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2026年07月05日 イイね!

LM Edition ~GT2編~

LM Edition ~GT2編~グランツーリスモのオリジナルカーを振り返るのが意外と面白かったので,調子に乗ってグランツーリスモ2(GT2)編.

32bitゲーム機の時代は,私はプレイステーション(PS)ではなくセガサターン(SS)を選んでしまったので,グランツーリスモに触れるのは遅かったのですが,やってみたら非常に面白かったので「GT2」は発売早々に購入(1999年発売).大学生で暇だったのも相まって,かなりやり込みましたね.

今回はGT2から新たに追加された「LM Edition」を見ていきます.

【Audi TT LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :552PS
  車重    :970kg
  PWR    :1.75

TTのデザインって結構好きなんですよねぇ~.DTMを彷彿とさせます.


【Vector M12 LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :688PS
  車重    :1160kg
  PWR    :1.68

こちらは全く記憶にないなぁ~.スペックもそこまでではないのでコレクションしたらガレージに眠っていたのかも?


アレッ?たった2台でしたか. 意外と少なかったですね.もっと多かったような記憶があったのですが,GT4以降でしたかね? ちょっと物足りないので,おまけにもう1台.

【Tommy Kaira ZZ-Ⅲ】


  駆動方式 :MR
  出力    :187PS
  車重    :670kg
  PWR    :3.58

1997年に京都府の自動車メーカーである「トミタ夢工場」が発売した「Tommy Kaira ZZ」の後継機という設定のグランツーリスモオリジナルカー.名前の「Ⅲ」の通り3代目で,2代目は2001年にコンセプトカーとして発表されています.LM Editionのクルマと比べるとスペック的には大分見劣りしますが,デザインがやっぱりカッコ良くて記憶に残っていますねぇ~.


以上,GT2の「LM Edition」カーでした.
Posted at 2026/07/05 05:58:15 | コメント(0) | シミュレーター・ゲーム | 日記
2026年07月04日 イイね!

LM Edition ~GT1編~

LM Edition ~GT1編~生成AIを使って過去のブログの不明瞭な画像を修正していたのですが,想定を上回る仕上がりになってビックリしました.それでふと,解像度の粗い昔のゲームのクルマを修正させたらどうなるんだろう?と興味が湧いたので,やってみました.

現実に存在するクルマは,プロカメラマンが撮影した写真に及ぶはずがないので,ゲーム内オリジナルのクルマの方が面白そうだなぁ~と思い,初代グランツーリスモ(GT1)のオリジナルカーである「LM Edition」を題材にしてみました.

なお,「LM Edition」の「LM」は恐らく「Le Mans(ル・マン)」を意味したものだと思われます.GT1が発売されたのは1997年ですから,当時のツーリングカー最高峰と言ったらル・マンでしたからね.

【Dodge Concept Car LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :525PS
  車重    :900kg
  PWR    :1.71

1997年にクライスラーが開発したコンセプトカー「Copperhead」をベースにした車両.外観がベース車と同じという事で,ゲーム内では見分けがつかなかったそうです(当時はまだアメ車の興味が薄かったので,あまり記憶にない・・・).


【Honda CR-X Del Sol LM Edition】


  駆動方式 :MR
  出力    :626PS
  車重    :890kg
  PWR    :1.42

GT1にもEF8は収録されていましたが,さすがにFFだとツラく,MRで速いCR-Xという事で当時はよく使っていました.元々デルソルはMRを想定したデザインだったそうなので,それを踏まえたドリームカーという感じですね.


【Mazda Infini RX-7 LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :559PS
  車重    :960kg
  PWR    :1.71

GT1にはRX-7がいっぱい収録されていましたが,この車両は軽量で扱い易かった記憶があります.


【Mazda Infini RX-7 A-spec LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :549PS
  車重    :1050kg
  PWR    :1.91

こちらは「A-Spec」をベースにしたLM Edition.「A-Spec」と付くくらいだから無印のLM Editionよりも速いんだろう・・・と思いきやスペック的には劣るので,あまり使わなかったような?


【Mitsubishi FTO LM Edition】


  駆動方式 :4WD
  出力    :557PS
  車重    :930kg
  PWR    :1.66

軽量な4WDという事で,こちらも扱い易かったような記憶.三菱車の中ではFTOは一番好きなデザインだったので,割と使ってましたね.


【Mitsubishi GTO LM Edition】


  駆動方式 :4WD
  出力    :623PS
  車重    :1280kg
  PWR    :2.05

魔改造されてもやっぱり重いGTO.重くてもパワーがあれば・・・と思いきや,デルソルが同じ馬力なので,そんなに使わなかったような記憶が・・・.


【Nissan Silvia LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :544PS
  車重    :960kg
  PWR    :1.76

こちらもオリジナルカーだと思っていたのですが,1996年のJGTCで走っていた「パーソンズシルビア」がモチーフなのだそうです.こちらも軽くて扱い易かったですね.


【Toyota Chaser LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :654PS
  車重    :1260kg
  PWR    :1.92

チェイサーと言われるとJTCCが思い浮かびますが,それを彷彿とさせるLM Edition.パワーで押し切りたい時に使っていましたね.


【TVR Cerbera LM Edition】


  駆動方式 :FR
  出力    :633PS
  車重    :890kg
  PWR    :1.40

GT1最強のクルマとして記憶に残っている1台.抜群のハンドリングで「あれだけ苦戦したのはなんだったの?」と思いたくなるくらい圧倒的な速さでした.当時はグランツーリスモオリジナルだと思っていたのですが,どうやらモチーフがあるそうで,1996~97年にイギリスのGT選手権に参戦していた「Cerbera GT2」が元なんだそうです.


以上,GT1の「LM Edition」カーでした.

いずれも「カッコイイなぁ~」と思いつつ,AIのアレンジが入っているとはいえ,当時は低解像度でよく分からなかった細部が見れて,「へぇ~,こうなっていたんだ~」と楽しめました.


なお,最後におまけでもう1台.

【Subaru Impreza RALLY Edition】


  駆動方式 :4WD
  出力    :410PS
  車重    :980kg
  PWR    :2.39

LM Editionは基本的にツーリングカーですが,ツーリングカーをイメージさせるクルマを持っていなかったSUBARUだけは「RALLY Edition」という形で作られていたので,おまけで載せておきます.
Posted at 2026/07/03 22:45:36 | コメント(0) | シミュレーター・ゲーム | 日記
2026年07月03日 イイね!

ターマック部会検討方針

ターマック部会検討方針7/3にJAFから「ターマック部会検討方針について」というタイトルで資料が公開されました.

JAFから規則の公示はよく出ているのですが,規則そのものではなく規則制定の考え方を示すのは珍しいので,どれどれ~?とリンクを辿っていったところ,「JAFスピード競技ターマック部会における,国内ジムカーナ競技の持続的な発展に向けた検討方針についてお知らせいたします」と書かれています.

競技やってる人以外には関係ないと言えば関係ない話なのですが,最近Sタイヤの扱いが気になっているので,中身をじっくりと読んでみました.


中身の話に入る前に,まず「ターマック部会」というのは,JAFの「モータースポーツ専門部会」の1つです(↓).



「モータースポーツ専門部会」の役割は,専門分野についてJAFからの諮問(特定の事柄について意見を尋ね求める事)に応じ,意見の具申(事情等を詳しく申し述べる事)を行うのが役割となっています.

この中で「スピード競技ターマック部会」は,主に舗装路面を走行するスピード競技(他車と直接競うのではなく,タイムを競う競技)に関する下記の事項を行うそうです(↓).

 1. 調査および研究
 2.諸規則の立案および統一解釈
 3.国際競技会および選手権競技会の組織許可申請の審査
 4.競技会のスポーツカレンダー登録申請の審査
 5.上記に関連する事項

ようは,ジムカーナのような舗装路面でタイムを競う競技において,規則を決める部会という事ですね.


その「ターマック部会」が今回何を検討したのか?というと,ジムカーナ競技の位置付けのようです(↓).



色々書いてありますが,次のページの絵の方が多分分かり易いです(↓).



1つは「ジムカーナのピラミッドをちゃんと作る」という事のようですね.私は4輪のレースからモータースポーツの知識を身につけていったので,初めて全日本ジムカーナを観に行った時はびっくりしました.「コレ,本当に全日本格式のイベントなの?」と思うくらい.それをグラスルーツ→地方選手権→カップ戦→全日本選手権という形でピラミッドを整備して,全日本にちゃんとした格式を持たせようとする感じなので,非常に良いんじゃないかと思います.


ただ,個人的には気になるのはそっちではなく,タイヤの方の話で以下の3つが出ています(↓).

  ①全日本選手権全クラスのタイヤ統一
  ②地方選手権⇔全日本選手権での規定統一
  ③年間タイヤ本数制限の予告

①全日本選手権全クラスのタイヤ統一
これは既に発表されている「Sタイヤ禁止」の件ですね.ジムカーナには大きく分けて市販車クラスと改造車クラスがあるのですが,市販車クラスは所謂PNタイヤ(RE-71RZ/A052/β11等)の使用が義務づけられているのですが,改造車クラスの方はSタイヤまで使用可となっています.これが2027年から改造車クラスもPNタイヤの使用が義務づけられる事になりました.

②地方選手権⇔全日本選手権での規定統一
従来,地方選手権は各地域で独自のレギュレーションを定めており,タイヤのルールも様々でした.このため,地方選手権→全日本選手権へステップアップしようとすると,タイヤのルールが異なり,これが1つの障害となっていました.前述の通り「ターマック部会」としては,ピラミッドを整理してステップアップし易い環境を作りたいようなので,この障害を取り除く意味で「地方選手権は全日本のルールに従う」形を取らせたようです.

つまり,①で全日本レベルでSタイヤが使われなくなり,②で地方レベルでもSタイヤが使われなくなるので,2027年以降,大幅にSタイヤの需要が減るという事になります.


これを見た時に「タイヤメーカー的には嬉しくないんじゃないのかなぁ~?」と最初思ったのですが,「いや,逆か?」と考え直しました.Sタイヤは日本独自のルールで生まれたタイヤで,完全にガラパゴスな存在です(海外には「Sタイヤ」なんて定義はない).ガラパゴスなのでタイヤメーカーとしてはグローバルで売り上げが見込めず,本音としてはなくしたい.けど,競技で使うからサポート選手からは望まれる(一度G/2Sをなくしたのに,その後数量限定で復活したのもそういう流れでしょう・・・).

なくしたいから開発は全く行えないのに,Sタイヤを使うクルマはどんどん速くなっていくので,設計の古いタイヤだと信頼性の面で不安になる・・・(最近A050にA1コンパウンドが設定されたのはそのせいでしょう).挙句の果てに,Sタイヤを新規開発するメーカーなんてものが出てきて(↓),



このままだとSタイヤの開発戦争が勃発するかもしれない.それは避けるために「レギュレーションでSタイヤを禁止にして欲しい」とタイヤメーカーが望む事があるのかもしれません・・・.


ただ,過去のPNクラスがそうであったように,Sタイヤを禁止にしてもSタイヤ以上にソフトなタイヤ(=摩耗が激しいタイヤ)をタイヤメーカーが作るかもしれない.



行き過ぎたソフトコンパウンド化で,1回走ったら終わりみたいな使い捨てタイヤが氾濫したら,コストが急増してエントリーが減り,カテゴリーが破綻する.そんな事を危惧して「ターマック部会」が考えたのが③なんじゃないかと思います(↓).

③年間タイヤ本数制限の予告


モータースポーツはとにかくお金が掛かるスポーツなので,参加者は常にコストの問題に晒されます.参入障壁を下げ,参加した選手が継続的に活動を続けられるようにするために,タイヤの使用本数を制限するというのはよくある手だと思います.


ここまでが「ターマック部会検討方針」を読んで思った事なのですが,これが競技に参加していない人間にどんな影響を与えるのか?というと,

  ・各メーカーのSタイヤの需要が減って,製造終了になる可能性がある
   ⇒ タイムアタックでSタイヤが使えなくなる

  ・PNタイヤ(RE-71RZ/A052/β11等)が本数制限でハードコンパウンド化する可能性がある
   ⇒ 同じタイヤ銘柄でもタイムが出にくくなる

これってサーキット走行を楽しむ人間からしたら,あまり嬉しくない状況ですよね? だから,この方針の行く末が個人的には非常に気になっています.


以上,「ターマック部会検討方針」のお話でした.
Posted at 2026/07/07 01:57:54 | コメント(0) | チューニング(タイヤ編) | 日記
2026年07月02日 イイね!

タコの日

タコの日クルマもなくなってしまったので,目標も・目的もなくなり,ダラダラ日々を過ごしていたら,誕生日を迎えていました.

この歳になると,誕生日は単なる1/365日過ぎず,「誕生日か・・・」くらいの気持ちで普通に仕事に向かっていたら,移動の途中で見かけた広告に「7/2はタコの日」と書かれているのを目にしました.「へぇ・・・そうなんだ」とその場は流したのですが,仕事を終えた会社帰りにふと思い出し,「そういえば,どういう語源なんだろう?」と調べてみる事にしました.

まず,暦の話から入るのですが,地球から見た太陽の見かけ上の通り道を「黄道(こうどう)」と呼び,地球の赤道をその「黄道」まで拡大したものを「天の赤道(てんのせきどう)」と呼ぶのだそうです(↓).



この「黄道」と「天の赤道」が交わる点が2つあるのですが,このうち北側で交わるものを「春分点(しゅんぶんてん)」と呼び,この「春分点」から「黄道」で100度(上図の右側にある「夏至点」をちょっと過ぎた辺り)の点を太陽が過ぎる日を「半夏生(はんげしょう)」と呼び,毎年7/2頃になるのだそうです.


この「半夏生」は,農家にとっては大事な節目の日なんだそうで,この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」のを目安としているのだそうです.

関西では,「稲の根がタコの足のようにしっかりと根付いて豊作になるように」「稲穂がタコの足(吸盤)のように豊かに実るように」という願いを込めて,「半夏生」の日にタコを食べる風習があるのだそうで,日本記念日協会がこれを踏まえて,7/2を「タコの日」に認定したとの事.


私は生まれが新潟で,大学生からずっと関東に住んでいるので,関西にこんな風習があるなんて今まで知らなかったのですが,ちょっと面白かったので,母親にこれを知らせてみたところ,



「へぇ~,知らなかった.じゃあ,毎年誕生日はタコ焼きを食べないとだね」と言われたので,「タコ焼きかぁ~」と帰宅途中に「銀だこ」に寄り,タコ焼きを買ってみました(笑).



私は特別タコが好きな訳ではないので,タコ焼きを食べるのは何年振りだろう・・・?
意外と大き目で,出来立てアツアツだったので「あ~,そうそう,こういう味~」と美味しく味わいました.


ちなみに,クルマの世界で「タコ」と言うと「タコ足」がありますが(↓),



こちらは,エキゾーストマニホールドの配管がタコの足のようにうねって集合している見た目から,こう呼ばれています.ただ,最近ではあまり聞かないような気もしますね.ショップでも普通に「エキマニ」と言っているような気がしました.


以上,最後に無理やりクルマネタにこじつけた「タコの日」でした.
Posted at 2026/07/03 20:12:55 | コメント(0) | その他 | 日記
2026年06月22日 イイね!

車速の精度

車速の精度サーキット走行時のドライビング分析等で車速のデータをよく見るのですが,ふと「この車速の精度ってどんなもんなんだろう?」と気になったので,調べてみました.

まず,GPS(Global Positioning System)による速度の算出は,受信機(GPSロガー)が衛星からの信号(経度と緯度)を定期的に受取って位置を算出.現在と過去の位置の違い(=移動距離)と信号受信の間隔(=時間)から「速度」を算出しています.



  速度 = 移動距離 / 通信間隔

これはクルマの外から計測した,言わば車速の「外部推定値」ですね.


次に,車速センサ.



これはトランスミッション内の回転軸の回転数をセンサで計測し,パルスの形でECU(Electronic Control Unit)に送信.ECU内でパルスの数を処理して車速に変換しています.言わば車速の「実測値」ですね.

センサを使って計測しているので最も精度が高いですが,タイヤの外径等はECUに登録されている純正の値に基づくため,タイヤ交換して外径が変わったりするとズレが生じたりしますね.


最後に,エンジン回転数.



こちらは車速ではないですが,以下の換算式を使う事で間接的に車速を求められます.

  速度 = (エンジン回転数 × π × タイヤの半径) / (30 × ギヤ比 × ファイナル)

言わば車速の「内部推定値」ですね.


「外部推定値」はGPSロガーのデータから,「実測値」と「内部推定値」はLINK ECUのデータからそれぞれ手元にあるので,2025年11月にTC2000を走った際のデータ(↓)を使って比較してみました.



サンプルにしたのは,安定して長く車速を計測しているバックストレートの部分です.
抜き出してみるとこんな感じでした(↓).



赤線がGPSロガーの値,緑線が車速センサの実測値,青線がエンジン回転数から求めた推定値です.推定値(青線)は,途中でシフトチェンジを2回行っているので,駆動力が切れて大きく落ち込む部分がありますが,それを除けば3つとも概ね似たような波形となっていますね.


このデータを2速域,3速域,4速域の3つに分けて拡大してみると(↓),

【2速域】


3つとも似た波形とは言っても,実は微妙にズレているのが分かります.このデータだと2.0秒目付近のところで,GPSの値(赤線)は跳ね上がっており,計測値に誤差が含まれている様子が窺えます.一方,2.3秒目付近から推定値(青線)の誤差も徐々に大きくなっていますが,不思議と3.0秒目付近でGPSの値(赤線)に近い値となっており,実は実測値(緑線)が間違っているのか?と思いたくなります.


【3速域】


次に3速域で見てみると,こちらは3つともかなり似た波形となっています.計測条件がかなり安定していたという事なんでしょう,ただ,推定値(青線)だけは9.5秒目付近から跳ね上がり,10.0秒目付近ではかなりの誤差が生じている様子が窺えます.これを見ると,先程の2速域で最後にGPSの値(赤線)と推定値(青線)が一致したのは,偶然だったのかなぁ~?と思いたくなります(嘘側でたまたま一致したような印象).


【4速域】


最後に4速域.空気抵抗に負けて車速が頭打ちしているので,前2つと比べると変化が少ないですが,これを見るとGPSの値(赤線)はかなり嘘をついてますね.傾きが全然合ってないですし,12.0秒目くらいで合っていない事を補うかのようにポコン!と急に跳ね上がっています.14.5秒目以降の車速が落ちる部分でも反応遅れみたいなのが見えますし,かなり精度が低いですね.一方,推定値(青線)の方は計測値(緑線)に近い値を示していますが,上下の変動が大きく,絶対値で見るとダマされそうですね.


これらの比較結果から以下の事が分かりました.

  ①車速センサの計測値が安定していて,一番精度が高い(当たり前)

  ②エンジン回転数からの推測値も意外と精度が高い
  ③但し,高回転(7000rpm以上)になると,かなり大きな誤差が生じる
  ④逆に言えば,4速領域のように高回転に達しない領域で使えば精度は割と高い
  ⑤ただ,回転変動の影響を強く受けるため,上下の振幅は大きく,絶対値は信用出来ない

  ⑥GPSロガーの値は,やはり途中で嘘が含まれている
  ⑦この嘘にはパターンがなく,見分けづらい
  ⑧ただ,値が急変している部分はかなり怪しいので,そこは疑ってかかるべき
  ⑨GPSの計測周期が10Hzだと,140km/h以上の領域で精度が落ちる
   (TC2000だともっと周波数を上げた方が良さそう)

これを見ると,当たり前の話ですが車速センサの値を信用するのが一番良いですね.ただ,車速センサの値を入手出来るECUデータには,ドライビング分析に必要な前後・左右の加速Gの値が含まれていないので,ECUにGセンサを付けたくなりました(苦笑).GPS計測より車載のGセンサの方が精度が高いのは間違いないので,金額は高いとは思いますけど,いつか付けたいですね.

あと,意外だったのが回転数から求めた車速推定値.シフトチェンジ前後と高回転域では使い物になりませんが,それ以外の領域ではそこそこの精度が出ているのが意外でした.上下変動をフィルタで上手く処理出来れば,疑似推定値として十分使えますね.



なお,今回推定値を算出するのに使った「タイヤの半径」は,JATMA(日本自動車タイヤ協会)の「動的負荷半径」を用いたのですが,これがピッタリでびっくりしました.

205/50R15のタイヤの半径を,単純に外径から求めると以下になるのですが(↓),

  587 ÷ 2 = 293.5 [mm]

これだと全然合いませんでした.JATMAの「動的負荷半径(205/50R15だと283mm)」は規定の空気圧で,タイヤに指定の静的荷重を掛けた時の計測値から求めているのですが,60km/h相当の計測値なので100km/hオーバーの高速域だと合わないかなぁ~?と思っていたのですが(本来,回転の遠心力で引っ張られてタイヤの外径は車速が上がるほど大きくなるはず・・・),そこそこの精度が出るのがかなり意外でした.


以上,ふと思いついて調べてみた「車速の精度」に関するお話でした.
Posted at 2026/06/23 04:59:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | チューニング(ECU編) | 日記

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「別れの日 http://cvw.jp/b/1684331/49171176/
何シテル?   07/02 01:50
GPSロガーを使ってクルマとドライビングを改善しながら,白いCR-Xに黒いCR-Xで挑んでいます. TC2000 1:07.1/TC1000 40.8/日光 ...
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