Caterham Upgrades 10

今晩は。

Upgrades 10、です。

Upgrades 9では、今回、My7に使用する、カムシャフト、バルブ等、ヘッド周辺パーツのご紹介と、それらを採用した理由、狙い・・・等を自分なりに検討して、お伝えしました。

それらは、エンジン本体のコンポーネントですが、Upgrades 10では、今回、My7に採用したFUEL SYSTEM・・・その中でも特にスロットルボディに関して、少々ご紹介したいと思います。
・・・冒頭の画像は、R500用の純正ローラーバレルスロットルボディですが、今回、My7のUpgradeに際しても、このスロットルボディを使用します。

・・・スロットルボディは、Duratec用だけでも数多くの種類が出ています。

それぞれ特徴がある訳ですが、ローラーバレルタイプの物は、Caterhamが採用しているTITAN製、それともう一つ、Cosworth製の物の2種類が定番の様です。


コチラがMy7に採用する、TITAN製ローラーバレルスロットル。
但し、Caterham用のスロットルボディには、CATERHAMのロゴが入っています。


そしてコチラが、Cosworth製ローラーバレルスロットル。
ロゴのデザインが良いですねー。


上の画像は、OH作業時の、My7のTITAN製ローラーバレルスロットルボディ。

・・・少し調べたところでは、この2種類に性能的な優劣はあまり無さそうです。ただ、TITAN製は2気筒分のスロットルボディが2体一組で4気筒分となっているのに対し、Cosworth製は、1体で4気筒分の吸気を行うようになっています。


デザインはCosworth製の方が良さげですが、メンテナンス性はTITAN製の方が上の様な気がしますが、どうでしょう・・・。


・・・続いて、バタフライタイプのスロットルボディです。


コチラは、TITAN製のDuratec用スロットルボディ。
メカニカルな雰囲気は、バタフライタイプの方がより強く出ていますね。


そしてコレは、SBD製のバタフライタイプスロットルボディですが、このインテークマニホールドの異様な長さをご覧ください。
・・・詳しい理論は知らないのですが、最近、よく見掛ける様になりました。
別のメーカーからも、これとよく似た、シャフトレススロットルボディが販売されています・・・何だかマニアックで気になるのですが・・・。

今、お世話になっているFactory に尋ねたところ、「パフォーマンス優先なら、ローラーバレルで決まり」・・・と言うご回答を頂いておりますので、あまり詳しく調べていません・・・。

・・・今回のUpgradeに於いて、エンジン関係は・・・、

・シリンダーブロック・・・Duratec 2Lベースでのフルスペック。

・シリンダーヘッド・・・ストリートチューンでのほぼ限界仕様。

・・・というイメージで製作していますので、エンジン本体以外の部分も、それに合わせてUpgradeしていますが、ことスロットルボディに関しては、R500用ローラーバレルスロットルボディがBest・・・と言うのが、Factory から伺った結論です。

・・・但し、コレもまた、分解・清掃・微調整・・・と言った作業を伴う事は、勿論ですが・・・。

・・・以上、特に変わったことはしていませんが、今回、My7に採用するスロットルボディに関してのご報告でした・・・。

・・・では、また近々・・・。