
他流試合まで残り2週間なので,引続き準備を進めるべく今週もTC1000へ.
2月から始まったダイレクトイグニッション化のECUセッティングも4ヵ月/約500周の走り込みでようやく形になってきました.まだ細部の詰めは残っていますが,何が原因で,どうすれば直るか?は概ね理解する事ができ,ディストリビューター時と比べて癖があるのが良く分かりました.繊細過ぎてホント面倒臭かったです(苦笑).
さて,この日のファミ走は追加枠という事で,いつもより台数が少ないだろうと思ってはいましたが,それでもなんだかんだでそこそこの数はいました.土曜日の開催ではありますが,サーキットアドバイザーのお三方は全員富士に行かれているので講習もなし(安全講習のみ?).
・・・という事で淡々と走るべく,空いているところを狙ってP2枠(13:20~)でコースへ.路面温度もかなり高いので,タイムが出るのは計測1だろうと思い,同枠のC:羊さんとの距離を十二分に確保して最終コーナーを立ち上がったら,
あら,残念! タイミング合わず・・・.ま,しょうがないので気を取り直してもう1回.
どうもここのところ,ファーストアタックの1コーナーのブレーキングでクルマを止め切れない事が多く,今回もオーバーシュートしてしまい 42.644.「うん,酷いな(苦笑)」と自分でも思いつつ,セカンドアタックでこれを修正して,
42.266.この気温じゃ,こんなもんですかねぇ~.以降は42.2秒⇔42.5秒を行ったり来たり.路面温度が高いせいでリアタイヤがズルズルになるので,2コーナーが結構怖かったです.
走行終了後は,orangeEPさんと一緒にPCを睨めっこしつつ(燃調の確認),問題点をポチポチ直して,P8枠(15:20~)で再チェック.
コンディション的には悪化方向でしたが,燃調の改善によりP2枠よりもエンジンがパワフル.計測1で 42.169 とあっさり1本目のタイムを更新し,42.150・・・42.064・・・とコースインから既に10周が経過しているのに,まだタイムが縮まります.さすがに10周走っているのでタイヤはリアがズルズルのオーバーステア状態で,特に2コーナーが超怖い! とはいえ,覚悟を決めればもうチョイ削れそうな気もしたので,無意味にチャレンジ(笑).
結果は先週のタイムを1/1000秒上回る
42.037 となりました.インフィールドの立ち上がりでオーバー挙動に上手く合わせ切れなかった(アクセルを開ける量がほんの少しだけ多過ぎた・・・)部分は悔やしいですが,やっぱりTC1000だとオーバー挙動の方がタイムは削り取り易いんだなぁ~と思いました.
走行終了後,燃調を再チェックしようと思ったら,計測用PCが熱で強制シャットダウンしていて,データが取れておらず,もう1回行けるか!?とタイヤを見てみると,
う~ん・・・微妙.OUT側の溝はまだ残っているので走れなくはないですが,IN側は完摩耗してスリップサインに達している・・・で,ふと気づきました.
「アレ? A052と減り方が違う・・・!?」( ´゚д゚) ン!?
私の場合,キャンバー不足から大体タイヤのOUT側が先に完摩耗して溝がなくなり,IN側の方が溝が残っているケースが多いのですが,CR-Sの場合は逆になっていますね.アライメントはA052から変更していないので,タイヤの特性なのか??と思い,ピットに出向いて,いつさんのCR-Sをジーッと観察していると,「IN側とOUT側で溝の深さがそもそも違ったはずですよ」と情報を頂きました.
おおっ・・・そうなのか!と思い,いつさんの
ブログを読ませて頂いたところ,
IN側 ・・・ 4.2mm
OUT側 ・・・ 3.6mm
となっていました.確かにIN/OUTで溝の深さが違うようですが,IN側の方が溝が深いようですね・・・.という事は「IN側の負担がOUT側よりも増していた」という話になり,一瞬ドライビングの問題なのかな?と思いましたが,タイヤ表面温度の計測結果は常にOUT側の方が高かったので矛盾します.「う~ん・・・おかしいなぁ~.なんでだろ??」と思い,頭の中で変化点を追ってみたところ,アンパネともう一つ変えた部分が思い当たりました.
A052は酷使すると表面のゴムが剥離するのですが(↓),
この剥離がタイヤのOUT側に起きる人と,IN側に起きる人がいて,統計的にFFはOUT側,FRはIN側が多かったのですが,FFでもIN側が先に剥離する人がいて,この違いは何なんだろう・・・?と不思議に思っていました.今回の情報でこの謎が1つ解けたので,勉強になりました.
以上,燃調とタイヤへの理解が深まったファミ走でした.当日,お会いした皆様,お疲れ様でした!
Posted at 2022/06/05 13:03:30 | |
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筑波サーキット・コース1000 | 日記