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OX3832のブログ一覧

2020年12月31日 イイね!

サーキット走行総括 2020

サーキット走行総括 20201年の終わりという事で今年も走行記録の振返りです.

今年はCOVID-19の影響で在宅勤務となり,会社へ出社した回数よりサーキットへ行った回数の方が多いんじゃないかという状況に(笑).今年も使える時間のほとんどをTC1000のファミリー走行に費やし,通勤時間が減って出来た余裕は,アレコレ調べ物に回す時間となりました(ブログの本数も増えた??).

幸いにしてクルマに大きなトラブルは一切なく,唯一あったのはGTウイングの破損くらいですかね.

さて,それでは今年走った全22回を簡単に振返ってみたいと思います.
(括弧内は,当時の自己ベストからのアップ/ダウンです)

 01.02/02 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.199 (-0.162)  ※自己ベスト更新!
 02.02/08 筑波サーキット(TC2000).......... 1'07.713 (-0.901)  ※自己ベスト更新!
 03.02/27 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.342 (+0.143)
 04.03/07 筑波サーキット(TC1000).......... 0'40.827 (-0.372)  ※自己ベスト更新!
 05.03/18 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.427 (+0.600)
 06.03/28 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.020 (+0.193)
 07.06/21 筑波サーキット(TC1000).......... 0'42.671 (+1.844)
 08.07/02 筑波サーキット(TC1000).......... 0'42.327 (+1.500)
 09.07/30 筑波サーキット(TC1000).......... 0'42.416 (+1.589)
 10.08/06 筑波サーキット(TC1000).......... 0'42.413 (+1.586)
 11.08/27 筑波サーキット(TC1000).......... 0'42.238 (+1.411)
 12.09/09 筑波サーキット(TC1000).......... 0'42.316 (+1.489)
 13.09/15 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.689 (+0.862)
 14.09/27 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.739 (+0.912)
 15.10/03 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.559 (+0.732)
 16.10/22 ツインリンクもてぎ............................ 2'26.810 (-6.819)  ※自己ベスト更新!
 17.11/01 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.138 (+0.311)
 18.11/08 日光サーキット................................... 0'41.354 (-0.062)  ※自己ベスト更新!
 19.11/21 筑波サーキット(TC1000).......... 0'42.104 (+1.277)
 20.12/12 筑波サーキット(TC2000).......... 1'08.444 (+0.731)
 21.12/17 筑波サーキット(TC1000).......... 0'41.414 (+0.587)
 22.12/27 筑波サーキット(TC1000).......... 0'40.955 (+0.128)


緊急事態宣言の影響で4~5月の間,筑波サーキットが営業を自粛していたため,その分回数が減った感じですが,それでも年間20回オーバーの月1.5回ペース.サーキットまで出向いて走らなかった事も数回あったので,それを踏まえたら前年同等といった感じです.

今年は初コースはありませんでしたが,その代わり走ったコースは全て自己ベストを更新出来ました.もてぎを除けば,クルマ的には大きなアップデートがない状況下での更新ですので,それなりに満足感はあります.特にTC2000の7秒台入りはようやく・・・という感じですが,TC1000で40秒台を出せるなら,本来5~6秒台に入れてもおかしくないはずなので,相変わらず,このコースは課題山積みのようです(泣).

また,もてぎは3年前がWETだった事もあって,ようやく全開で国際コースを攻め切れたという感じ.そういう意味では充実感もありました.来年は国際コースチャレンジが出来なそうなので,これが最後のチャレンジとなるもしれません.WETといえば,幸いにして参加した走行会は全てDRYでした(ファミ走は1回WETでパスしましたが).今年はこんな状況下なので,やまなしや三河への遠征もなし.来年はまた新しいコースにチャレンジしてみたいところですが,情勢がそれを許してくれるどうか・・・.

目標にしていた大会参加も,結局どこにも出れずじまい.大会自体がなくなったところも多く,状況が一変してしまいました.状況が一変したと言えば,レンタルカート場やシミュレーターショップも,結構な数が閉鎖に追い込まれていました.緊急事態宣言の間に,e-Spotsへの注目度が増した事によってシミュレーターショップは息を吹き返すかと思いましたが,逆に個人の環境整備が進んだ事によって,自宅Simレーサーが増えてしまった影響がありそうですね.

さて,来年はどうなります事やら・・・.
Posted at 2020/12/31 22:57:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット走行総括 20XX | 日記
2020年12月30日 イイね!

筑千職人GPのリザルト 2020

筑千職人GPのリザルト 2020そろそろ年の終わりですので,今年も筑千職人の振返りです.

今年もEF8で「FWDクラス」に参戦.COVID-19の影響もあってか参戦台数が減少していましたが,冬ノ陣からZC33Sが合流.一転して激戦のクラスとなりました.

まだ終了していない2020冬の陣を含めた結果は以下の通り.

                順位   タイム  トップとの差  周回数
 2019年 冬ノ陣 ・・・ 12/13位  42.199   +2.552     239Laps  ※+1.0秒ハンデ
 2020年 春ノ陣 ・・・ 02/04位  40.827   +1.431     36Laps  ※中止
 2020年 夏ノ陣 ・・・ 03/05位  42.238   +2.044     216Laps  ※最多周回獲得!
 2020年 秋ノ陣 ・・・ 04/08位  42.138   +1.590     148Laps  ※+1.0秒ハンデ,最多周回獲得!
 2020年 冬ノ陣 ・・・ 08/12位  40.955   +1.516     57Laps  ※開催中

42秒台 or 40秒台という極端なリザルト表記になってますが(苦笑).ハンデ分を外したトップとの差は平均1.5秒といた感じで,昨年は1.6秒でしたから多少は差が縮まったのかな?

入賞は残念ながらクラス不成立(5台以下は1位のみ表彰)で今年は1回もなし.不成立によって2位・3位の特典がないのは別に良いのですが,賞典外なのに次の陣でハンデを背負わされる点に関しては,見直して欲しいですね.

最多周回も筑波サーキットの営業自粛によって不成立となった春ノ陣はともかく,僅か4周差で取り逃した2019年の冬ノ陣は悔しかった.この時に最多周回を奪ったのはドブネズミさんですが,もう二度と競う事が出来ないのは本当に残念です・・・.




今年もホイール足回り空力ブレーキとアップデートを施しましたが,フィーリング面や耐久性という点では向上したものの,タイムにはあまり繋がっていない印象です.特にブレーキは,まだ納得のいく仕上がりになっていないので,ここは来年も引続き要改善かな?と思ってます.

今年の目標だった「40秒台!」は春先にあっさり達成してしまったため,夏以降は「もう一度40秒台!」でした.そして,その目標も今年最後の走行で無事達成する事ができ,フロックではなかった事を証明出来たので一定の満足感があります.ただ,ここで足踏みするつもりはなく,上にはテンロク39秒の猛者がいますので,更に上を目指して来年も頑張っていきたいと思います.


最後に,今年もTC1000で色々な方とお会いする事が出来ました.車種や目標は皆それぞれですが,ハンデ戦なんかで競り合う事も出来たりして,刺激を受ける事も多く,また車種の違いから学ぶ点も多かったです.タイムには反映出来ていませんが,知識と知恵といった意味で幅の広がった1年だったかな,と思います.

来年も引続きTC1000で走り込んで,マシン・ドライバー共に進化させていきたいと思っておりますので,お会いした際は引続き宜しくお願い致します!
2020年12月28日 イイね!

DC5 vs FD2

DC5 vs FD2何とか40秒台に入れた今年最後の走行を終え,家に着いてPCを開くと,またも怪しげなメッセージが届いていました.

書かれているコメントを読むと「最終.ただただ最終・・・」と書かれています.「これはアレか? またアレなのか??」と思いつつ,ファイルを開くとどうやらTC2000の走行データのようです.

「さて,どうしようか・・・」としばし考えた後,前々から気になっていた「DC5はFD2より速いのか?」という疑問を解消すべく,FD2のデータを引っ張り出して比較してみる事にしました.

サンプルにしたDC5のデータはコチラ(↓).



FD2の方は公開自粛(笑).

タイヤはA052の265/35R18(のはず・・・),コンディションの差はありますが,いずれも冬のデータでGPSロガー計測によるタイムは以下の通りです.

 DC5 ・・・ 1'03.351
 FD2 ・・・ 1'04.293 (+0.942)


まずは,LAP+による解析(緑:DC5 青:FD2).



ブレーキング
いきなりですが,DC5(緑)は1コーナー進入時の突っ込みが凄いですな.FD2(青)に対して11mも奥の地点からブレーキングを開始しています.ただ,この突っ込みも闇雲にブレーキングを遅らせているのではなく,「この地点からでも止まれる」「この地点からでも曲げられる」という確信に基づいたブレーキングですね.その証拠に立ち上がりで一切はらむ事なく,FD2(青)よりも早くアクセルを開けています.ライン取りを見るとFD2(青)のドライバーが完璧に合わせ込めている訳ではないとも思えますが,いずれにせよ,DC5(緑)の方が「よく曲がる」ので「より奥まで突っ込める」と言えそうです.ちなみに,この「よく曲がる」ですが,「より奥まで突っ込める」から「よく曲がる」という可能性があります(ドライバーがフロントタイヤのグリップを最高レベルで引き出している).

さて,「DC5(緑)のブレーキの突っ込みが凄い!」という意識で,その後のポイントを見ていくと,1ヘア・2ヘア共にその特長が読み取れるのですが,最終コーナーが「アレッ?」という感じ.FD2(青)の方が28mも奥でブレーキングを行っています.

「ああ,これが『最終.ただただ最終・・・』の意味ですか」

本人的にも「最終コーナーだけ突っ込めていない」という自覚があるんでしょうね.だとすると,「これほどの腕前の持ち主が,なんで最終だけ突っ込めないんだ?」と思って動画をじっくり見てみると,



ああ,コレだ.

FD2(青)は4速固定で最終コーナーを旋回しているのに,DC5(緑)は5→4速にシフトダウンしている.このステアリングとブレーキに集中出来ない状況が,この28mの差を生んでいる気がしますね・・・.
(ん? 5速??と思いましたが,それに関しては後述)


加速
1コーナー~1ヘア,1ヘア~ダンロップ,2ヘア~最終コーナーの3箇所の加速を見ると,DC5(緑)の方が2速域では引っ張れているようですね.つまり,FD2(青)よりDC5(緑)の方がハイギヤードって事だと思いますが,「ハイギヤードなのに加速が良い」ってどういうメカニズムだ?と思って,FD2(青)の1ヘア・2ヘアの立ち上がりを詳しく見てみると,

「あ~,FD2はタイヤが滑ってる・・・」

なるほど.K20Aのパワーだと純正の2速はローギヤード過ぎるって事ですか.立ち上がりで1発でアクセルを全開に出来るように,DC5(緑)はハイギヤード化(2.042を使用)してるって事なんですね.なるほど,なるほど.

続けて見ていくと,3速域では互角(まぁ,ギヤ比が一緒なんだから当然ですね).4速域はDC5(緑)の方が上(=ローギヤード).5速域は~って,FD2(青)はそもそも5速に入らないか.ややこしいので,このDC5(緑)とFD2(青)のギヤ比を整理してみました.

【DC5】


【FD2】


このギヤ比だと,TC2000では4速がほんの僅かに合ってないんでしょね・・・.


コーナリング
1ヘア・2ヘアのボトムを見ると,そんなに大きな違いはなく,最終コーナーもほぼ互角に見えるので,低速・高速問わず,コーナリング性能はほぼ同等という感じでしょうか.唯一違うのはダンロップですが,ここはドライバーの技量の差かなぁ~.DC5(緑)の方が早めに減速して態勢を整え,次の80Rを重視したコーナリングをしているのが読み取れます.以前ダンロップの分析を行いましたが,そこでの最適解をDC5(緑)は行っているようですね.

ちなみに,DC5とFD2とでは,カタログスペック上,こんな違い(↓)があるのですが,

                DC5     FD2
 ホイールベース ・・・ 2570mm  2700mm  (+130mm)
 車重        ・・・ 1190kg   1260kg  (+70kg)

足回りをきちんとセッティングしたクルマ同士であれば,旋回性能に大きな違いはないんですかね・・・?
(ノーマルだと,アレコレ違いがありそうですが↓)




最後に,「・・・で,結局,DC5とFD2の間に1秒の差はあるのか?」という話ですが,参考までに両車のワンメイクレースのリザルトを引っ張り出してみました.鈴鹿ともてぎがあったのですが,TC2000に近い特性という事でツインリンクもてぎの方をチョイス.

 DC5 ・・・ 2'07.678
 FD2 ・・・ 2'10.446

これを毎度お馴染みの換算サイトで変換して・・・,

 DC5 ・・・ 1'01.279
 FD2 ・・・ 1'02.607  (+1.328)

うん.やっぱり1秒くらいはDC5の方が速そうですね.


以上,DC5 vs FD2でした.

分析してみる前は,ホイールベースだ~,車重だ~の違いで「小さくて軽いDC5の方が速い」という結論になるのかと思ってましたが,ギヤ比の妙によってDC5が上回っているのは意外でした.ただ,ロガーデータには表れないターンイン時の反応とか(これがブレーキングで突っ込める量にも繋がっている)にホイールベースと車重の影響が出ているのかもしれませんけれど,こればっかりは,そのクルマに乗ってみないと分かりませんね.

本人的には最終コーナーが不満のようですが,ほぼほぼDC5の性能を出し切っていると言っていいんじゃないでしょうか.ワンメイクレースの結果から推測出来る両車の差を考慮すると詰め代は0.3秒程度.現状の仕様では,1LAPパーフェクトに決めてギリギリ2秒台に届くかどうか?という世界な気がしますね.

まぁ,でも,TC1000で一人だけ1コーナーで独自のライン(↓)を編み出していますし,


(orangeEPさんのブログ参照)

同様に,TC2000でも独自のラインを編み出せれば,あっさり2秒台に入ったりするのかもしれませんけどね(笑).
Posted at 2020/12/29 17:13:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 他者・他車分析 | 日記
2020年12月27日 イイね!

努力は裏切らない

努力は裏切らない新品タイヤを投入し,意気揚々と挑んだ筑波の主とのハンデ戦は,またもリアタイヤのウォームアップに苦しまされ,実力を発揮出来たのか,出来なかったのか,よく分からないまま敗北に終わりました・・・.

これで3戦全敗.勝負してない時は三味線を弾いて相手を煙に巻き,いざ勝負!となれば,自己ベストを叩き出して本気で倒しにくる,このお方の真の実力は一体どれほどなのか?

今回はこもりん.さんから頂いたロガーデータを元に,両者の差がこの3ヵ月で広がったのか? 狭まったのか?を分析してみたいと思います.

今回の分析ではLAP+のTC1000セクターを使用.セクター分けは以下(↓)のような感じです.



  SCT.1 ・・・ スタートライン~2コーナー
  SCT.2 ・・・ 1ヘア
  SCT.3 ・・・ インフィールド
  SCT.4 ・・・ 高速左コーナー~ゴール


まずは,セクター毎のタイム差を整理.

           第1戦   第3戦
  SCT.1 ・・・ +0.520   +0.380  (-0.140)
  SCT.2 ・・・ +0.146   +0.261  (+0.115)
  SCT.3 ・・・ +0.373   +0.659  (+0.286)
  SCT.4 ・・・ +0.370   +0.235  (-0.135)
 ----------------------
  TOTAL ・・・ +1.409   +1.535  (+0.126)


第1戦(10月)→第3戦(12月)の3ヵ月間で,0.12秒差を広げられているようですね.
ただ,セクター毎に見ると,こもりん.さんに詰め寄られている部分もあるようです.


では,この差の推移をグラフで見てみましょう.上段が第1戦,下段が第3戦の結果です(青:こもりん.さん 緑:私).



SCT.1(1本目の赤線まで)
第1戦→第3戦で差が縮まっているのは,1コーナー進入時のブレーキング.こもりん.さんの方が僅かに遅らせており,これによって0.1秒稼がれています.そしてボトムスピードにも大きな違いが.第1戦では私の方が3.3km/hの差をつけていたのに,第3戦では逆に0.4km/hの差をつけられています(=こもりん.さんの方がボトムスピードが高い).コーナー進入時の突っ込みで負け,旋回速度でも負けていたら,そりゃ0.14秒も差が縮まっちゃいますよね・・・.こもりん.さんは「以前よりも曲がるクルマに仕上げてきた」という事なのでしょう.

SCT.2(2本目の赤線まで)
第1戦→第3戦で差を広げられているのは,1ヘアの出口~インフィールドの進入の部分.ただ,広げていると言っても私の加速が良かった訳ではなく,こもりん.さんの加速が若干鈍っていた事が要因のようです.インフィールドの進入速度が第1戦では98.3km/hだったのが,第3戦では97.9km/hに落ちており(私は+3.5km/h伸びてます),インフィールド1個目の縁石にめがけてステアリングを切った時に若干加速が鈍っているので,恐らくこれが原因でしょうね.ステアリングレスポンスが良くなって舵角が少し増えてしまい,合わせて抵抗も増えてしまった・・・という感じ事でしょうか??

SCT.3(3本目の赤線)
ここは,こもりん.さんがインフィールド出口でミスしたようです.インフィールド進入時の切込みが鋭くなってしまった分,出口のラインが苦しくなってしまい,アンダーを出してしまったのでしょうか? 立ち上がりでミスると,その後のバックストレートで差がついてしまうので,これが0.28秒の要因のようです.

SCT.4(右端まで)
第1戦→第3戦で差が縮まっているのは,洗濯板を通過した直後の右コーナー.ここで,こもりん.さんは,第1戦では74km/hまで車速を落としていたのに,第3戦では77km/hに低下を留めています.プロドライバーを見習って,この3ヵ月「緩いブレーキング」の習得にチャレンジしているそうですが,その効果がはっきりと出ているようですね.また,私の方も洗濯板を下りてから再加速する量が減っており,これによって更に0.1秒こもりん.さんに差を詰められています.これは私がリアタイヤを信用し切れていなかったのが原因だと思いたいところです・・・.


以上を纏めると,私がこもりん.さんとの差を広げられた部分は,こもりん.さんがたまたまこの周ミスった箇所だけのようです.従って,純粋に第1戦→第3戦(3ヵ月間)の「成長度合い」という目線で見てみると,こもりん.さんの実力は0.27秒程度伸びているようですね.

やはり努力は裏切らない.毎週のように筑波サーキットに通い,日々鍛錬に励んだ結果がこういった成長を生んでいるのでしょう.私には彼と同じような努力は出来ませんが,置いて行かれないように,何か別の手段を用いて対抗していきたいと思います.
Posted at 2020/12/28 21:12:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | XXX vs EF8 | 日記
2020年12月26日 イイね!

新品タイヤと冷えたタイヤの扱い方

新品タイヤと冷えたタイヤの扱い方再び40秒台に入れるべく,新品のA052を携えてTC1000に行って来ました.

新品投入に合わせて行ったリアスプリングの変更は,目論見があるとはいえ,ぶっつけ本番.少々気がかりではありますが,先月の感触から新品を投入すれば,40秒台に入るのは確実だと思っていたので,焦点はそちらではなく,「40秒台中盤に向けて,どれだけタイムを削り取れるかだ!」と気合を入れて向かいました.

今回の冬の陣からZC33SがFWDクラスに移動となり,これに合わせてorangeEPさんもクラス変更してきたため,現状維持のままでは下位低迷が必至.最終目標ははやぶさんの39秒台だとしても,今季中にこのレベルに到達するのは難しいので,今回の新品投入によって,何とかそこに向けた足掛かりを得たいと思い臨みました.


この日は8時枠がある日なので,ピットは早々に諦めて,どの枠で走るか思案.基準タイム的にはA00枠で走らないと本来はダメなのですが,目を吊り上げて走っている39秒台の猛者達と一緒に走る気にはなれないので,選択肢は最初からB15枠以降.次点であればB15枠となるのですが,みんな考える事は一緒でA00枠をパスした人達がB15枠に集中するため,ここも結構なハイペースになりがち.路面温度が氷点下の状態ではウォームアップに苦しむ事が分かっているので,通常より5分短い枠でウォームアップに専念出来ないのは辛い.という事で,B15枠もパスしてC30枠で出走する事にしました.


そして,コースイン.

目論み通り,走行台数は5台と少な目.これなら周囲に迷惑を掛ける事なくウォームアップに専念出来そうです.ところが,これだけ恵まれた環境でも,やっぱりリアタイヤが温まらない・・・.サーキットアドバイザーが朝一に仰っていた通り,特に右リアが辛い.既に5周が経過し,こんなに抑えて走ってるのに(↓),それでも氷の上を走っているかのようにスピンします.




「温まんないなぁ~(泣)」

と思いつつ,繰返しインフィールドで故意にリアタイヤを滑らせてウォームアップを試みるものの,全くグリップしている手応えがない.泣きたくなる気持ちを抑えつつ,辛抱強く繰返し,フロントタイヤを温め過ぎないようにペース配分にも気を遣いながら走り続ける事,実に8周(!).既に15分枠の9分が経過し,

「ヤバイ!このままだとアタックせずに終わってしまう~」

と焦り始めたところで,ようやく右リアに手応えが!
「おしっ! いくぞ!!」とアタックラインからアクセルを一気に踏み込みます.




しかし,右リアのウォームアップに傾注している間に,左リアが冷えてしまい,1コーナーであえなくスピン・・・.

「もう,どうしたらいいの~( TДT)」

と帰りたくなりましたが,次の瞬間には思い直し,「これだけ派手にスピンすれば,強制的に温まったでしょ!」「うん,そう,温まった.温まった.もう温まった事にする!」「リアタイヤの状態なぞ知らん.行くぞ!!」と気合だけでアタックに突入.

既に11分が過ぎ,残り時間は4分.追い込まれて気合だけで突入したアタックは,

「うわぁ~,やっぱり新品のタイヤはよく食うわ・・・」

とグリップの違いに合わせ切れず,41.166.そこから1周のクーリングラップに突入し,時計を見ると残り時間はあと2分.次が最後のアタック.先程の周回の感触を思い出しつつ,修正ポイントのイメージを頭の中で描いて,最終の複合へ!




タイムは 40.955

何とかギリギリで40秒台に届きました・・・.ただ,私の腕では,たったの2周で新品のグリップに合わせ込むのは難しく,正直「もう1周欲しかった」というのが率直な感想なのですが,タイムアタックは結果が全て.タラレバで話をしてもしょうがないので,次に目を向けて考えます.


問題は,やっぱりリアタイヤのウォームアップ.

これに苦しまなければアタックの機会はもっと得られたはずで,もう少し周回していれば自己ベストを出せたかもしれません.ただ,左リアのウォームアップはともかく,右リアに関してはこれ以上のやり方が思いつかない・・・.こういう時は,TC1000で困った時は,この方に相談するしかない!


(写真は筑波公式よりお借りしました)


・・・という事で,蘇武喜和サーキットアドバイザーの元に行き,「右リアをどうすれば早く温められますか?」と質問.

返ってきた答えが,「プロセスレーシングというところがですね,筑波のジムカーナ場に水撒いてスライドさせる練習をするので,そこで練習をすれば・・・って,え? 違う??」と,眉間にしわを寄せていた私の緊張をほぐしつつ(笑),色々教えてくれました.

「タイヤを温めるのに一番の手段は,タイヤを滑らせる事.その時にポイントとなるのが,滑らせる量よりも時間」と以下(↓)のような概念を教えて頂きました.



その話を聞いて,「ああ,そういえば,以前調べたイギリスのドライビングコーチが,似たような話をしていたなぁ~」とコレ(↓)を思い出しました.

「例えるなら,熱々のオーブンへの触れ方の違いみたいなものだ.エイペックスの一瞬だけ,極短時間だけ,高温のオーブンに触れる走らせ方だね.コーナーに対してU字型のラインを描くオーソドックスなドライバーの場合は,確かに温度の絶対値は低いかもしれない.しかし,タイヤをオーブンに長時間触れる走らせ方となってしまう.1000℃のオーブンに長時間触れるよりも2000℃のオーブンに一瞬だけ触れる方がダメージは少ないんだよ.だからタイヤに優しいし,タイヤがもつんだ」

「そうか! あの時は『タイヤのもたせ方』として話を聞いていたけど,『タイヤを温める』という意味では,逆をやれば良いのか! なるほど・・・」と思いました.

その後も蘇武アドバイザーの説明は続き,「それをやるためには〇〇の時に△△をするのではなく,××という操作をして~」と実践的なドライビングの話となり,実際のタイヤを見つつ「ポイントはココ! ココがどうなっているかが重要」と身振り手振りを交えて教えて頂きました.いやぁ~,相変わらず中身が濃い!


その後,「4輪を均等に温める方法」として,

①日の光に当てる.


(ジムカーナ等,タイヤウォーマーが使えない時に見るアレ)


②タイヤを断熱材の上に乗せる.


(某スイフトマイスターで見るアレ)


③リアにソフトコンパウンドのタイヤを履く.
 (FFなのに,フロントにMコン,リアにGSコンを履くというアレ)

④フロントで使ったタイヤをリアに回す.
 (タイヤウォーマーが使えないレースで見るアレ)

・・・等を教えて頂いた後,「色々あるけど,タイヤウォーマーを買うのが一番だよ」と仰られていました.
う~ん・・・そうか.こういう人達(↓)がやっている事に,いよいよ私も片足突っ込み始めてしまったのか(苦笑).




その後,逆に蘇武アドバイザーから,「8時枠」の考え方に関して参加者目線の意見を聞かれたので,常連さん達の暗黙知や最近のタイヤの状況を具体的な数字を交えつつ意見交換し,その後,運営側・参加者側両者の立場を踏まえつつ1つ提案をしてみたりもしました.提案したものが取り入れられるかどうかはともかく,こうして参加者の意見に耳を傾けて頂けるのは,非常に有難い事ですね.


さて,その後は,おだてのまつさん,いつさん,こもりん.さんと食堂で反省会.



タイヤをちゃんと温められる人(〇)と,温められない人(×)の間に,微妙なソーシャルディスタンスを感じつつ(笑),ハンデ戦の結果を突き合わせ.

勝つ気マンマンで挑んだ,こもりん.さんとの2秒ハンデ戦は,まさかのこもりん.さん自己ベスト更新により敗戦・・・.


(食堂前でアイスを献上し,そのアイスを撮る人を撮る人)


そして,おだてのまつさんとの1.5秒ハンデ戦は,僅か0.016秒届かず,こちらも敗戦・・・.


(食堂前でアイスを献上し,そのアイスを撮る人を撮る人)


まさしく踏んだり蹴ったりでした(泣).

そして,秋ノ陣4位だったのに,なぜか課されていた「+1.0秒」のハンデも無事消え,異例の当日更新となった冬ノ陣の途中結果がご覧の通り.



2~7位の間が激戦ですね.「ここに加わるには,最低でも,あと0.7秒縮めないとダメか・・・」と思いつつ,2位の方のお名前を見ると,アレッ? この方,S2000の名手じゃないか? いつの間にZC33Sに乗り替えたんだ?と思って,ブログを覗いてみたら,うわっ! ZⅢでこのタイム出したんですか?? さすがの腕前ですね.

こりゃ,A052に履き替えられたら,まつさんも安泰ではない!?なんて思いつつ,今回のお話はここまで.
当日お会いした皆様,お疲れ様でした.来年も引続き宜しくお願い致します!<(_ _)>

プロフィール

「サイドドラフトを使ったオーバーテイク http://cvw.jp/b/1684331/48478095/
何シテル?   06/09 22:35
GPSロガーを使ってクルマとドライビングを改善しながら,B18C搭載のCR-XにB16AのCR-Xで挑んでいます. TC2000 1'07.4/TC1000 ...
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プジョー 208 プジョー 208
実家でお買い物カーとして活躍していた208が廃車となってしまったため,代替えとして新しく ...
プジョー 208 プジョー 208
20年走ってくれたティグラに代わって実家にやってきた新車(なんと21世紀を迎えてから初め ...
オペル ティグラ オペル ティグラ
アンドロストロフィーのティグラの活躍に一目惚れし,母が乗り換えを検討した際に猛プッシュし ...

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