今回は点火装置の製作!
の前に少しだけマイカーの進捗状況
板金屋に入って修理が始まったようです
大物部品の手配も何とか出来たので、修理自体は出来そうです
良かった良かった
さて本題、そのうち作ろうと思っていた点火装置を製作します
この手のセミトラは作ったことあるので今回はパス
単純にトランジスタを使ってオンオフするだけなので面白くない
出来ればドエルタイムコントロール付のフルトラを作りたいところですが
私の知識と技量では出来そうもない
PIC等のデジタル回路が良く分からない💦
アナログ回路しか理解できんW
なんな訳でフルトラは諦めてCDIを作る
まずは条件を決める
電源は12V・・・8~16Vで動くDC式
点火信号はポイント又はフルトラの12V信号で動く
ようはサニー等の車に後付けで追加できるタイプのCDI
簡単に考えるとDCコンバーターで昇圧して200Vぐらいを作って、コンデンサに蓄えて
サイリスタで開閉して、イグニッションコイルに送って、火花を飛ばす
今回はこんな感じにする
赤〇の所が昇圧回路、今回は電源装置によく使われるシングルフォワード式を採用
専用の制御ICを使うので製作も設計も簡単
JRCのNJM2374Aを使う、昔は2360を使ってましたが、ここ数年は2374を好んで使ってます
電子工作を始めたころはTL494使ってましたが、今時これは無いでしょうw
このICでMOS-FETを駆動する、バイポーラトランジスタを使ってやるとドライブが大変なので
今回はFETを使う
チョークコイルを使ったチョッパ式だと、大電流かつ高電圧なトランジスタを使わないといけないのでやめる
こういう時はトランスを使った方が、部品の選定も楽だし効率も上げやすい
なのでトランスを使ったフォワード式、シングルにするとトランスを巻くのも簡単♪
青〇の所は開閉回路、サイリスタを使った簡単な物にしました
今回はフルトラ等に追加する形なので、サイリスタのドライブ回路はトランジスタ等使いません
そこに、サイリスタ動作中に昇圧回路が停止するように制御を掛ける
試しにこれで作ってみる
使い慣れた昇圧回路に、簡単な開閉回路をくっ付けただけですね
今回は初CDI製作なので冒険はやめましたw
まずは回路図を設計する
手持ち部品や入手性、値段などで適当に決めました
良いか悪いかは知らん
次にトランスを作る、今回の製作で一番手間のかかる所かと思う
今回は設計で昇圧比を20倍に設定したので
一次側12回
リセット12回
二次側240回
この巻き数で行きます
使うコアは
TDKのPC40EER42-Z、このコアは芯が丸いので導線を巻きやすいです
本来こんなに容量はいりませんが、小さいと巻きにくいので大き目を採用
まずは一次側とリセット回路を巻く
手持ちの関係でAIW 1.0㎜ を2本束にして巻きました
巻き終えたらワニスで固める
その後絶縁テープを巻く
今度は二次側を巻く、こちらは手持ちで良さそうなのが無かったので購入する
PEW 0.4㎜ と0.5㎜を用意する
計算上0.5㎜で大丈夫なはずだけど、結構ギリギリになる、もしかするとコアが入れれないぐらい太くなる
念のため0.4㎜も作る事に
0.4㎜で一層50回で5層の250回(多少のズレは気にしない)
0.5㎜で一層40回で6層の240回
最初に0.4㎜で製作、多少余裕があったので0.5㎜でも製作
0.5㎜でこのぐらいになりました、結構ギリギリw
手巻きなので綺麗に出来ないし、時間もかかる
絶縁テープを巻いて、コイル部分は完成
因みに一層事にワニスで固め、絶縁テープを巻いてます
コアを入れて、ワニスで固めて完成
今回は左側の0.5㎜の方を使います
0.4㎜の方は・・・何かに使えるかな?
今回はここまで
次回は組み立て編
Posted at 2023/03/26 23:06:21 | |
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