
ここ二十年ほどは読書はずっと文庫本です。何故なら本は嵩張るのである時以来諦めて買い求めるのは文庫本だけにしました。本を大事に保管するタイプなので空間的に無理です。最後のハードカバーは宇月原晴明氏の「安徳天皇漂海記」で、前作の「黎明に叛くもの」と一緒に持っています。以来文庫本も貯まって数百冊、一部屋を占領しつつなお侵食中です。(^0^;) 最近読んで印象に残った文庫本を紹介します。
立川談四楼氏の「
談志が死んだ」が意外に読み応えがありました。噺家としては談志以外の立川流の噺家はあまり存じ上げません。志の輔を「ためしてガッテン」で知っている程度です。しかし談志は古くからのファンで私は「笑点」の司会者時代(円楽より前)を知る者です。彼は三十代でとんでもなく噺の上手い人(江戸っ子なら
シトと発音してね)だったので入れあげたクチです。高座を聴いたのは十回くらいでしたが「芝浜」や「死神」など絶品の噺をイロイロ聴けたのは最高でした。大体談志のファンというのは談志本人に入れあげてるのであって一門衆には興味も無い、とはよく言われることで自分もそうでした。談四楼師の噺は多分聞いたこともありません。(昔の落語会で談志が弟子を連れ歩き高座で話す機会を与えたのは事実なので或いは寸志の前座名の頃に聞いたかも) しかしこの人、小説家としてはかなりの力量の持ち主です。師匠も多作多芸な人でしたし著作も多くありますが、その談志が
小説ならおめぇだ、とお墨付きを与えたとか。
本の題名が回文(下から読むと...)となっているのがシャレ心を感じさせます。しかし、内容は......怖) おっとそれは読んでのお楽しみと言うことで。一応は噺が、いや話が時を前後しながら進んで行くのですが読み進むにつれて深く考えさせられます。自身が業界で有名な或る事件の当事者となり、その経緯を裏から説明しながら核心に近づきます......ワンコイン程度の娯楽としては充分満足なものです。
クルマの話題:
今日の午前中に愛車が二年目の点検を終えて帰還しました。担当がEワゴンに乗りメカニックの方がCLAを運転してきてくれました。メカの人がEに乗り込んで帰社する訳です。ちょっとお手間を取らせましたが大変ありがとうございました。各種法定点検項目のチェックは特に異常も見られなかったそうです。ただ前の右タイヤ内側がやや左側より大目に減っていたそうで見積もりも一緒に手渡されました。笑) それについてメカの方から昨夕に電話を頂いていましたが、私の「アライメントに何か...?」という問いに即答で基準値内と答えたので取りあえず様子見ということにします。ホイールのローテーションもして頂いたのでまたフロントのトレッドも多めになったと思います(おぃ)。多分1年後の車検時までには箱替えもありそうなのであと少し大事に乗るつもりです。
整備簿を見るとエンジンオイル&オイルフィルター、ワイパーブレード、ブレーキオイル、エアコン・コンビネーションフィルター、エアクリーナー・エレメントがメーカー指定の交換品目のようです。ワイパーの刃などは新品のままトランクに詰めてありました。フロントスクリーンのコーティング加工がまだ効果を発揮しているので交換はしていなくて、MyDに持って行けばいつでもその場で取り付けてくれるそうです。もっともこのくらいなら自分でやれそうですけど。
そのまま家族を乗せて昼食に出掛けましたが(乗るのは数週間ぶりだ)、乗り味に不満などある筈もありません。オイル交換の効果は充分に感じられました。
Posted at 2015/11/12 21:34:13 | |
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