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最近、母の実家の隣に茶屋のようなものができた。

「 家族で一度寄ってみようか」なんて話をしていた。

エスプリのクラッチレリーズの調整をしたまま放置して確認をしていなかったので、午後から調子を確認しながら茶屋に行ってみることにした。


バックギヤにもギヤ鳴りせずに入るようになったし、以前のフィーリングに戻った。

4キロほど走ると茶屋に着いた。こじんまりとした店内に入り、『こんにちは〜、何が出来ますか？』と聞いて振り返った店員さんの顔を見て驚いた。

な、なんと‼︎元カノ〜〜‼︎、汗💦
と言っても、50代のおばさん(失礼(^^;))である。

僕は焦って何を言っていいか分からず、『あっ、そういうこと？』と言うのが精いっぱい💦

彼女は『あ〜〜っ、久しぶり〜〜、うん、私と娘で始めたの』と明るく答えた。
笑顔が可愛い子だったが、それは変わっていない。

彼女とはよく気も合って5年ほど交際したのだが、ある事情があって別れることになった。10年ほど前にコンビニで一緒になった時も、2人とも商品棚の方を見て視線を合わせることなく、言葉を交わして別れた。

団子3本と清涼飲料水を注文した。

焼きあがるまで、テーブルに着いて話をした。向き合って話をするのは・・・・35年ぶりかな？

話を始めると最初のぎこちなさは何処へ行ったのか、懐かしかった思い出話が出てくる。

エスプリの調子を見るために、ここまで来たことを話すと、ぜひ車を見せて欲しいと言う。『古い車だよ』と言って見てもらったが、『凄くいいじゃん‼︎うん、いい!』と褒めてくれた。




僕は頭をポリポリ掻きながら『いい・・かな？』と照れて答えた。

彼女はクルマが好きで、ドライブに行くと僕のクレスタを運転したものだった。結構運転は上手な方だったので、僕は助手席で彼女が運転するのを眺めていた。


彼女は僕に『これからは好きなことをして、元気でやって欲しい』と言ってくれた。

エスプリを褒めてくれた元カノに感謝。

そして、安月給なのに好きなクルマに乗ることを、『替えたら〜〜(¬_¬)』と言いつつも許してくれる家内に感謝である。

ちょっとだけ甘酸っぱい思い出がよみがえった、おぢさんのお話でした。