
クルマがなくなってからそろそろ2ヵ月,走れないストレスはForzaMotorsportで遊んで気晴らしをしているのですが,漫然とフィーリングだけでセッティングしているのでタイムが頭打ちになり易く.セッティングも正しい方向に進んでいるのか? 間違っている方向に進んでいるのか分からないので飽きてきました・・・.
「実車と同じようにロガーデータで分析出来ると面白いんだけどなぁ~」と思いつつ,ForzaMotorsportにそんな機能はないので,他のゲームに変えようかな~?と考えていました.
とはいえ,CR-Xが出て来ないゲームをやっても長続きしなさそうなので,「なんとかならんのかなー?」と調べてみたところ,ゲーム内のテレメトリーデータをWi-Fi経由で外部に送ってロギングするアプリが存在する事を知りました.
元々はレーシングシミュレーター等で,本物のレーシングカーのようにステアリング前のメーターパネルに情報を表示させる事を意図したもののようです(↓).
これを「Dash Board」と呼ぶそうで,メーターのような専用機器ではなくスマートフォンやタブレットで代用するものがあるそうです.当然この「Dash Board」に出力するデータにはラップタイムも含まれていますので,他のテレメトリーデータと同期してロギング(計測)すれば分析用のツールとして使えるようです.
「へぇ~,こんなのあるんだ.面白そう!」という事で探してみたところ,ForzaMotorsportに特化したアプリという事で「Racing View」という製品がオススメに出て来ました(↓).
こちらは2024年12月にiOS版がリリースされ,その後にAndroid版,そして2025年7月にPC版がリリースされた製品だそうです.他にも色々ありましたが,データの分析はやっぱりPCでやるのが一番楽なのでこの製品を選択.ただ,海外製のアプリなので懇切丁寧な説明書があるはずもなく,「困ったらDiscord(ゲーム業界ではお馴染みのコミュニケーションツール)に聞け」というお約束のヤツです.一瞬悩みましたが「まぁ,AIに聞きながらやればなんとかなるかなぁ~?」とセットアップを始めてみました.
サイトからダウンロード→インストールを済ませ,「Racing View」を立ち上げてアカウント登録を済ませるとアプリのメニューが出てきます.左側のメニューの中から「Settings」を選択し(↓),
そこから「Connection」を選択.するとこんなポップアップが出てくるので(↓),
「IP Address」と「UDP Port Number」をメモ.
次に,ForzaMotorsportを立ち上げて,「設定」→「ゲームプレイとHUD」→「UDPレース遠隔測定」と進み,以下のように設定(↓).
データ出力 ・・・ オン
データ出力IPアドレス ・・・ 「Racing View」に表示されているもの
データ出力ポート ・・・ 「Racing View」に表示されているもの
データ出力パケットフォーマット ・・・ カー ダッシュ
変更した状態で保存すると通信が始まります.私の場合はPC側のファイアウォールに引っ掛かって「本当に繋いでも良いですか?」と警告表示が出ましたが,それを突破すると「Racing View」の左側のステータス表示が「Connected」に変わり,無事接続完了(↓).
あとは走れば勝手にデータをロギングしてPCに保存してくれます.あまりにもあっさりと出来て,拍子抜けしてしまいました・・・(苦笑).
さて,どんなもんかなぁ~?と数回走った後,「Racing View」を覗いてみるとこんな感じ(↓).
溜まったログの中から,ベストタイムを出した時間帯のログを探して選んでみると(↓),
こんな感じでベストラップが一目で分かるようになっていました.表示されている数字は,左から「LAP数」「ラップタイム」「前のラップとのタイム差」「Sector1タイム」「Sector2タイム」「Sector3タイム」となっています.「LAP数」が途中で1に戻っているのは,そこで一度走行を中断してセッティングを変更したため.そのタイミングで走行し直しとなるのでLAP数がリセットされているんでしょうね.
更に,ベストタイムをクリックしてみると詳細なデータが表示されます(↓).
情報量がかなり多く,大きく分けて左列のグラフと右列の数値があります.先に左列から説明すると,最初は「Telemetry(↓)」.
ここでは「Acceleration(アクセル開度)」「Brake(ブレーキ開度)」「Speed Trap(車速)」というベーシックなデータが見れます.
次に「Suspension Travel(↓)」.
「Front Left」「Front Right」「Rear Left」「Rear Right」の4箇所のサスペンションストローク量が見れます.単位はフルストロークを「1.000」として,その千分率で表しているようです.
その下が「Lateral g Chart(↓)」.
横Gの推移のようです.
そして「Steering/Grip(↓)」.
「Steering」は舵角でしょうが,「Grip」とはなんぞや?? 説明がないので推測になりますが,ストレートで真っ直ぐ走っている時は100%に近い値となっており,そこからコーナリングを開始すると値が減っていくので,恐らく縦方向のグリップ力を示しているのかと.つまり,0%だと「タイヤのグリップは全部横に使っているので加速しないよ」といった意味合いになるんでしょう.
次は「Gear/RPM(↓)」.
「Gear(ギヤ段)」「RPM(エンジン回転数)」ですね.コーナリングの負荷で回転数が落ちていく推移とか見れます.
その次は「Tire Wear(↓)」.
今回のデータは練習走行でタイヤが減らないモードなので何も変化がありませんが,恐らくレース中だとタイヤのデグラデーション(性能低下)が分かるのだと思われます.
次もタイヤ関係で「Avg Tire Temp(↓)」.
「Front Left Tire Temp」「Front Right Tire Temp」「Rear Left Tire Temp」「Rear Righ Tire Tempt」という事で4箇所のタイヤ平均温度.数値的に恐らく内部ではなく表面温度でしょうね.
最後に「Suspension Travel(↓)」.
「Suspension Travel」は上にもありましたが,こちらは1周で使ったレンジを示しているようです.今回走ったコースは左周りのオーバルなので,右フロント(Front Right)が最も1に近かった(=最も潰れた)という事を示しているようです.恐らくサスペンションがフルバンプして跳ねていないか? 伸び量が少ないのはどこか?といった事を読み取るんでしょうね.
続いて右列・・・と行きたいところですが,既にお腹一杯な感じなのでこちらは箇条書きで済ませます(笑).
・Track(コース上の位置)
・コース名とタイム(LAP TIME,BEST,GAP)
・Sector times(セクタータイム)
・Race Position(順位)
・Average Speed(平均速度)
・Speed Trap(最高速度)
・Gear Changes(シフトチェンジ回数)
・Full Throttle(全開率)
・Brake(1周当たりのブレーキング率)
・Cornering(1周当たりのコーナリング率)
・Fuel(燃料消費量)
・Tire Temperature(タイヤ温度:4輪の最高値,フロントの最高/最低,リアの最高/最低)
・G-Forces(X軸/Y軸/Z軸のG:平均値とピーク値)
・Power & Torque(平均出力と平均トルク)
・Grip(フロント/リアの横グリップ率)
・Longitudinal Grip(フロント/リアの縦グリップ率)
データ量が多過ぎてどう使えば良いのか分かりませんが,実際のレースでも聞く単語がいくつかあるので,これらの数値からコースのタイプを見極めていくんでしょうね.ちょっと面白くなってきました♪
さて,そんな感じでロガーデータを横目に見つつ,今回はForzaMotorsportオリジナルの「Eaglerock Speedway」オーバルコースで,CR-Xのタイムアタック!
Cクラス(Performance Index:500)でタイムを詰めていったところ,「31.546」で世界675位となりました.一応これで上位3%以内だそうですが,1周30秒のコースでまだ3.5秒(10%以上)も差があるって・・・.ホントこの手のトップランカーって頭のオカシイ人達(←誉め言葉)ですね(苦笑).
なお,今回使った「Racing View」は無料ですが,ロガー分析で一番欲しいベストラップとの比較(Compare Laps)は有料なので(↓),
ちょっと物足りない・・・.まぁ,月500円もしないので課金しちゃえば良いんですが,これを使ってどこまで遊ぶか?を考えつつ決めたいと思います.
以上,久方振りのForzaでCR-Xでした.