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2010年05月28日 イイね!

まず初めに弄るなら点火系強化よりフロントパイプ交換が正解

スバルの良さは水平対抗エンジン
による低重心という説明を良く見ますが、
私を含め一般的なドライバーには低重心は感じられないと思います。

むしろ、水平対向エンジンの名前に釣られた人のためなのか、
貼る・塗る・巻くのターゲットになっているのは
スバル車乗りとして迷惑な話です。

スバルの良いところは、
真面目な設計と、高い雪道走行能力なんだと思います。

クロスカントリーっぽい車として
RAV4やCR-Vと
SHフォレスターの車体の下回りの造りを見れば、
設計思想がメーカー間で全然違います。


車幅を抑制するためもあり、水平対向エンジンだと
ストロークを伸ばせないので、ボアが大きくなる傾向にあります。 
トルクが出にくくなります。
ランエボのエンジンはドノーマルでも
SG9でフロントパイプを交換した以上の低回転トルクがありました。

なので、トルク的な
デメリットを解消する るカスタマイズで問題は解決。
には基本に忠実なチューニングの方が良いと思います。

アーシングやコンデンサーチューンや点火系強化をセット購入すると
SG9なら工賃を含めると十万円台前半にもなってしまいます。

それなら、基本に忠実な弄り方として
メタルキャタライザーのフロントパイプに交換した方が、
トルク増加幅は間違いなく大きいです。
私なら、シャシダイに載せたら
フロントパイプ交換の方が圧倒的に優れている方に1000元賭けますね。

それに、ターボ車でブーストUPする前提なら
エンジンを壊さないための順番として
フロントパイプ交換の方がプライオリティが高いのは当然ですがな。



点火系の電気エネルギーを増加させても、
トルク増加への寄与率は低いのです。
これを客にちゃんと説明するのが良心的な商売だと思います。

ただし、フロントパイプは2年しかもたないって言ってる
SHOPで買うのは止めましょう。
だって、その店で購入・取付しても
2年過ぎたら門前払いになる可能性がありますもん。

ちなみに、私の車で使っているシムス製のフロントパイプは
157000キロ使用してますが、まだ生きています。
誰だ! 2年しかもたないなんて言ってるのは(笑)
Posted at 2010/05/28 12:44:43 | コメント(4) | トラックバック(0) | 徒然なるヒマ話 | 日記
2010年05月23日 イイね!

リアのダンパー調整を忘れてました

リアのダンパー調整を忘れてましたスーパー筋金くん装着後、路面の突き上げが酷いので、
フロントのアラゴスタのダンパーを今までより
1段弱くして乗っていました。

しかし、これでもかって良く曲がる感覚を一度覚えてしまうと、
また味わいたくなり、
筋金くん装着前のダンパー調整位置に戻してました。



すると、峠族防止のための路面の凸模様に速い速度で突っ込むと
振動数が合わずグリップせず、お手上げの状態になりますた。


なるほど分かった!
足回りが硬くない車なら、単なる不快程度で済んでいたものが
超硬い足回りに近づくと、
路面の凸模様って、高速走行の抑制に実効性が有るんです。
警察はバカではなかったんですね。
長い間、誤解してました。スイマセン!


更に、フロントが硬いのに、リア側が柔らかくて物足りず、
物足りず、物足りず、物足りず、と考えていたら、
気が付きましたよ。

間抜けなことに、リアのダンパー調整は
スーパー筋金くん装着前の状態のままでした。

そこで、スーパー筋金君装着前と比べて
フロントを1段弱く、リアを1段強くしてみると
凸模様の通過が少し楽になり、前後バランスも良好になりました。
Posted at 2010/05/23 20:31:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | フィーリング | 日記
2010年05月16日 イイね!

スーパー筋金くんに相当するダンパークリック数を確認

スーパー筋金くんに相当するダンパークリック数を確認5月連休にスーパー筋金くんを装着し、
よく曲がるようになったものの、路面から突き上げが酷くなりました。

真っ先に頭に浮かんだのは、
『やっちまったなぁ~帰省したとき両親を乗せられん。』

そこで、G-NOB製アラゴスタのダンパーの
強さを変えて乗り心地を改善できるかを調べました。

検討に用いた道路は、山梨県の某広域農道です。
UP・DOWN多数、中速コーナー多数、
路面のうねり多数、路面の継ぎはぎ多数、
片道10キロで同じ状態が続く、
付近に人家が極少、夜間は交通量が極少など、
今回の検討にピッタシのところです。


ス-パー筋金くん装着前の
G-NOB製アラゴスタのダンパー設定は
最強から6段戻し(全13段)でした。
この6段戻した位置を基準にし、
そこから緩めた段数で確認しました。

【緩め4段(最強の位置からなら10段戻し)】
 スーパー筋金くん装着前と比べて、柔らくなり、旋回能力も劣ります。
家族を乗せても乗り心地は何とか問題なさそう。

【緩め3段(最強の位置からなら9段戻し)】
 スーパー筋金くん装着前と比べて、少し硬いか、同じくらい。
 但し、装着前より旋回能力は少し劣る。

【緩め2段(最強の位置からなら8段戻し)】
 スーパー筋金くん装着前と比べて、少し硬く、旋回能力は少し高い。 
 自分だけなら、乗り心地と曲がりやすさとの
 妥協点ならココが現状ならベスト。

半クリックがあったら、緩め1.5段の位置が
乗り心地と曲がりやすさで丁度良い妥協点になると推定します。

【緩め1段(最強の位置からなら7段戻し)】
 スーパー筋金くん装着前より硬く、旋回能力も上です。
 当分はこの設定で様子をみることにしました。


結果として、スーパー筋金くん装着は
アラゴスタ(全13段)では(測定誤差を考慮すると)
ダンパーを2.5~3.5クリック分強くしたのに
相当すると判断します。

今回の確認をするまで、ダンパー調整の細かさは
13段もあれば充分と思ってましたが、その中間が欲しくなりました。



そうそう、面白いことに気が付きました。
スーパー筋金くん装着前と同じ柔らかさにして
ハンドルグリップが少し低い状態なのに
旋回能力は少し高くなってました。
スーパー筋金くんの装着により
旋回時に車体が変形するのを抑制し、
サス本来の動きを助けているためと思われます。



ついでなので、NOBさんに言われていた
フロントのストラットタワーバー外しをしようと思いましたが、
アレレ、太い6角レンチが必要なのね。
タワーバーを外して様子をみるのは、また別の機会になりました。
Posted at 2010/05/16 22:22:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | フィーリング | 日記
2010年05月14日 イイね!

イグナイトVSDの考察

イグナイトVSDの考察先週末の土曜・日曜が出勤だったので今日はお休みです。
山梨県に出かけようかと思いましたが、
快晴っぽくないし、車が汚れているので自宅待機です。

昨日のブログに点火エネルギーの計算方法を書いたので
そのついでに出来る数字遊びをしてみました。




点火コイル一次側に流れる電流は
IcoiL= E  /(Rbat +Rマイナス側+Rプラス側+Ron +RcoiL)
IcoiL= バッテリー端子間電圧 / 点火回路の総抵抗   ・・・①
    = バッテリー端子間電圧 / 2.9オーム  

点火コイル一時側に蓄えられるエネルギーは
U=0.5×L×IcoiL×IcoiL  ・・・1秒間のエネルギー
1パルスを5msとすると、1パルスのエネルギーは
U(5ms)=0.005×0.5×L×IcoiL×IcoiL   ・・・②
となります。


点火エネルギーを増加させる手法は、上記の①、②の式から
・アーシング等で配線抵抗を減らす
・点火回路の電源電圧を上げる
の2つが考えられます。

昔なら、点火コイルが独立していたので、
点火コイル一次側をコイル抵抗の小さい社外パーツに変えたり、
点火コイルから点火プラグへの高圧コードの抵抗を減らしたり
する手法がありました。

今日は、TMワークスのイグナイトVSDについて考察してみます。

巷で販売されているVSDは2種類?あります。
・ノーマルバージョンの16V
・強化バージョンの18V
これらの出力電圧は宣伝を信用することにします。


ここでちょっと。
『12Vを16V(18V)にUPし』という宣伝は正しくありません。

エンジンが動いていれば、バッテリー端子電圧は14V位になってます。
てか、エンジン動いてなくても、
バッテリー端子電圧は12.6Vくらいあります。
数字の絶対値の差を利用して、効果を多く見せようという技です。
でも許します。なぜか?

その理由は、点火エネルギーを増加させる効果を計算で認められるからです。


それでは、イグナイトVSD無し、VSD(16V)、VSD(18V)
の3通りで1パルスのエネルギーを計算します。

まず、点火コイル一時側に流れる電流はそれぞれ、
IcoiL= E  /(Rbat +Rマイナス側+Rプラス側+Ron +RcoiL)
    = バッテリー端子間電圧 / 2.9オーム  の式から

IcoiL(VSD無し) = 14.5/2.9=5.00 アンペア
IcoiL(VSD16V)= 16.0/2.9=5.52 アンペア
IcoiL(VSD18V)= 18.0/2.9=6.21 アンペア

次に、1パルス5msの場合のエネルギーを求めると
U(5ms)=0.005×0.5×L×IcoiL×IcoiL  の式から

U(5ms、VSD無し) =0.005×0.5×L×5.00×5.00
             =L×0.0625ジュール =L×62.5 mJ
U(5ms、VSD16V)=0.005×0.5×L×5.52×5.52
             =L×0.0762ジュール =L×76.2 mJ
U(5ms、VSD18V)=0.005×0.5×L×6.21×6.21
             =L×0.0964ジュール =L×96.4 mJ

上記の計算結果から、
イグナイトVSD無し、VSD(16V)、VSD(18V)
の1パルス5msのエネルギーの比率は
U(5ms、VSD無し):U(5ms、VSD16V):U(5ms、VSD18V)
=65.5 : 76.2 : 96.4
=1 : 1.16 : 1.47   となります。

ということで、イグナイトVSDを装着すると
点火コイル一次側に蓄えるエネルギーが
16ボルトタイプで 16%増加
18ボルトタイプで 47%増加   と試算できます。

イグナイトVSDは効果が有りそうです。

しかし、短所(ハネカエリ)も考えましょう。


【ハネカエリの検討】
・VSDを装着しても、2次コイルの出力電圧は変わりません。
 2次コイルの出力電圧は、一次と二次の巻線比で決まるので
 エネルギーが変わるだけです。
 なので、出力電圧増加がないので、電圧の点からは
 コイルの絶縁性の寿命短縮は心配しなくて済みそうです。

・1次コイルに蓄えるエネルギーが増えることは
 コイルの発熱が増えます。結果的に絶縁性の
 寿命が短くなります。たぶん。

・1次コイルに蓄えるエネルギーが増えることは
点火プラグが失火したとき、
 そのエネルギーを一次側回路で消費せねばならず
 余分な熱や耐圧の負担に曝されます。
 結果的にスイッチング素子の寿命が短くなると思われます。

・1次コイルに蓄えるエネルギーが増えることは
点火プラグの放電部の温度が上がり
電極の消耗が速くなります。


工業製品の場合、人命に直接関わるものでないとき
安全率を何倍とか10倍にすることは稀です。

車メーカーが設定した安全マージンが不明なので
VSDノーマルタイプ程度のエネルギー増加(+16%)
が無難と思われます。


あ、購入済みのVSDを早く装着しろって突っ込みは無しで。
Posted at 2010/05/14 14:03:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | パーツの効果推定 | 日記
2010年05月13日 イイね!

超高価なアーシングは不要だと思う(その2)

超高価なアーシングは不要だと思う(その2)他社より優れたアーシングのキットがあったとして
どれだけ優れているかを更に計算してみましょう。

点火系の回路における効果として
回路を簡略化し5つの要素で構成されるとします。

バッテリー
配線(バッテリーのマイナス端子からエンジンブロックまで)
配線(バッテリーのプラス端子から点火コイルまで)
スイッチング素子
点火コイルの一次側
これらの5つの要素の直列回路になっています。

アーシングが施されるのは名前の通り
バッテリーのマイナス端子からエンジンブロックへの配線です。

バッテリーのプラス端子から点火コイルへの配線は
色々な線材や部品を経由します。この検討では
『バッテリーのプラス端子から点火コイルへの配線は』
配線材の抵抗値を下げるのが困難なものの総称とします。


ここで、計算式のため次の略号を与えます。

Ebat      :12Vバッテリーの端子間電圧
Rbat     :12Vバッテリーの内部抵抗
Rプラス側  :配線抵抗(バッテリーのプラス端子から点火コイルまで)
Rマイナス側 :配線抵抗(バッテリーのマイナス端子からエンジンブロックまで)
Ron  :スイッチング素子のオン抵抗
RcoiL :点火コイル一次側の直流抵抗
IcoiL :点火コイル一次側に流れる電流


点火コイル一次側に蓄えられるエネルギーUは
コイルのインダクタンスをLとし
コイルに流れた電流をIcoiLとすると
U=0.5×L×IcoiL×IcoiL  ・・・① の式になります。

点火コイル一次側のインダクタンスは一定とみなせますから
上記①式の電流IcoiLを増やせば、
点火コイル一次側に蓄えられるエネルギーUが増加し
コイル2次側から点火プラグに供給されるエネルギーも増加します。


そこで、点火コイル一次側に流れる電流を増やすために
やっきになってアーシングをする人がいるわけです。
ここまではアーシングで性能を向上させたいという考え方は
間違っておりません。



【点火回路の各要素の推定】
1.バッテリーの端子電圧
オルタネーターのレギュレータの特性や、エンジン回転数により
 バッテリー端子電圧は変わります。ここでは14.5Vとしておきます。

2.点火回路の総抵抗の推算
 イグナイタ用IGBTの定格電流を
 富士電機やデンソーの技術資料から読み取り、定格電流を5Aとします。
直列回路で繋がっているので、
 スイッチング素子のIGBTに流れる電流値は、
 点火コイル一次側に流れる電流と同じです。
 バッテリー電圧14.5ボルトから考えると
 R=E/I=14.5/5=2.9Ωとなり
 点火系の直列回路の総抵抗を2.9Ωとします。

3.スイッチング素子のON抵抗:Ron
 富士電機のイグナイタ用IGBTの資料で
 5アンペアのときオン電圧1.3ボルトとあるので、
 R=E/I=1.3/5=0.26Ω となります。
後々の計算の都合から、
Ron=0.27Ω としておきます。

4.バッテリーの内部抵抗
 バッテリーの性能や劣化状態で変わりますが
 0.01Ωとしておきます。
 小さい数値なので計算の大勢に影響ありませんが、
 バッテリーにも抵抗があるということで書いておきます。

5.点火コイル一次側の直流抵抗
 ネット上で1Ω前後の実測された記事があります。
但し、1Ωと設定すると下方の②の式において
 Rマイナス側+Rプラス側が大きな値となり現実的でないので、
1次コイルの直流抵抗を2Ωと設定して計算します。
コイルに流れるのはパルス電流なので
 インダクタンスが抵抗として働きますので、
直流抵抗にインダクタンス成分による抵抗を
 考えれば、2Ωもまんざら間違いでないでしょう。
 また、1次コイルを1Ωにするか2Ωにするかによって
 ②式における抵抗配分が大きく変わってしまいます。
 しかし、配線の劣化により、点火回路に流れる電流が減少しにくいように
 冗長性を考慮した設計ならコイル抵抗を大きくとる筈です。
 また、スイッチング素子が時代とともに高性能化することで
 スイッチング素子のオン抵抗が減少していきますから、
 その分、コイル抵抗を大きくとり冗長性向上に利用することが出来ます。

6.ここまでで未だ数値を求めてないものは
 Rプラス側:配線抵抗(バッテリーのプラス端子から点火コイル一次側まで)
 Rマイナス側:配線抵抗(バッテリーのマイナス端子からエンジンブロックまで)
 の2つです。
 ネット上でバッテリーマイナス端子とエンジンブロック間の
 抵抗を安価なデジタルテスター等で測定された記事がありますが、
 その抵抗値を採用しないことにします。
 ネット上で見られる抵抗の実測は2端子測定法によるものが多く
 金属表面の酸化が著しいような場合は正確にできないからです。
 また、低い抵抗値を測定するための測定器でないものが多く
 測定精度が分からないためです。
 そこで、直列回路の抵抗の式から
 2.9=Rbat +Rマイナス側+Rプラス側+Ron +RcoiL   ・・・②
  =0.01+Rマイナス側+Rプラス側+0.27+2.0
 上記の式から、
 Rマイナス側+Rプラス側=0.62Ω となります。
 マイナス側もプラス側も同じ長さ、同じ線材太さと仮定し、
 Rマイナス側=Rプラス側=0.31Ω と仮に設定します。



【点火コイルに流れる電流値の式から】

点火コイルに流れる電流は、直列回路ですから、
点火コイル一次側でも配線材でも、通過電流は同じになります。
オームの法則 I=E/R から
IcoiL=E/(Rbat+Rマイナス側+Rプラス側+Ron+RcoiL)  ・・・③
の式が得られます。

ここで、富士電機のIGBTの技術資料から、
スイッチング素子に流れる電流を5Aとすると、
直列回路なので点火コイル一次側に流れる電流IcoiL=5Aとなります。

アーシング施工前の点火コイルに流れる電流IcoiL(施工前)の式は
IcoiL(施工前)= E   /(Rbat +Rマイナス側+Rプラス側+Ron +RcoiL)
         = 14.5/(0.01+0.31+0.31+0.27+2.0)
  
この式を計算するとIcoiL=5アンペアとなりますが、
大元のデータが5アンペアなので、当たり前ってことです。

この検討において、Rマイナス側、Rプラス側を推定していますが、
検討の大勢に影響はありません。


アーシング前の点火コイル一次側に蓄えられるエネルギーは
U=0.5×L×IcoiL×IcoiL の式から
これは1秒間の話なので、
実際には約5ms幅の1パルスのエネルギー(mJ単位)になります。
ここでは1パルス分のエネルギーの絶対値を求めることが目的でないので
U=0.5×L×IcoiL×IcoiL  の式のままでエネルギーを比較します。

エネルギーを比較するのを
超高価なアーシングで Rマイナス側=0.00Ω(ゼロは実際には不可能ですが)
一般的なアーシングで Rマイナス側=0.05Ω(少し劣るということで仮設定)

として、それぞれの場合の点火コイル一次側のエネルギーを比較してみます。

まず、
IcoiL=14.5/(Rbat+Rマイナス側+Rプラス側+Ron+RcoiL)
の式から、それぞれの場合の電流値を求めます。
超高価なアーシングで IcoiL=5.60A
一般的なアーシングで IcoiL=5.49A

点火エネルギーはそれぞれの場合
U(超高価なアーシング)=0.5×L×5.60×5.60
               =15.68×L
U(普通のアーシング) =0.5×L×5.49×5.49
               =15.07×L

となり、点火コイル一次側に蓄えられるエネルギーを比較すると
U(超高価なアーシング)/U(普通のアーシング)
=15.68/15.07
=1.04

つまり、超高価で超高性能アーシングが存在したとしても、
普通のアーシングに比べて、点火エネルギーが4%増えるだけです。
点火エネルギー増加は、車の出力増加量に比例しませんから
この程度のエネルギーが増えても、効果を体感することは完全に無理でしょう。

ちなみに Rマイナス側+Rプラス側 の値を倍程度に割り振っても
普通のアーシングに比べて、点火エネルギーが約10%増えるだけです。


ということから、配線抵抗が他社に比べて少し小さい
アーシングのセットがあっても
点火エネルギー増強に寄与する割合は微々たるものなんです。


8スケア以上の線材(素線は当然ながら銅線)で、
まともな圧着端子(素地が真鍮でなくて銅で出来ており肉厚のもの)で、
まともなカシメ作業なら、
アーシングの配線材は充分に低い抵抗値になります。
ちなみに金メッキにしたからといって、
接触抵抗が特別に小さくなる訳ではありません。
M6とかM8のネジで締め付けてしまえば
充分締め付け力が大きいため接触抵抗が低くなります。
金メッキは表面を劣化させないためのものと考えると良いです。


【結論】
超高価なアーシングを導入しても
点火エネルギー増加量は微々たるものなので、
普通のアーシングや自作のアーシングで充分です。


【お断り】
ここでの検討は超高価なアーシングと、
普通のアーシングの比較しか意味がありません。
また、上記の式は、アーシング施工で抵抗が低くなれば
点火エネルギーの増強に繋がることを示しており、
アーシングを全面否定するものではありません。
Posted at 2010/05/13 17:58:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | パーツの効果推定 | 日記

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