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2022年08月11日 イイね!

内圧テスト結果の整理

内圧テスト結果の整理アンダーステア改善のため,リアタイヤの内圧を振ってデータ収集をしてみましたので,結果を纏めておきたいと思います.

走行枠が異なるので,気温・路温がズレる意味では厳密な比較にはなっていませんが,そもそもの絶対値が高い時期なので,あまり突き詰めても仕方なく,限界点が見極められればいいかなぁ~?くらいのつもりでやってます(そもそも走行中に内圧自体も変わりますからね).


先に全体の傾向から言うと,リアタイヤの内圧を上げれば上げる程,タイムは落ちていきました.ただ,コンディションの悪化も同じ傾向なので,必ずしも内圧のせいとは言い切れず,ここはロガーで細かく見てみないと判断がつかないと思っています.


という事で早速始めます.まずは2.5キロ(赤)vs 2.7キロ(青).



1コーナー(1つ目の緑丸)は,2.7キロ(青)の方がステアリングレスポンスが良いので,進入でドライバーが若干警戒気味になっており,アクセルONも遅いですね.続く1ヘア(2つ目の緑丸)では,2.7キロ(青)の方がボトムが5km/h高く良さそうに見えますが,車載を見返して見ると2.5キロ(赤)の方が単純にミスってるだけでした・・・(クルマを止め切れていない).インフィールド(3つ目の緑丸)も進入で警戒して抑え気味になっており,立ち上がりでリアが流れて向きの変わりは良くなっていますが,リアが流れるのに引きずられてフロントの荷重も若干抜け気味になっており,結果,フロントが逃げて加速が鈍ってます・・・.洗濯板通過後(最後の緑丸)は,早めにブレーキをリリースしており,ここでもステアリングレスポンスの良さが読み取れますが,立ち上がりでやっぱりフロントが逃げて失速してますね.



総じて見ると,クルマの動きが若干ピーキーになっており,オーバーステア傾向には寄っていますが,それが速さには直接繋がっておらず,全域で遅くなっている感じです.


続いて,2.7キロ(赤)vs 2.85キロ(青).



ステアリングレスポンスが更に上がり,ブレーキを踏んだら勝手にクルマが曲がり始めるような印象です.このためブレーキを残す必要がなく,1コーナー(1つ目の緑丸)・ヘアピン(2つ目の緑丸)等では減速を終わらせたら,さっさとブレーキをリリースしています.2.7キロ時(赤)と比べてドライバーが動きに慣れてきた事もあるのでしょうが,インフィールド(3つ目の緑丸)でも思い切って飛び込んでいるのが読み取れます.ただ,やはり立ち上がりでフロントが逃げているため加速が鈍いようで,特に最終コーナー(最後の緑丸)が酷い状態ですね・・・.



全体的に見ると,こちらも全域で遅くなっている感じですが,路面コンディションがかなり悪化してもいるので,立ち上がりの鈍さはフロントタイヤの熱タレが原因かもしれません.


・・・と思ったため,フロントタイヤが冷める午後まで待って,最後に2.85キロ(赤)vs 2.80キロ(青)のテスト.



タイヤが冷めるのを待った都合上,2.80キロの方は必ずしもこの瞬間(このラップで)2.8キロだったか?は分かりませんが,1コーナー(1つ目の緑丸)・インフィールド(3つ目の緑丸)・最終コーナー(最後の緑丸)の各コーナーで立ち上がりの加速が良くなっています.リアのスライドが増えて向きが変わるようになったとしても,その横方向の力に耐えられるだけのフロントのグリップがないと結局遅いという事なんでしょうね・・・.




最後に,最初(2.5キロ:赤)と最後(2.8キロ:青)の比較です.



ホームストレートエンド(1つ目の緑丸)の車速を見ると,コンディションの悪化によって2.8キロ時(青)の方が車速の伸びが悪いですね.そんな約3km/h進入速度が低い状況にも関わらず,1コーナー(2つ目の緑丸)のボトムはガクッと下がっていますし,ヘアピン(3つ目の緑丸)こそ2.5キロ時(赤)の方のドライビングミスで上回っていますが,インフィールド(最後の緑丸)ではボトムが落ちるだけでその後の加速力は違わず,やはり恩恵がなさそうです.


以上,内圧のテスト結果でした.

単純に「向きを変える」という意味では,リアタイヤの内圧上げは効果的だと思いますが,それで旋回~加速領域が速くなっているか?というと疑問な結果となりました.以前書いたブログの通り,アクセルを操作をもっと繊細に行えば,加速領域での横滑りを防いでゲインが得られるかもしれませんが,今回の結果からすると,そこまで頑張ってもほんの僅かな差かなぁ~?という気がします.

私の乗ってるクルマがFFなので当たり前と言えば当たり前なのですが,どんなにリアを滑らせても,やはり「フロントタイヤの限界が全て」といった印象です.これが例えばB18Cだったら,トラクションステアのような,向きが変わった後に強引にクルマを前に進めるような技も使えたりするんでしょうが,現状のトルクだとちょっと厳しいですね.

やはり足回りのセッティングを見直して,前後バランスを取り直す方向で進めたいと思います.

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「[整備] #CR-X テールゲートストライカー シム抜き https://minkara.carview.co.jp/userid/1684331/car/1250119/7791648/note.aspx
何シテル?   05/11 22:54
EF8乗りの先輩にタイムアタックで挑んでいます.現在までの通算成績は9勝20敗.GPSロガーを使ってマシンとドライビングの問題点を洗い出し,アップデートさせなが...
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