
開幕前の合同テストを直前に控え、各F1チームが次々と2022年型の新型F1マシンを発表していますね。
まだ全チーム発表を終えていませんが、今日迄に発表された新型F1マシンを少しアップしてみます。
この2022年型からは、今までよりも更に厳しいレギュレーション下となり、マシンデザインの自由度がかなり狭まれるために各マシンデザイン上は大きくは変わらないという大方の予想でした。
特に、これまでダウンフォース発生の多くを受け持っていたフロントウイング及びリアウイングは、ウイングでのダウンフォース発生を抑制し、追い抜きをし易くする為の後方気流改善を目的にかなり簡略化されたのは見た目にも大きな変更点ですね。
その代りに、
フロアベンチュリのグランドエフェクトによるダウンフォースを稼ぐ方法が復活となりました。
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フロア下からの図ですが、如何にも効きそうですよね!
真新しさもあり興味津々な部分でして、各チームどんな工夫を凝らしてデザインされているのか、とても気になりますね。
その他、
ホイールサイズが13インチから18インチへ変更されました。
18インチの方が市販車との関連があるというのが大きな目的らしいですが、単純に大きく重くなりますし、サイドウォールで受け持っていたサスペンションとしての機能も確実に減るので、新型F1マシンはサスペンションの開発が肝となりそうですね。
それでは新型を。
メルセデス AMG W13
3年振りに復活したシルバーアロー。
サイドポンツーンの小ささが目立ち、エンジンカウル後部からフロアまでかなりすっきりしています。
今年も速いんでしょうね。
レッドブル R18
サイドポンツーンの大きさは、これまで発表があった中では比較的大き目。
黄色いフロントノーズなのもあり、視覚的にノーズがとても長く見えます。
カウル後方の
HRCのロゴは嬉しいですね!
実戦マシンは大きく違うという噂も有りますが果たして。。。
フェラーリ F1-75
フェラーリ創設75周年からくる車名だそうです。
車名の一貫性の無さは相変わらず(笑)。
エントリーダクトは横長に、細めのノーズ先端、サイドポンツーン上部は窪んでいて更にルーバーが無数あります。
厳しい制約がある中、デザイン的にはこのフェラーリの新型マシンは個性を大きく感じますね。
カラーリングも80~90年代前半の真紅&黒を模したものへと回帰、これに喜んでいるフェラーリファンは多そうですね。
マクラーレン MCL36
他チームと比べ、比較的オーソドックスなデザインとなったマクラーレン。
ノーズは短めで、サイドポンツーンはアンダーカットも殆んど無く大き目。
レギュレーション変更初年度という事で大きな冒険はしたくない表れでしょうか。
オレンジ&ブルーのカラーリングはマシンが変わっても継続。
アルファタウリ AT03
エントリーダクト下の抉れ、そこから後方まで続くアンダーカットが強烈ですね。
レッドブル同様に長そうなノーズと、HRCのロゴはカウル後方にありますね。
これまで同様の紺&白のカラーリングも継続で、マシンデザイン的にも個性が感じられ私的に1番カッコ良いなぁと感じるマシンです。
角田裕毅には頑張ってもらいたいですね。
アストンマーチン AMR22
フェラーリ同様、ポンツーン上部に無数のダクトが設けられています。
勿論排熱の目的もありますが、これだけ多いと空力的に何か意味がありそうですね。
四角いエントリーダクト横には半円のダミーダクトの様なものがありますが単なるカラーリング?
アストンらしいブリティッシュグリーンの車体には黄色い差し色が映え美しいですね。
今年のアストンは速そうですね。
ウィリアムズ FW44
美しいブルメタのカラーリングとなった老舗ウィリアムズ。
ここ何年かの中では1番良いカラーリングだと思います。
丸みを帯びたノーズが特徴的ですね。
大変革の今年、飛躍となるか注目のウィリアムズですね。
アルピーヌ、アルファロメオ、ハースはこれから発表ですね。
今年から大きく変貌するF1マシンですが、
普通にカッコいいじゃん! ですね。
ホイール径が18インチになったのと、凝りに凝っていたフロント&リアウイングも簡素化され、複雑怪奇なバージボード周辺もかなりスッキリし、モノコックから急激に下がっていたノーズもなだらかに下がる様になり、
第一印象としては間違いなく良いですね!
こうして発表されたマシンを見ると、そこかしこに各チームオリジナルティが見受けられ、やはりF1マシンはこうでなくてはと感じますね。
まずは合同テストが楽しみですが、
今から開幕が待ち遠しいですね!
Posted at 2022/02/21 22:07:13 | |
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