無常な日常(百人一首の正体・吉海直人/角川ソフィア文庫)
ふと本屋の店先で手に取った新刊の文庫本でしたが、いざ買って家で読み出すと内容が実に本格的な学術書風に書かれていて歴史から構成、異本及び近年の新発見から始まり文学的探求と話は飛び色々あって最後にようやく全ての撰歌の解釈が出て来るという意表を突かれる構成でした。ありふれたものの中に実はすごく奥の深い世界がありました。最初が少し取っつきにくいのですがそこを過ぎれば徐々に面白い内容になってきます。SamSも著者がこれほど百人一首を学問的に深く研究している方だとは知りませんでした。(後で調べたら多くの百人一首に関する著作がある斯界の権威だと分かりました) 知的好奇心のある方にはオススメの一冊です。映画「ちはやふる」の競技用カルタの歴史的解説の一節も興味深いものでした。さて百人一首を読み解くと見えてくるという藤原定家晩年の野望とは一体.......?
無常な日常(読書・青空文庫) 

無常な日常(エストニア紀行・梨木香歩/新潮文庫)
本屋の店先で何回もこの本を見ていましたのである日ついに買い求めました。エストニアという国はバルト3国の一つですがバルト海を隔てた対岸フィンランドと民族的に近い国です。SamSは数十年来の北欧フリークなのでこの紀行文に興味を感じました。本が薄かったのもすぐ読み終えられそうで好感しました。家に帰り読み出すと著者があの「西の魔女が死んだ」の作者であることに(今更ながら)やっと気がつきました。そして徐々にその内容に没入して行きました。渡りをするコウノトリを追いかけての旅であったそうですが、SamSにもそれが一期一会の楽しげな紀行であったらしいと分かりました。少し付いている写真の頁(これが実に良い)もその場の空気を良く写し撮っています。旅の内容は多少小説家らしい部分もありますが、結構正直な描写で好感が持てました。
無常な日常(姫神の来歴・高山貴久子/新潮文庫)
薄い文庫本だったのですぐに読み終えられそうだしタイトルが気になったので本屋の店先で買い求めました。「古代史を覆す国つ神の系図」という副題に惹かれたのが昨年末頃の話。....で、やっとつい最近になって手に取ってみた訳ですが後悔しました、何故もっと早く読まなかったのかと。記紀*を知らないとやや難解かも知れませんが実に面白い内容でした! 日本書紀と古事記では同じ神々でも名前が別で出て来たりします。そしてその同一神の別名を追って行く、という手法で巧妙に隠蔽された真実を探ろうという訳です。日本各地にある神社の祭神を追って飛び回ると少しずつネタが挙がってきます。その結果出て来たこととは........同じ神を名を変えて登場させて歴史の敗者の無念を述べている(と思える)ことが分かり、神話時代の話ですがなかなか怖ろしい推理が成立して行きます。信じるも信じないも読者次第ではありますが.......おっとネタバレ注意で内容の紹介はこの辺で。
無常な日常(談志楽屋噺・立川談志/角川文庫)
(立川談志風に)|
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