ,予想していた程のメリットがなく,むしろデメリットの方が大きいのがすぐに分かりました.

「ならば,仕方ない」という事で,いつものラインに戻して2回目のアタック.結果は 41.067.やはりこっちのラインが正解のようです.次でアタック3回目なのでタイヤはもう大丈夫だろうという事で,タイヤのマージンを全部削り取りにいった結果・・・,



40.901.前回のタイムを0.054秒更新する事が出来ました.

この後も2回アタックしてみましたが,やはりフロントタイヤに熱が入り過ぎてしまっているようでグリップせず,タイムも41秒台止まり.新品タイヤのオイシイところも今回で使い切ってしまったようで,今の実力ではここら辺が限界のようです・・・.


そうそう,限界と言えば,今回ようやくリアスプリング変更の効果確認が出来ました.

ブレーキの前後バランスを鑑みた時に「リアの制動力が足りていない」と思い,リアのパッドを変えてみたのですが,前後バランスは改善方向に行ったものの,少し強過ぎてロック気味でした.
(ターンイン時にリアを引きずって,スピンモードに入りかける)

この結果から,フロントの沈み込み速度に対して,リアの伸び速度が追いついておらず,若干リアタイヤが浮いていると判断.リアのバネを低反発→高反発にする事でリアの伸び速度を上げ,接地性を改善する事を試みました(↓).



結果は目論み通りで,リアの伸びが速くなった事でフロントの沈み込みに追従出来るようになり,リアがロックしにくくなりました.前回乗った時は,1ヘアのブレーキングで「よく止まるなぁ~」と思ったのですが,新品タイヤのおかげかも?と思い,評価を保留にしていたのですが,今回はフロントタイヤがタレた状況でも制動力が上がっている事が感じ取れたので,スプリング変更によってリアの接地性も上がっている(=制動力の限界も上がっている)事が確認出来ました.


その後,前回の結果(緑)と今回の結果(青)をロガーで比較してみると,



1ヘアのブレーキングまでに0.25秒縮めていましたが,やはり左フロントの熱が入り過ぎていたようで,1ヘアのクリップでアンダーを出してしまい,0.15秒ロスしていました.そして,最終の複合(赤丸の部分)では,やはり路面コンディションが悪く 0.05秒失っていました.これらをトータルして伸び代は0.05秒止まりだったようです.最終コーナーの路面の酷さはウォームアップ中でも分かるレベルで,「あ~,こりゃダメだわ」と思いつつのアタックでしたが,やっぱりダメだったようですね.まぁ,仮に最終コーナーの路面が良かったとしても,縮め代は0.05秒ですから,自己ベスト(40.827)に肩を並べるのがせいぜいだったかな?と思っています.

なお,走行終了後,右リアタイヤの温度を計測したら「34.5℃」でしたので,これくらいがA052の作動温度域のようですね.冷間24.5℃でスタート時して,10周のウォームアップで34.5℃に到達という事だとすると,「今回のウォームアップのさせ方では1周で1℃上げるのがやっと」という事でしょうか.やれやれです・・・.

ちなみに,温度を上げ過ぎたと思った左フロントは「48.5℃」で,右フロントは「43.0℃」でしたから,やっぱり少し上げ過ぎ.まぁ,今回はこういったデータの収集出来たという事で良しとしましょうか.


おっと,データ収集と言えば,今回新たな解析ツールも導入したのでした(↓).



DigSpice Drift」です.

GT500ドライバーの松田次生選手が「GTにも活かせるドリフトを!」と,GTの為に積極的にドリフトの練習をされているそうで,その際,この「DigSpice Drift」を使って比較を行っているのを知り,モノは試しと導入してみました.早速,今回使ってみたのですが,前述のインフィールドのスピンが,こんな感じで(↓)クルマの向きとして分かります.



残念ながら設定が悪いのか,2周に1回しか角度が計測されていなかったりして,今回比較したかったラップの角度が表示されないのですが,今後の解析ツールとして活躍してくれればと思っています.


以上,足で稼いで集めた情報でした.

う~ん・・・.やっぱり現在の仕様では40.9秒くらいが限界のようですね.タイヤのウォームアップを改善しても0.05秒くらいしか詰め代はないように思えます.リアスプリングの変更でブレーキング性能の限界は上がりましたが,これはドライビングの精度が上がっただけで,タイムには繋がってませんね.

やっぱりアップデートなしで40.5秒を狙うのはツラいなぁ~.足回りか? パワーか? 何かもう一手が必要ですね.

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「インマニガスケットのお勉強 http://cvw.jp/b/1684331/48579488/
何シテル?   08/03 15:42
GPSロガーを使ってクルマとドライビングを改善しながら,B18C搭載のCR-XにB16AのCR-Xで挑んでいます. TC2000 1'07.4/TC1000 ...
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