
EF8の先輩に挑むEF8vsEF8,
昨年は先輩がアメリカに渡ってしまったため行えませんでしたが,
1年間のお勤めを終えて帰国(強制送還?)されたため,今シーズンから再開となります.
初戦の舞台はTC1000.先輩自身は年明け早々に帰国されていたようなのですが,帰国してからクルマの準備に着手されたようで,ようやく走れるようになったのが今月となったそうです(間に合わせようと思えば先月の日光にも間に合ったが,見送ったとの事).
この間,先輩は現地で調達してきた部品のフィッティングをしたり(↓),
年代物の部品を掘り起こしてアップデートしたり(↓),
レースを視察したり(↓),
色々とお忙しかったようです.こんな感じでヒトもクルマも進化しているようだったので,今回のハンデ設定をいくつにしたら良いのか? 読めずにいると,
「タイヤは1年半放置したユーズド(渡米前のもの)だから~」「1年半TC1000を走ってないから~」とエクスキューズを並べられて"ハンデなし"の雰囲気・・・.まぁ,確かにブランクがあるのは事実でしょうけれど,「せめて0.4秒くらいが妥当なのでは?」と一応進言してみたのですが,先輩は納得出来ない顔をしていました.
ま,ダメなもんはダメなので,頭を切替えて自分のEF8に目を向けてみると,先日,不具合対策のつもりで行った「
テールゲートストライカー シム抜き」が予想外の影響を及ぼしていて,そちらの対応を検討していました.
事の発端は,
前回のTC1000走行後の帰り道,路面のギャップを越えた時にリアからカチャカチャと音が鳴る事に気づきました.どこから音がしているのか?と探ってみたところ,どうやらリアゲート自体が上下に大きく動いてしまい,それで鳴っている雰囲気.
そう言えば,
3月にナリモを走った時に元上司から,「外周に入る手前のジャンピングスポット(↓)でリアのゲートが浮いてるけど,アレ大丈夫なの?」と指摘を受けていた事を思い出し,
「多分ストライカーが緩んでいるな・・・」と思いショップに相談したところ,シムを抜いてくれました(↓).
これでリアゲートがしっかりと固定され,カチャカチャ音もしなくなったのですが,今度はリアの剛性感がアップしたような雰囲気.リアの足の動きが確実に固くなっていますし(減衰を1段階落とすレベル),運転席側のドアの締まりも固くなりました.
コレって多分,TRDの「
ドアスタビライザー(↓)」と同じ効果が出ているんでしょうね.
狙ってやった訳ではないので予想外の効果となりました.前回フロントのバネレートを上げた事で,前後バランスがアンダーステア側に寄っている状況だったので,このリアの剛性UPでオーバー側に寄り,もしかしたらニュートラルステアになっているかも?と考えていました.
そんな事を気にしつつ,早速1本目(9:00~)を走ってみると,
計測1で 41.683 をマーク.前回と似たようなタイムですが,感触的にはやはりニュートラルステアになっていて,前回苦しまされた2コーナーでのアンダーステアが消えています.「これならもうチョイ行けるか!?」と思い,再度アタックしてみましたが 41.690 と変わらず.路面温度が30℃を超えている状況では「もう次はタイヤがタレてんだろうなぁ・・・」と思いつつアタックした計測3では,タイムが 42.131 とガクッと落ちたので「はい,終了~」といった感じでした.
今回の走行会は1枠20分なので,タイヤは終われど時間的にはまだまだ残っています.だったら,一度ピットに戻ってセットを探ってみるかぁ~と向かってみると,EF8の先輩が先にいて,何やらゴニョゴニョとやってます(↓).
「アッチも何かやってるな・・・」と警戒しつつ,それを横目にピットアウトして再度アタックしてみると,
なんと 計測1を上回る
41.648!
乗っていた時は「既にタイヤは終わってるからタイムは出ない」と思っていたのでタイムボードを見ていなかったのですが,フィーリング的には,クルマの動きが大きいし,エンジンがタレて速度がのってないのか? ブレーキは余ってる気がするし,多分42.0秒くらいだろうなぁ・・・と思っていたので,完全に予想外の結果でした.計測4でこのタイムなら,確実にコチラのセットの方が良さそうですね.
そんな1本目を終えた結果は,
先輩 ・・・ 41.609
私 ・・・ 41.648 (+0.039)
なんと,イイ感じのノーハンデ戦になっているじゃありませんか!
(やっぱり先輩のタイヤは寝てるのか??)
続けて2本目(10:00~).
ここから先はどんどんコンディションが悪くなっていくので,計測1しかタイムは出ないよ~と思いつつアタックしてみると,
やっぱり計測1がセッションベストで 41.706. 1本目から気温で1℃,路面温度で5℃上がっているので0.05秒落ちなら妥当な感じ.一方,先輩の方は徐々にタイヤが起きてきたようで41.5秒へタイムを短縮.
先輩 ・・・ 41.533
私 ・・・ 41.648 (+0.115)
これで0.1秒差.う~ん,キツイ!!
最後の3本目(11:00~).
アノ手コノ手と色々セットを変えて試してみますが,気温が更に1℃,路面温度も更に5℃と等倍で上がり,タイムもそれに比例して 41.790 とダウン.クルマ的にはもはや限界.これ以上はどうやっても無理・・・.
一方の先輩もさすがに頭打ちのようで,41.598 と2本目のタイムを超えられず.「ま,負けは負けだけど,0.4秒差だと思っていたのを0.1秒差に抑えたんだから,試合に負けて勝負に勝ったってヤツでしょ!」と強がっていたら,3本目の終盤で皆さん早めに走行を切り上げたようで,コース上はたったの4台に.
「これだけガラガラなら,遊んでも迷惑にならないよな?」 ( ✧Д✧) キラーン!
という事で,先輩を待ち伏せて強襲!
走行後に先輩から「オイオイ,ビタづけし過ぎだよ!」と怒られましたが,久方振りに追った先輩はやっぱり速かった・・・.orz
あまりに速くて私の方は途中で戦意を喪失しちゃったのですが,先輩はこの周,本気で逃げたらしく,
なんと! 3本目のファイナルラップで当日のベストを叩き出していました.
(くそぉ~,手の内を最後の最後まで隠していたな!!)
・・・という事で,1年半振りの対戦結果は,
先輩 ・・・ 41.362
私 ・・・ 41.648 (+0.286)
0.29秒差をつけられて私の敗戦となりました.orz
以上,EF8 vs EF8 2024 第1戦の模様でした.
向こうで1年間修行した事で,先輩の老獪さは更に増したようですね.勝負所できっちりと力の差を見せつけるところも抜かりがないですし,相変わらず手強い方です.先輩のEF8は車検を挟むため次戦は少し先になるようですが,やはり目の前に大きな壁となって現れてくれると,こちらもモチベーションが高まるので,今後も引続き対戦をお願いします! <(_ _)>
Posted at 2024/05/16 02:56:49 | |
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