
朝になり部屋のガラス戸を開けてベランダの外に出ると雲もあるものの晴れてました。今日はドライブ日和となりそうです。
本日の目論見は再び国道を下田まで降りて昨日行けなかった石廊崎から先を海岸線沿いに西伊豆をのんびりドライブしてみようと思います。さてどうなることやら.....
ホテルの朝食の様子は
ここで。
軽い食事ですが家族だけで個室でゆったり食事ができたので満足しました。
鍵をフロントに預けホテルを後にしたのが9時半過ぎ。昨日と同じ風景を眺めながらただ南下します。下田手前でまた後席から雑音が届いてきました。隣に座る娘に命じて彼女のiPhoneから妻の好きな音楽をBlueTooth経由で流してもらいました。月幾らでサブスクリプションを契約してるようなので.....(オヤジはケチなので縁がありませんw)
しかしこれには欠点もあり、下田の先からは家も減って携帯の電波が届かないで沈黙してしまうことが多くなりました。この分では西伊豆一帯は似た状態でしょう。SamSのSDカードを押し込んで聴き慣れた(聞き飽きた?)曲に替えます。普段はスロットにSDを挿入した状態で必要に応じて人差し指で押し込むだけのイージーなBGMです。
石廊崎も今の自分にはちょっと厳しいので素通りしました。長い距離を歩くことになるし、階段を上るのはもう無理です。石廊崎の先の展望台で一休み。

景色は昔から変わりません。石廊崎からの観光船がこの小島の間を通るのが以前乗った時かなりスリリングでした↓

マーガレットラインと呼ばれる道はこの先、山間部に入ります。
この辺は昔はすべて舗装されておらず車が埃だらけになったものです。それどころかいつも何処かで土砂崩れがあり、全線開通していない時期の方が多かったです。
やがて海に出るとそこが妻良(めら)、学生時代サイクリングで民宿に泊まりましたが何もない場所でした。夏だったので夜に海に入り抜き手を切るとぼうっと体の回りが夜光虫で明るくなって幻想的でした。(夜の海に入るのはコワい)
この先の波勝崎(はがちざき)にはやけにアグレッシブな野生のサル達がいて餌を取りに歯を剝いて向かって来たものです。(いずれも50年近く前の話なので今は知りませんが)
山の中から急坂を下ってゆくと海に出て雲見(くもみ)、石部(いしぶ)、岩地(いわぢ)の温泉ですがろくに店もなく民宿がある程度。この辺から道路は彫刻ラインと名を変え諸所に白い彫刻が飾られています。下の写真は松崎の手前で雲が出てきてます。

松崎手前で車を停めてみれば駿河湾の向こうに対岸の静岡や焼津が見え、雪を冠した南アルプスの光(てかり)岳や赤石岳が遠くに見えます。

松崎に入り、
伊豆の長八美術館に娘と入りますが、妻は腰が痛いといって車に残りました。なにやら良からぬ予感が..... 娘が妻に同調せずSamSと共に美術館に行くので戻ってからひと騒ぎあるかも、と予告するとそれだからパパはいけないんだとたしなめられました。アチャー!

鏝絵(こてえ)といって漆喰の芸術作品を展示していますが備え付けの虫眼鏡で見ないと分からないものもあります。楽しんでからさあ出発です。
するとすぐに妻が薬局でタイレノールを買いたいと言い出し、皆で薬局探しを始めますがこの辺にあるとは思えません。(薬は後で調べたら鎮痛薬の名前らしいのですが、明らかに詐病だと思えました。痴漢と同じで訴えるだけでいいんです、いい迷惑ですが)
この先は小さな集落くらいで何もありません、堂ヶ島温泉も大きなホテルが数軒あるだけ。田子(たご)はバイパスで素通り、その先の安良里(あらり)も同じ。宇久須(うぐす)はやや大きいのでゆっくり走りますが見つかりません。後ろで妻が苦しそうな声を上げるのでここで停車して無理やり外に連れ出します。何だか腰が痛いのか頭が痛いのかも分からなくなって来ましたがここで数分休憩してまた走り出しました。
恋人岬も通過し時々見晴らしが良くなる山間部を走ります。土肥(とい)まで行けば何とかなるだろうと声を掛けるうちにやっと到着、すると早速セイジョーのサインが目に入りました! 海際に停めてミネラルウオーターと薬を購入して飲ませました。少し休憩です。
時間は1時過ぎ、出発してランチの場所を探すも寂れかけた温泉街です、こじゃれたレストランなどありそうもないのでふと目に付いた
土肥金山の施設に車を乗り入れました。以前は古臭い施設でしたが駐車場からしてキレイになってました。ここの2階のレストランで軽いランチをすませてから1階の喫茶店で金箔入りソフトなど舐めてみました。2時半頃です。
考えた末二人に西伊豆海岸線ドライブはここでギブアップ宣言、残念ですが戸田(へだ)を通って大瀬崎(おせざき)を巡り内浦まで行くプランは打ち切りました。最愛の妻の調子が思わしくないので仕方ありません(笑って騙されることにしようw)。
もし機会に恵まれれば次回に再チャレンジです。
ヘンな話ですが昨日妻は山を越える道は断固拒否の姿勢でした。何故なら私が自分の予想以上の速度でコーナーを回るのが嫌なのだそうです。下りはしっかり一つ二つ下のギアを使ってエンジンブレーキを効かせているのが五月蝿いだけで何故フットブレーキをしっかり踏んで減速出来ないのかと不満らしい。
私はほとんどフットブレーキを踏まないのですがきっと妻はエンジン回転数が落ちてもブレーキを踏んで高いギアのままコーナーを抜けるのが好みなのでしょうし、何があってもギアはATのDレンジ(MBだとCモード)から動かさないのでしょう。(運転の多様性を学んで欲しいゾ)
土肥から伊豆高原に出るには嫌でも西伊豆バイパスから土肥峠越えをして下田街道に出て南下して天城越え若しくは冷川から一碧湖へ抜けるしかありません。妻の大嫌いな山道なのですが、実に不思議なことにこの先奇声を上げることも痛がる様子も全く見られませんでした。薬を一瓶飲み干したのでしょうか?
帰路ずっと二人は静かに寝息を立てていた事にしておきましょう。(笑)
予想外にスイスイと進み午後4時頃には宿に戻れました。オーナー用の駐車場に一台分空きを見つけて早速ひと風呂浴びてきました。
今宵の夕飯は6:45から洋食の「ラ・ペール」で鉄板ビュッフェです。
夕食はあまり写真を撮らなかったのですが
ここで。
今晩は大晦日なので部屋に戻って皆で某公共放送の歌合戦番組を鑑賞。
10時からサービスで年越しそばの振舞いがあるのですが、満腹したので辞退。もうこれ以上食べられません。ずっとテレビ鑑賞。
明日の朝はカフェテラスが宿泊客に開放されるのでそこで初日の出を眺めるつもりです。さて見られたでしょうか?
(三日目に続く)
注)
伊豆には難読地名が多いのでふりがなを入れておきました。お楽しみ下さい。
Posted at 2019/01/06 17:32:18 | |
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