LSDの仕様変更が終わり,早速慣らしの旅に出掛けようと思ったのですが,目的地もなくグルグルと走り回るのも飽きるので「何か良い目標地点がないかなぁ~?」と調べてみたところ,「日産グローバル本社ギャラリー」でNISMOブランド40周年を記念した特別展示が行われている事を知り,横浜へ向かう事にしました.
ここのギャラリーは20時まで開いているそうなので,仕事を終えてダッシュで向かえば渋滞にハマっても何とか間に合うだろう~という目論見だったのですが,かろうじて30分くらいは見る時間が取れました.
EF8はアンパネが付いている都合上,ロック式のコインパーキングには止められないので,近場のゲート式の駐車場を探した結果「スカイビル駐車場」が見つかったので,こちらに駐車.はまみらいスカイウォークを通ってギャラリーへ入ります.
エスカレーターを降りて,最初に目に入るのが2024年仕様の「Nissan Z NISMO GT500(↓)」.
ここ数年オートサロンには行っていないので,最新型のGTカーは久し振りに見ましたが,こんなにゴテゴテとカナードが付くようになったんですね.
その隣には「Nissan Formula E Gen3」のTokyo E-Prixリバリー(↓).
Gen3自体は
昨年じっくり見ましたし,単なるリバリー違いなので今回はスルー.
そして,ここからじっくり1台1台見ていきます.まずは「スカイラインGT-R グループA カルソニック(↓)」.
グループAと言えば~の有名なクルマですね.グループAマニアはフェンダーとバンパーのチリ合わなさ具合に注目するそうなのですが,こちらの車両はピッタリと合っていて「モノが違う」と言わしめたとか(苦笑).
そのままサイドを見渡すと,耐久レースの車両らしくエアジャッキが(↓).
後ろ側のジャッキは内部から見るとこんな感じでした(↓).
反対側にはサイド出しのマフラーが(↓).ヒートプロテクターも付いてますね.
ロールケージはドライバー側に集約されるような形になっているのが興味深かったです(↓).
サイドミラーも空力を意識した意匠(↓).
トランク部にあるこの丸い穴(↓)は何だ?と思いましたが,多分給油口でしょうね.
フロントのキャンバー角(↓)は6°くらいですかね? キャンバーが極端についているのはフロントのみでリアは1~2°くらいの普通な感じでした.
改造制限のあるグループAなので「まぁ,見どころはこんなもんかな?」と他のクルマに目をやろうとしたのですが,リアのキャンバーを確認する時に気づきました.
「アレッ? これストレーキがついてないか??」
真横から見ると確かにストレーキ形状になってる(↓).
この時代のツーリングカーは,フロントはバンパーが地面に擦れそうなくらい低い位置に付いてますが,サイドはノーマル相当で結構高いので(↓),
それを補うためのストレーキなんですかね? ストレーキは2000年代以降の空力アイテムかと思っていたのですが,1990年代初期のクルマでも採用していたんだと1つ勉強になりました.
以上,「NISMO 40周年記念展示」のツーリングカー編でした.
グループAのGT-Rって,メカニカルな部分の改良に力を入れたマッスルカーなイメージだったのですが,実車をよく見てみると,そこかしこで空力に配慮した設計もされていて印象が少し変わりました.
ここで展示されていた車両は他にもまだまだありますが,続きは
次回.
Posted at 2024/09/20 00:28:17 | |
トラックバック(0) |
イベント見学 | 日記