
最近,仕事でエライ人向けにプレゼンテーションをする事が多いので「見せ方」の工夫を強いられるのですが,その一方で一緒に遊んでくれる仲間を増やすためには「魅せ方」を工夫しないとダメなんだなぁ~と実感しているOXです.
さて,一度行ってみたいと思いつつも,高地(低気圧)を警戒して避けていた「富士モータースポーツミュージアム」に行ってきました.既に開館から半年経過し,もはや目新しさも薄れているおかげで,週末であるにも関わらず空いていてゆったりと見れました.
既にアチコチのSNSで情報は出ているので,展示物等は大体把握出来ており,特に目新しさもないのですが,実際に行ってみるとアチコチで「魅せ方」を工夫していて,なかなか素晴らしいミュージアムだなと思いました.
・・・という事で,いつもの私らしく,少しズレた目線で見てきたものを纏めておきたいと思います.
入口を入って最初に目に入るのが,この展示物(↓).
分かる人には分かる単語が並び,もうこの時点から既にニヤニヤが始まります(笑).
続けて,目玉として有名な「トヨタ7」.
裏面もバッチリ見えますが(↓),
やっぱり,普通はこういう部分(↓)に目が行きますよね?
いやいや,私の場合,その「トヨタ7」の展示の下に近づき過ぎないように立ち入り禁止の障害物として敷かれている,こういうモノ(↓)に目が行くんですよ(笑).
最初,黒い砂利かな?と思ってよくみたら,なんと全部ボルト・ナットです! 「神は細部に宿る」じゃないですが,こういうのを見せられると,このミュージアムを企画された方の創意工夫が感じ取れてテンション上がります.
続けて見ていくと,最初は黎明期のクラシックカー達が登場しますが,その中で気になったのがコチラ(↓)の「メルセデスベンツ W25」.
当時(1934年)のレースは国別対抗戦だったので,ドイツはナショナルカラーである白を纏っていたのですが,完成したクルマが重量オーバーである事が判明し,白のペイント剥いでアルミボディ剥き出しにした結果,メルセデス=「シルバー・アロー」というイメージを植え付ける事になったクルマです.今年(2023年)のF1を走っている「メルセデス W14」も重量を軽減するためにシルバーの塗装を剥ぎ,カーボン地剥き出しの「
ブラック・アロー」となったので,歴史は繰り返すという感じですね.
その「W25」の展示の傍にこんなボードが置いてありました(↓).
これで何を伝えたいのか?を理解出来なかったのですが,私は見た瞬間「凄っげぇポジティブキャンバーだ・・・」と思いました.
当時はパワステなんかなかったので,キャンバーをポジティブ(逆八の字)にしないと切れなかったそうですなのですが,ネガティブキャンバー(八の字)に慣れている人間からすると,やっぱり違和感が凄いですね.
その後も歴史的なクルマの展示が続くのですが,
それよりもクルマ以外の展示に気を取られました(笑).GTを開催するようなメジャーサーキットは当然としても(↓),
今はなき「多摩川スピードウェイ」の資料とか(↓),
なかなかお目に掛かれないので貴重ですね.「多摩川スピードウェイ」自体は1950年代に取り壊されたそうですが,当時のコンクリート製の観客席はつい最近まで残っていました.治水工事のためにそれが取り壊されるという事で
昨年話題になっていましたね.
勿論,年代が違うのでそれほど強い関心があった訳ではないのですが,大学生~新卒の頃に,ここに書かれている丸子橋(↓)は散々通ったので,
あんなところにオーバルコースがあったのかぁ~と思うと少しだけ身近な存在に感じます.
以上,1Fの展示でした.画像が多いとやっぱりブログが長くなってしまうので,2F分は
次回.
Posted at 2023/03/12 13:02:41 | |
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