
7月に
プロに私のEF8に乗って頂き,「LSDの効きが強過ぎ」「スプリングの本数を減らした方が良い」とアドバイスを頂きました.
今のLSDは,ファイナルの変更に合わせて
EG6用→DC2用のType-RS(FG)に変更したもの.変更前のLSDと仕様的にはお釜のサイズが若干大きくなったくらいで全く同じはずなのですが,
乗った当初から「全然前に進まねぇ!」と違和感ありまくりなLSDでした.

(左がDC2用,右がEG6用)
当時行った試算では,この影響で
TC1000で0.3秒近く失っている見積りとなり,ダメージとしてはかなり大きそうだったのですが,不満があるからと言って簡単に変更出来ないのがFFのLSD.他の部分のセットアップを変更したり,ドライビングを変えたりして辻褄合わせを行い,3年掛けて何とか±ゼロの状態にまでは持ち込めました.
しかし,先日,遂にプロから「LSDが良くない」というコメントを頂き,「ああ,やっぱりダメか.コレを直さなきゃ,この先はないな」と覚悟がついたので,LSDの仕様変更のための資金繰りのため暫く走るのを止める事にしました.
その間,実家に戻って,親のガラケーからサーキット走行を始める前の
EF8の画像を発掘したり(↓),
「日本一難しい」と話題の駐車場に行ってみたり(↓),
最近TC1000でよくお会いする
べ卿さんの歴史(↓)を学んだり,

(G-WORKS 2024年10月号より)
いつもの走行会を走るAT使いのBB6の車載を観たり(↓),

(1本目→2本目→3本目と進むにつれて,クルマがどんどん曲がるようになっているけど一体ナニをしたんだ?)
車内に置いておいたら,この夏の暑さでこんなに(↓)膨張してしまったPC(LINK ECUセッティング用)のバッテリーを交換したり,

(左が新品,右が旧品.バッテリー膨れ過ぎて本体が曲がりました・・・苦笑)
なんだかんだと色々気を逸らせて走りたい要求を抑え込み,2ヵ月耐えてミッションを開ける資金を確保.
そして,ようやく
開封したLSDとご対面する日を迎えました.
事前に色々と考察して,スプリングの本数はフル(24/24本)ではないか?と思っていたのですが,いざ蓋を開けてみるとジムカーナ用としてはスタンダードの16/24本.これだと1つ前のLSD(EG6用)と同じ本数なので「原因はスプリングではなかったのか・・・?」と一瞬思いましたが,「いやいや,とにかく本数は減らそう」と8/24本でオーダー.
このスプリング本数で,1つ前のLSDと同じイニシャルトルク(3キロ)となるようにMZプレートの厚みを調整してもらいました.
さぁ,これであとは慣らしを終わらせるのみ!と思ったのですが,店を出る直前で右フロントに
プチトラブル・・・.
一先ず,部品の手配だけお願いして,とにかく慣らしを進める事にしました.
以上,ようやくの再始動でした.
現在LSDの慣らしを進めている最中ですが,仕様変更前と比べてLSDのON/OFFの切替えがはっきりと分かるようになりました.やはり仕様変更前のLSDは1wayの癖にアクセルOFF状態でも結構な引き摺り(≒抵抗)があったようです.まだまだ慣らしの初期段階なのでロックが始まった瞬間の効きに唐突感はありますが,馴染んでくればきっとスムースに動いてくれるでしょう.あとはこれでタイムに繋がるかどうか・・・.
また,今回ミッションを降ろすのに合わせて
レリーズベアリングも新品に交換したのですが,そのせいなのか? クラッチペダルの動きがスムースになりました.若干ペダルが軽くなったような印象で,こちらは嬉しい誤算でした.
ま,クラッチの方はプラシーボかもしれませんが,LSDの効き方の違い含めて,慣らしの旅の過程で人間側の合わせ込みをしていこうと思います.
Posted at 2024/09/19 01:06:00 | |
トラックバック(0) |
セッティング(駆動系) | 日記