SamSのブログ一覧

皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

ところで本日は辛口の内容となりますので皆様心してお読み下さいますように....<(_ _)>

　コーポレイト・ガバナンス(企業統治)上で忘れられない出来事があります。一昔前の話ですがカネボウの粉飾決算に当時の中央青山監査法人が加担していたことが2005年に発覚して金融庁から2ヶ月の全面的業務停止処分を受けました。旧中央青山は当時大手監査法人の一角でしたが以後みすず監査法人と名を変えて再出発を図るも評判ガタ落ちで結局2007年央に解散となりました。この時約1000名のメンバーが転籍した先が今回東芝の監査を巡って金融庁傘下の公認会計士・監査審査会の処分を受けた新日○監査法人でした。東芝は何度も記者会見を開いて途中経過も報告してきましたがここは処分を受けるまで沈黙を守り、やっと1月末の理事長辞任を発表しましたが会見は無しでこれでは説明責任を果たしたとは到底言えません。処分内容は大変重いもので業界初の課徴金(21億円)、新規契約の業務停止3ヶ月、業務改善命令の3点セットでした。ここが担当していた上場企業の社外取締役は今後監査先のすげ替えを役員会で提起することになるでしょう。でないと自身の職務怠慢に該当しかねません。ゆえにこの先はイバラの道です。今回の出来事はいやでも前回の事件を思い出させます。果たして歴史は繰り返すのか、自分も小さいながら一介の市井の投資家として注意深く今後の行方を見守るつもりです。
小難しい内容で大変失礼いたしました。　　　　m(._.)m


以下は参考までに↓

企業統治の専門家、郷原信朗氏は自身のブログで両社を非難しています。

そして後に出たブログからは、かなり深い闇の存在を示唆....大汗)

1/2(土) 10:36 追記：　ここ数年ワタクシは全く東芝株の売買はしていません。念のため。