
雨でクルマのテストが出来ないので,
ドライバー心理に関するお勉強をしてましたが,座学ばっかりしてても飽きるので,高速で簡易的なテストでもしてみるかと関越道へ.
この日の日中は,今まで雨続きだったのが嘘だったような晴れ模様でしたが,夕方~夜は雨の予報で,昼過ぎくらいから出たいなぁ~と思っていたものの,残念ながら仕事が長引き,結局,高速に上がったのは18時過ぎでした.
今,街乗りで履いているA052は,昨年の夏の鍛錬に使ってスリップサインが出かかっているような浅溝状態(↓).
「こんなタイヤでゲリラ豪雨にでも遭った日には,どこ飛んでくか分からないから,早々にテストを終わらそう・・・」と早速開始.少しずつペースを上げていくと,巡行速度くらいでは特に違和感がなかったのが,そこから車速を上げると,フロントが少しナーバスな感じに.真っ直ぐ進むだけの僅かなステアリング操作に対して,フロントが過敏に反応して神経を使う・・・.
トーゼロって事はキャンバー付いてる分だけクルマが内側に進もうとするはずで,直進安定性が良くなる方向だと思うのですが,反対の動き.「なんだコレ?」と思いつつ,車速域を変えたり,レーンチェンジしたりして動きをみるも,やっぱり高車速域はナーバスな印象が拭えない.不可解に思いつつ,暗くなってきたので前方の上空を見上げると,まんま言葉の通りの
暗雲 が・・・.
「アレ,なんか稲光してるし,突っ込むのヤバくない!?」 Σ(゚ロ゚;)ゲッ
と思いつつも,高速なので逃げ場なんてない.三芳PA付近まで来たところで暗雲に突入・・・.
案の定,猛烈な豪雨(雨量が25mm以上)で,ワイパーのスピードをMAX(70回/分)にしているにも関わらず,排水が全く追いつかない.徐々にフロントガラスを通して見える景色も水で歪み始め,5m先にクルマがいるのかどうかも分からない.そして,路面も瞬く間に水浸しとなり,水の抵抗で車速もどんどん落ち始め・・・.
「うわぁ~,ハイドロ起きるー!」 (||゚Д゚)ヒィィィ!
と叫びながら,フロントタイヤの感触に全神経を集中.アクセルも,ブレーキも,ステアリングも修正を微小かつゆっくりな操作に留め,前方にスピン車両がいない事だけを祈って進みました.あまりにも危険なコンディションだったので,途中クルマを止めようかとも思いましたが,「変に止まったりするより,こういう雲は長続きしないから,さっさと抜け切っちゃった方がいい」と判断し,遅過ぎず・早過ぎずのペースを維持して耐えに耐えて,なんとか無事暗雲を抜け切りました・・・.
その後,精神的に大分疲弊したので,上里SAで休憩.
「久し振りに生きた心地のしないドライビングだったなぁ・・・」と思いつつ,「こんだけ生きた心地がしないのは,いつぶりだ?」と振り返ってみたところ,
雷雨の富士を思い出しました.
この時もストレートでハイドロが起きかけるわ,100Rでリアがフラフラするわで,「こえぇー」と叫びながら走ったのを覚えています.
休憩を終え,再び高速に戻ると,今度はリアタイヤから盛大な打音が・・・.
打音と言っても,別に何か壊れた訳ではなく,リアタイヤに付いていたタイヤカスが盛大に剥がれまくっただけです.ただ,これだけ長く・大量に剥がれ続けるのは,今まで経験した事がありませんでしたね(笑).これも雨量の多さを物語っているなぁ~と変なところで感慨にふけってしまいました(まぁ,これだけの仕打ちを受けても剥がれない,気合の入ったカスがまだいますけど・・・).
そんな打音を延々と聞きつつ,「そういえば,何でウェット路面だとタイヤカスって剥がれるんだっけ?」と考えてみたのですが,今一つ理由が分かりませんでした.水の抵抗でタイヤカスに力が掛かる? タイヤカスとタイヤ本体の間に水が入って引き離す? カス表面の温度とタイヤ本体の温度に差が出来て剥離する? 妄想は膨らみますが,根拠がないのでネットで少し調べてみたものの,原理らしい事に触れているものは見つからず・・・.
唯一,ウェット路面の特徴を語っていたのが,コチラの図(↓).

(
Academic Motor Garageより)
路面の隙間に水が溜まるので,路面が平滑化されるんだそうです.平滑化されるとタイヤの変形量が減るので,必然的にタイヤカスが路面に接し易くなるんですかね? 原理をご存じの方いらっしゃいましたら,是非とも教えて下さい~.
以上,雷雨の高速道路テストでした.
Posted at 2021/07/11 21:19:05 | |
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